第1回キングレコード歌謡コンテスト決勝大会が開催。21歳の中井彩花さんがグランプリを獲得し、水城なつみから祝福。
「第1回キングレコード歌謡コンテスト決勝大会」が10月30日、東京・文京区のキングレコード関口台スタジオで開催され、東京都から参加した中井彩花さん(21歳)がグランプリを受賞。副賞としてキングレコード関口台スタジオでレコーディングできる権利を獲得した。
本大会は、「キング歌謡選手権」の後継として企画されたもの。キング歌謡文化アカデミーが毎年、「キング歌謡選手権」を開催してきたが、コロナ禍のため今年3月に活動を終了した。しかし、「何かそれに代わるイベントを実施してほしい」との要望が多く、新に企画されたのが、「キングレコード歌謡コンテスト」だ。
本大会では、キング歌謡文化アカデミーの会員のみが応募可能だった歌謡選手権とは異なり、誰でも参加できる大会にしたところ、500名を越える応募があり、キングレコードの現役プロデューサー・ディレクターによる一次テープ審査を通過した約100名がこの日の決勝大会に参加。入賞を目指して歌唱した。
キングレコードのディレクター3人が審査員を務めた中、審査員を代表して、審査委員長の宿利剛キングレーベルクリエイティブ本部第一制作部長は、「こうやって対面で直接皆さんの歌声を聴けることを、我々も本当に楽しみにしておりました。この中に、今後の歌謡界の大スター候補がいるかもしれない、と期待しながら一生懸命審査しました。皆さん、人前で歌うことがここ数年ほとんどなかったということで、パワーがすごくて、我々も順位を決めるのが非常に難しかったです。惜しくも入賞できなかった皆さんも、今日ここで歌ったということを誇りに思っていただいて、今後も歌生活に励んでいただきたいと思います」と語った。
審査の結果、グランプリに輝いた中井彩花さんは、「プロ歌手を目指し、これをきっかけに羽ばたきたい」と喜びを語った。
「これまでいろんな大会に挑戦してきましたが、今日がいちばんうれしくて、涙が出ました。のびのびと歌えたと思います。キングさんのスタジオで歌わせていただいて、すごく幸せでした。プロの歌手を目指しているので、これをきっかけに羽ばたけるよう頑張ります!」
準優勝は神通秀機さん、第3位はグエン・タンロンさん、第4位は宮本雅博、第5位は宮本淳一さんが選ばれ、鈴木一弘さんに歌唱賞が贈られた。また審査員特別賞として岡田美穂さん、中島秀代さん、草間泰さん、岡恵美子さんの4人が選出された。
各受賞者には、宿利部長から表彰状が授与されたほか、スペシャルゲストとして参加した、2012年の歌謡選手権でグランプリを獲得し2013年にデビューし、現在、新曲「玄海みれん」が好調の水城なつみから盾が渡された。
なお、今回は、開催決定から決勝大会開催までの期間が半年あまりしかなかったこともあり、レコーディングスタジオでの開催という形になったが、次回は、コロナの収束状況を踏まえながら日程を決定、ホールでの開催を予定しているという。
第1回キングレコード歌謡コンテスト決勝大会
開催日:2022年10月30日
審査員:
キングレコードのキングレーベルクリエイティブ本部第一制作部長 宿利剛さん
同社ディレクター 早野佳代子さん
同社ディレクター 三堀紗英さん
各賞の受賞者は以下の通り
○グランプリ:中井彩花さん
○準優勝:神通秀機さん
○第3位:グエン・タンロンさん
○第4位:宮本雅博さん
○第5位:宮本淳一さん
○歌唱賞:鈴木一弘さん
○審査員特別賞(4名):岡田美穂さん、中島秀代さん、草間泰さん、岡恵美子さん
グランプリには、副賞としてキングレコード関口台スタジオでレコーディングできる権利がプレゼントされた。