福田こうへいが「一番マグロの謳」歌碑除幕式に参加。本州最北端の地で決意も新たなに熱唱
福田こうへいが7月3日、青森県下北郡大間町で行われた「一番マグロの謳」の歌碑除幕式に出席し、決意も新たに同曲を熱唱した。
2022年にリリースされた「一番マグロの謳」は現役マグロ漁師である熊谷義宣(ヨシ)さんが作詞を手がけた作品だ。マグロの一本釣りを紹介するドキュメント番組のファンだった福田とヨシさんが福田のコンサートで偶然に出会ったことで交流がスタート。ヨシさんが書いた詩を福田が作曲家の四方章人氏に委ねてできあがった。
除幕式には福田こうへい、熊谷義宣さん、作曲家の四方章人氏、青森県議会・大間町議会議員らが出席。町民ら含め約200名が参加した。
式典のスタートは正午。町内放送の防災行政無線で「一番マグロの謳」のメロディーが風に乗り流れ始めると、歌碑発起人代表であり大間埼商店会組合の横山一夫組合長が挨拶。「一番マグロの謳」の歌碑が大間埼にあれば「全国から福田こうへいさんのファンが来るよ」と、福田ファンから提案されたことがきっかけとなり、組合長自ら大間町に陳情書を送付。今年5月に青森県より建立の許可が下りたと明かした。
歌碑の裏側には、歴代の一番マグロを獲った漁師23名の名前が刻まれている。その中には大間のマグロを全国的な知名度に押し上げるきっかけとなり、昨年9月に亡くなった山﨑倉さんの名前も刻まれている。
「一番マグロの謳」を作曲した四方氏は、3年前に福田から地元の人が書いたという詩を受け取った際に、「内容の素晴らしさに驚きあっという間に曲ができた。まさかその時にはこんな素晴らしい歌碑ができあがるとは思わなかった」と話し、より一層大間が発展してゆくよう願いたいと、祝辞を述べた。
大間町の観光大使を務め、大間が第二の故郷だという福田は、漁師の熊谷義宣さん、菊池一夫さんとの一期一会の出会いと縁について語り、「漁師の皆さんの心意気をこれからも歌に乗せて頑張ってゆきたい」と決意を新たにしていた。
歌碑の除幕は福田を含む関係者6名がロープを引く形で行われ、「一番マグロの謳」の歌詞が刻み込まれ、マグロの鰭を象った黒御影石の歌碑が姿を現すと、大きな拍手と歓声が沸き起こった。
式典の最後には、福田が「北限海峡」、「男の海峡」、そして「一番マグロの謳」の3曲を歌唱。「一番マグロの謳」では3旗の色鮮やかな大漁旗が掲げられ風にたなびく中、福田はいつにも増して力強く歌い上げた。
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福田こうへい「ふるさと山河/一番マグロの謳」
※ジャケット写真は表面と裏面。