
辰巳ゆうとがドラキュラ伯爵に変身! 「迷宮のマリア」を歌唱し、“巳年“の来年は新しい風を吹かせたい!
辰巳ゆうとが10月30日、東京・台東区にある日本最古の遊園地・浅草花やしきに初降臨。翌日のハロウィンにちなんでドラキュラ伯爵に変身し、情熱的なラブソング「迷宮のマリア」を披露した。また、西洋風お化け屋敷「スリラーカー」に搭乗し、“お化け対決(?)”をしたが、「やられちゃいました」と恐怖を味わった。
5月に発売した「迷宮のマリア」の好調を受け、この日はカップリングとジャケット写真が異なる3タイプの新装盤が発売されたばかり。カップリング曲は、Dタイプに「下北エレジー Shimokita Elegy」、Eタイプに「誰よりも幸せにする」、Fタイプに「優しくなければ生きる資格がない」が収録される。
辰巳ゆうと 今年は全国4大都市を回るスペシャルコンサートツアーを開催することができ、成人式を上げた会館(大阪・藤井寺市民総合会館)でも歌うことができました。演歌歌手になるために大阪を離れてから胸を張って帰ることができていなかったので、少しは恩返しができたかなと思います。このスペシャルコンサートのスタートはLINE CUBE SHIBUYAでした。台風の影響により交通機関が乱れていましたが、皆さんが会場に駆けつけてくださり、愛を感じた時間でした。夢を持つのは自由です。通りを挟んでNHKホールがあります。目標のひとつでもありますが、大みそかには通りを渡れるように頑張りたいと思っています。
そのツアーでもそうでしたが、アンコールでは皆さんにお立ちいただいて、オールスタンディングの中で「迷宮のマリア」を歌わせていただきました。音を聴いていただくだけではなく、音を通じた楽しみというか、皆さんと一緒に盛り上がった時間でした。これまでの演歌にはない、見たことがない景色を見せていただきました。もっともっとこの曲を大きくしていきたい。
新しく出させていただく「迷宮のマリア」Dタイプのカップリングは「下北沢エレジー Shimokita Elegy」です。一緒になれると信じていたのに、何らかの理由で恋人が亡くなってしまったという切ない一曲。若いカップルのお話ですが、下北沢には二人の想い出が詰まっています。レコーディングでは半泣きしながら歌いました。
今回の(カップリングの)3曲はどの曲も映画やドラマ仕立てになっていて、歌の世界に入り込みながら歌っています。Eタイプの「誰よりも幸せにする」は男性が心の中に持っている気持ちがストレートに表現されています。“誰よりも幸せにする”とは、なかなか口にしづらいですが、二人の大事なとき時にこの曲を聴いてほしいですね。
そして、Fタイプが「優しくなければ生きる資格がない」です。最初、タイトルを聞いたときは怒られているのかと思いました(苦笑)。優しさがない人は、生きる資格がないとまでは思いませんが、人として大事なものが欠けていると思います。自分自身に問い質されている作品でもあり、温もり、優しさを持ち続けないといけないと、すごく考えさせられる作品です。

「迷宮のマリア」Fタイプジャケット
3タイプのジャケット写真も魅力的だが、辰巳のお気に入りはFタイプだ。「迷宮のマリア」のタイトルを聞いたときに、“迷宮”=映画『インディ・ジョーンズ』をイメージした辰巳の要望から、マントを羽織った冒険スタイルの衣裳で写っている。
辰巳ゆうと 『インディ・ジョーンズ』みたいに探検家の衣裳で撮りたいとお願いしました。「迷宮のマリア」のイメージに僕の中ではぴったり合っています。
辰巳は新装盤「迷宮のマリア」を引っ提げて、11月~12月にかけてコンサートツアーを行う。「スペシャルコンサートではできなかったこともやります。雰囲気も含めて別のコンサートになると思います」と、来場を呼びかけていた。
そんな辰巳ゆうとがハロウィンにちなんで選んだ仮装が若い美女の生き血を好む吸血鬼、ドラキュラ伯爵だった。ステージ衣裳を改修した自前の衣裳にご満悦の辰巳は、より吸血鬼に近づくために牙も装着。浅草花やしきで73年続く西洋風お化け屋敷「スリラーカー」に乗車した。
辰巳ゆうと 浅草花やしきに来たのは今回が初めて。いつかお邪魔したいと思っていたのですが、(新装盤発売日という)記念日に来ることができてうれしかったですね。幸せな一日を過ごすことができました。お化け屋敷に入ることは今日知らされました(苦笑)。極力避けてきたのに…。十数年ぶりのお化け屋敷は、こんな力強い格好だったのにお化けにやられました。一人でスリラーカーに乗ったので、恐怖心がより増しました。
ハロウィンで仮装をするタイプではなかったのですが、今日、初めて本格的に仮装してみて、仮装する人の気持ちがわかりました。爽快感があり、今度はプライベートでも仮装したいですね。
ドラキュラの仮装をしたのは、“迷宮”という言葉に“冒険”というイメージあり、またダークな仮装ができるチャンスはハロウィンしかないので、「迷宮のマリア」の雰囲気からドラキュラを選びました。牙もつけていただきました。初牙です(笑)。

