藤井香愛が輝く新曲「一夜桃色」~魅惑の桃色、青色、一夜色~
しっとりと、かつ奥行きのある歌声を響かせて、藤井香愛が新曲「一夜(ひとよ)桃色」を歌っている。インパクトあるタイトルのとおり、色気漂う大人の女性の恋愛ソング。印象的な歌詞と一味違う曲調が耳に残り、力まず歌えるのでカラオケのレパートリーに入れたくなること間違いなしだ。デビュー4年目の2022年は、5月22日に地元の東京・なかのZEROホールで2回目のソロコンサートを開催する。この新曲を多くの人に届けながら、飛躍の一年にしたいと意気込んでいる。
「一夜桃色」のタイトル、素敵です
実は新曲のタイトル「一夜桃色」は、発表する直前に変更となったんです。元々のタイトルは「彩りの時」でしたが、作曲の幸耕平先生とレッスンしているとき、たまたまタイトルについての話となり一緒に考えさせていただく機会がありました。高橋真梨子さんの「桃色吐息」を連想する方も多いと思いますが、「一夜桃色」も素敵だと思いませんか? カッコよくて覚えやすいタイトルになり、ファンの方の反応も上々です。
ちょうど私と同じくらいの女性が主人公の作品なので、等身大で歌っています。かつての恋愛を思い出しながら、初恋のときと同じような気持ちで新たな恋を実らせようとするストーリー。どなたも自分のことと重ね合わせながら聴いたり、歌ったりすることができます。
歌詞、メロディーともに魅力的なのが、サビの「桃色 青色 一夜色」の部分です。桃色、青色とリズミカルに続き、最後の一夜色に続きますが、一夜色ってどんな色なんでしょうね。私の歌い方ひとつでいろいろな色に変わっていくんでしょうが、聴く方のイメージで自由に連想していただいていいと思います。カラオケでも想像力豊かに歌ってください。
レッスンから帰るときはいつもスキップ!?
メロディーですが、サビのあと、終わりかなと思わせて終わらない曲の流れがまた特徴的で、ワンクッションあってエンディングへ。数多くのヒット曲を手がけてこられた幸先生ならでははだなあって、おこがましいですが、感激しました。先生のもとに通って2年になりますが、今の私のレベルで一番歌いやすい楽曲をつくってくださいました。
余談ですが、私、生まれたときの「おぎゃ~」っていう声がめちゃめちゃ太い、低音なんです(笑)。声変わりしてさらに低くなり、デビューしたときはそのまま低音ボイスで歌っていました。でも「一夜桃色」は中音域と高音を使っていて、幸先生が「今、そこがもっとも響きがいい」と言ってくださいます。
音域の広がりが実感でき、レッスンへ行く前は緊張しているのに、帰るときは自分の変化がよくわかっていつもスキップして帰りたくなる気分なんです(笑)。若い頃の松田聖子さんの声に近いねって言われることもあり、もう少しハスキーな声を出したいなど日々勉強ではありますが、アイドル系の曲なども含めてレパートリーをどんどん広げていけたらいいなと思っています。
「名残りの恋」は色気たっぷりに!
