ビタミンボイスは健在! 三山ひろし、無観客ホールコンサートで聴かせた真骨頂

三山ひろしが8月21日、東京・保谷こもれびホール メインホールで無観客ホールコンサート「三山ひろしコンサート2020~コンサートで逢いましょう!~」を行い、ステージの上で元気な姿と歌声を披露した。

このコンサートの模様は、公演本編およびバックステージのオフショット映像なども収録されたライブDVDとして11月4日に緊急発売される予定だ。

コロナ禍により2月末の大阪・オリックス劇場での公演を最後に、以降8月末まで計56本のチケット販売された公演が中止または延期となっている。三山にとって半年ぶりとなるステージだが、会場には観客やファンの姿はない無観客コンサートでの開催となった。

「やっぱりちょっと、いつもとは違う雰囲気に戸惑いはすごい感じています。僕は生のライブやコンサートで歌をお届けすることを大事にしていますので、それができないっていうのがつらいというところはあります。ですが、つらいつらいって思っていても仕方がありません。前に進むためにまず第一歩として、DVDも発売になりますのでぜひご覧いただいて、(コロナ禍が)収束した時には僕のコンサートに来てみたいなと思ってくださる人がひとりでも増えたらいいなと思いながら、がんばって挑戦しました」

コンサートは、大きく分けて6つのテーマで構成されており、それぞれ昭和をはじめとする時代や歴史に残る輝かしい名曲や、三山の最新曲「北のおんな町」、「いごっそ魂」や「望郷山河」など、三山のヒット曲の数々で彩られた。

そして、中盤には厳しくも温かく見守り、多くの作品を授けてくれた師匠の作曲家、中村典正氏(2019年逝去)への感謝と惜別の思い、そしてその作品たちを大切に歌い継いでいく決意を語った。

無観客であろうと、ステージに立てばそのビタミンボイスは健在。三山の笑顔を見るだけで、心が躍る。

自粛期間中、はじめのひと月くらいは「休息期間だ」と思っていたという三山だが、長引くにつれて「大丈夫かな」と不安もよぎったという。

しかし、そこは前向きな三山のこと。多趣味としても知られているが、カブトムシの飼育や包丁研ぎ、植木の手入れにプラモデル作りと暇な時間を作らずに過ごした。少しでも自分を高めようとする姿勢はすごい。

「趣味についてはYouTubeのチャンネルやブログでも公開していますが、ただ歌だけはコンサートじゃないと本当の良さは伝わらないので、配信ライブなどは期間限定で皆さんにお見せしています。今日は皆さんに目の前で聴いていただけないのは残念ですが、これも今年だからできることなのかなと。いつか、こんなこともあったね、と思い出に残るようなコンサート、DVDも今だからこそ作れる、記念になるものにしたいと思います」

11月4日に緊急発売されるライブDVD。ぜひ、自宅で三山ひろしの真骨頂を味わってほしい。
 


自宅で三山ひろしコンサートを体感できるDVD発売が決定!

「まさに皆様のご自宅で、コンサートを体感していただけるようにということで、コンサートそのままのステージを観ていただけることと、ステージでは見られない楽屋裏での風景や僕の姿だとかも楽しんでいただけるDVDです。このコンサートは新しい衣装や豪華な衣装も見どころのひとつです。アルバムに入っている懐かしい歌なども新録音することになっていますので、ご覧ください!」(三山)
詳細は、下記サイトでチェック!

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