21年務めた氷川きよしの専属司会者を卒業した西寄ひがしは現在、辰巳ゆうとの専属司会者として一緒に全国を回る。「中学生の頃からよく知っています。とても野望をもった少年でした。『頑張ってね』と言いましたが、頑張りすぎ。今では私が使われる身となりました(笑)」。西寄はまた「よく食べるし、お酒も強い」と、ステージの外での辰巳の一面も明かした。

ドラキュラ伯爵の仮装で「迷宮のマリア」を歌う辰巳ゆうと。赤いマントはスペシャルコンサートでも着用していたもの。襟を追加で装着するなどして改修し、ドラキュラ伯爵となった。
浅草花やしきの特設ステージでは、ドラキュラ伯爵の仮装のまま「迷宮のマリア」を披露した辰巳。途中で、牙がとれそうになったものの、歌唱には支障がなかったそうで、「今度は自分のステージでも牙を生やして歌おうかな」と笑っていた。
デビュー7年目を迎えている辰巳ゆうとは、演歌第七世代として若手演歌界を牽引する存在で、舞台やコンサートツアーなど多忙を極めている。
「仕事もプライベートも本気が信念。仕事で経験できないことをプライベートで叶えています」という辰巳は、忙しい中でもキャンプや釣を楽しんでいる。
辰巳ゆうと 釣ではハマチを釣ったので、今度はブリを釣りたいですね。出世魚ですから。キャンプではこの前、ガスコンロを忘れてしまったのですが、工夫することでなんとかなるものです。もっと過酷なキャンプもしてみたいですね。
プライベートではずっと飼いたいなと思っていた愛犬と、愛車も手に入れた。
辰巳ゆうと 来年1月9日、27歳の誕生日に写真集を発売させていただきます。お話をいただいたときは演歌っぽい写真集かなと思ったんですが、雑誌『JUNON』の撮影チームに撮っていただきました。伊豆でも撮影があったのですが、愛犬と愛車も初お披露目させていただいています!
今年も残り2カ月となった。“辰”年の今年と“巳”年の来年は、辰巳ゆうとにとって気合いの入る年となる。
辰巳ゆうと 『NHK紅白歌合戦』への出場という夢を一日でも早く叶えたいと思っていますが、僕ひとりが頑張っているというより、スタッフやファンの皆さんが背中を押してくれているという感じです。(紅白初出場に近いと噂される)真田ナオキさんや新浜レオンさんはライバルというより、仲のいい友だちです。一緒に紅白へ行こう、と話しています。三人で年末に向かって頑張ろうと。ですから、二人に負けないように!という気持ちよりも、三人で演歌歌謡界を盛り上げたいと思っています。(新装盤が発売され)ここからが新たなスタートだと思います。27歳となる来年は巳年。僕にとって特別な年です。夢が叶えられるように、そして新たな風を吹かせたいと思います。
2024年10月30日発売
辰巳ゆうと「迷宮のマリア」
【Dタイプ】

「迷宮のマリア」
作詩/松井五郎 作曲/幸 耕平 編曲/萩田光雄
c/w「下北沢(しもきた)エレジー Shimokita Elegy」
作詩/売野雅勇 作曲/幸 耕平 編曲/坂本昌之
ビクターエンタテイメント VICL-37750 ¥1,500(税込)
【Eタイプ】

「迷宮のマリア」
作詩/松井五郎 作曲/幸 耕平 編曲/萩田光雄
c/w「誰よりも幸せにする」
作詩/売野雅勇 作曲/幸 耕平 編曲/坂本昌之
ビクターエンタテイメント VICL-37751 ¥1,500(税込)
【Fタイプ】

「迷宮のマリア」
作詩/松井五郎 作曲/幸 耕平 編曲/萩田光雄
c/w「優しくなければ生きる資格がない」
作詩/売野雅勇 作曲/幸 耕平 編曲/坂本昌之
ビクターエンタテイメント VICL-37752 ¥1,500(税込)
2024年5月15日発売
辰巳ゆうと「迷宮のマリア」
【Aタイプ】

「迷宮のマリア」
作詩/松井五郎 作曲/幸 耕平 編曲/萩田光雄
c/w「Love for you」
作詩/松井五郎 作曲/幸 耕平 編曲/萩田光雄
ビクターエンタテインメント VICL-37725 ¥1,500(税込)
【Bタイプ】

「迷宮のマリア」
作詩/松井五郎 作曲/幸 耕平 編曲/萩田光雄
c/w「君と生きたかった」
作詩/売野雅勇 作曲/幸 耕平 編曲/坂本昌之
ビクターエンタテインメント VICL-37726 ¥1,500(税込)
【Cタイプ】

「迷宮のマリア」
作詩/松井五郎 作曲/幸 耕平 編曲/萩田光雄
c/w「さよならの雨上がり」
作詩/松井五郎 作曲/幸 耕平 編曲/坂本昌之
ビクターエンタテインメント VICL-37727 ¥1,500(税込)