カップリング曲「名残りの恋」はしっとりと、とても耳障りのいい優しい曲です。懐かしいメロディーだなというのが最初の印象でしたね。かつての恋を振り返り、思い出の場所を歩いて、それが時間の経過によって自然と自分の中に受け入れられていく。こちらの歌詞もイメージしやすく、私自身はこの曲をデモテープで聴かせていただいたとき、「今までの恋愛が全部成仏した!」って思いました(笑)。
それを言ったら幸先生に大笑いされちゃいましたが、それくらい過去の胸に詰まっていた思いが解放されてスッといなくなった、そんな感じだったんです。聴いてくださる方も、ぜひこの曲でかつての恋を成仏させてほしいです(笑)。
作詞の及川眠子先生は言葉にとてもこだわりをお持ちで、「名残」でなく「名残り」。三文字を必ず使われ、そこに思いをかきたてるような世界観の広がりを感じます。歌詞の中に大人びた言葉が多数並び、今回初めて先生に作詞を担当していただくことができました。先生方に感謝し、大切に歌っていきたいですね。
「一夜桃色」も「名残りの恋」も、力まず語るように歌うのがポイントです。一度、歌詞を朗読してみると歌いやすくなるかもしれません。そのイメージで「一夜桃色」は優しく歌い出し、サビは振り付きで盛り上げて、いったん落ち着かせてから最後の小さいサビをしっとりと。優しく置きにいく・・・って感じでしょうか。最近のマイクは性能がいいので大きい声で歌わなくても大丈夫。色気たっぷりに歌ってください。
(文=藤井利香)
5.22 藤井香愛 セカンドコンサート開催へ
2018年に令和の歌謡歌姫(ディーヴァ)としてデビューした藤井香愛。昨年7月に東京・中野区の野方区民ホールで「デビュー3周年記念ファーストコンサート~中野より愛を込めて~」を開催。2022年5月22日には、なかのZEROホールでのセカンドコンサートを予定している。
ファーストコンサートを2021年7月に地元で行いました。コロナ禍で準備期間も短かかったですが、やはりイベントやライブとは違う喜びがありました。1曲目「その気もないくせに」では感激と緊張で音が取れず、慌ててしまって・・・。
11月にその映像を収録したDVDを発表しましたが、「やだ、音痴やん!」と、もうお恥ずかしい限り。でも、あえてそのまま収録し、今後また振り返ったときに感じるものがたくさんあるのではないかなと、そんなふうに思っています。
山口百恵さんのラストコンサートを担当された宮下康仁先生(※)が演出をしてくださったというのもうれしかったですね。百恵さんもラストコンサートでは、「曼殊沙華」を歌うことに強い思い入れを持っていたそうで、私も百恵さんファンとしてこの曲をぜひにと思い、心を込めて歌わせてもらいました。
ほかに幼少期より練習していたタップダンスも披露しています。ダンスやバレエなどたくさん習いごとをしていたのですが、今後もタップダンスを始めダンス系はコンサートで取り入れる予定です。歌と合わせて、皆さんに楽しんでいただけたらと思っています。
2回目のコンサートは5月22日です。ぜひ、足をお運びください。そして2022年、4年目の藤井香愛。どうぞよろしくお願いいたします。
※構成作家/演出家。『ステージ101』、『レッツゴーヤング』など数々の人気番組の企画・構成・演出を担当。沢田研二、西城秀樹、山口百恵、岩崎宏美、五木ひろし、石川さゆりなど多数の人気歌手のステージを手がける。とくに山口百恵はデビューからファイナルまで担当した。
※5月22日開催の藤井香愛セカンドコンサートの詳細は所属事務所ホームページで更新される。
▶FUKIエンタープライズ
2022年1月12日発売
藤井香愛「一夜桃色」
Profile
藤井香愛(ふじい・かわい)
1988年7月26日、東京都生まれ。小学2年からダンスや歌のレッスンを始める。小学校2年生からダンスレッスン、ボイストレーニングを始め、高校時代には読者モデルを経験。2008年には東京ヤクルトスワローズ公認パフォーマンス・アーティスト「DDS」に参加。公認サポーターソングを歌うユニット「DAD’ S」ではメインボーカルを担当。同時にソロ歌手を目指していたが、なかなかうまく行かず、夢をあきらめかけた時に親友から「何も行動を起こさずにやめないで」と言われ、2017年に「徳間ジャパン×ラジオ日本オーディション 歌姫、歌彦を探せ!!」に挑戦。ファイナリストとなったことがきっかけで、2018年「東京ルージュ」で念願のデビューを果たす。キャッチコピーは”新時代“令和の歌謡歌姫(ディーヴァ)”。2021年7月には東京・中野区の野方区民ホールで「デビュー3周年記念ファーストコンサート~中野より愛を込めて~」を開催。コンサートではタップダンスを初披露した。2022年1月には4thシングル「一夜桃色」を発売。同年5月にはセカンドコンサートの開催が決まっている。日ごろから美容に関心が高く美肌で有名。SNSでは「#かわいごはん」でプロ顔負けの手作り料理を掲載している。かわうそ好き。日本けん玉協会のけん玉道五級。
藤井香愛オフィシャルブログ「かあいじゃなくて!かわいです」
藤井香愛公式Twitter
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