“ポッポ”の次は“ピピポピポパポピー”。伝説の一発屋 鼠先輩が六本木で新曲発表会。ジャスティン・ビーバーよ、聴いてくれ!
“ポッポ”で一世を風靡した「六本木-GIROPPON」から14年、平成の一発屋・鼠先輩が新曲を引っさげて帰ってきた。今度のキーフレーズは“ピピポピポパポピー”。今回もまたクセになるフレーズとなっている。
鼠先輩は父の日である6月19日に、思い出の地・六本木のライブハウス「六本木CUBE」で、新曲「ありがとさん」&「ピピポ体操」の発表会を開催した。お馴染みのパンチパーマにサングラス、白いスーツのいで立ちで登場した鼠先輩は「ご無沙汰しております。生きてますよ!」とあいさつすると、まずは大ヒット曲「六本木~GIROPPON~」を熱唱し、新曲への思いを語った。
「”ピピポピポパポピー“と、鼻歌で作曲していました。それを聞いた娘がすぐに覚えてお風呂で歌っていました。それでこの”ピピポピポパポピー“を歌にしようと思いました。今から3年前のことです。本当は2020年のねずみ年に復活して、新曲を出そうと準備をしていましたが、コロナ禍で難しくなり、この度の発売となりました。コロナ禍で仕事も激減し、パンチパーマ代もなくなったこともありますが(笑)、今の自分に何ができるかと考え、原点に戻ることにしました。歌の持っている力、楽しさ、歌のパワーを感じてもらいたいと。コロナ禍に”ピピポピポパポピー“という飛沫ソングを出させていただきました(笑)」
飛沫を気にしなくても自由に音楽を楽しめる時代に早く戻ってほしいというのが鼠先輩の本心だが、「ありがとさん」は大人向けのムード演歌となっており、「ピピポ体操」は子ども向けのダンスチューンとなっている。どちらも鼠先輩の作詞・作曲・編曲作品だ。
新曲発表会では、日頃から自身のYouTubeチャンネル「逆R指定小学校」で共演し、「ピピポ体操」のミュージックビデオへも出演している小学生二人がリリースのお祝いに駆けつけ、一緒にダンスを披露した。
また「ピピポ体操」には英語バージョンもあり、「今の時代はワールドワイド。どこにチャンスがあるかわかりませんから。まだ3日ですが、毎朝ジャスティン・ビーバーのSNSに楽曲を聴いてほしいと、YouTubeのリンクを貼ってダイレクトメール(DM)を送っています。まだ既読になりませんが、ブロックされるまで送り続けようと思います」と話していた。
報道陣からは「ピコ太郎の二番煎じ?」と問われると、「あああ、それは言わない。私は何も知りません」と煙に巻く場面も。「ですけど、アジアからヒットさせたい」と世界進出にも意気込んでいた。
「ありがとさん」「ピピポ体操」「ピピポ体操(英語バージョン)」はまずは配信シングルとして6月18日にリリースされた。目標は100万ダウンロード(サブスクでの再生含む)だ。
ただ、「やっぱり1万? 3000? いや、YouTubeならタダなのでとにかく聴いてください」と懇願(!?)。「もう一度、エンターテイメントの楽しさを日本中に伝えたい。暗いニュースも多いけれど、とにかくみなさんに笑ってもらいたい」とアピールした。
アーティストとして真面目な部分と、“鼠先輩”というユニークなキャラの両面が出た鼠先輩の新曲発表会。最後は「年末のスケジュールはすべて空けています。目標は紅白の大トリです」と抱負を語っていた。
なお、鼠先輩は新曲を全国・全世界にPRするためにクラウドファンディングで資金を募っている。
鼠先輩 クラウドファンディングCAMPFIREプロジェクトページ
https://camp-fire.jp/projects/view/590363
2022年6月18日配信リリース
鼠先輩「ありがとさん」
鼠先輩「ピピポ体操」
鼠先輩「ピピポ体操(英語バージョン)」