
若草恵が作品集『若草恵 サウンドマジック~編曲美学~』をリリース。3500曲以上の作品群から名曲ぞろいの72曲を収録。ブックレットでは坂本冬美との対談も実現。
時空を超えて普遍的な名曲の数々を彩ったサウンドマジックの達人。アレンジャー若草恵の作品集がレーベルの垣根を越えて名曲ぞろいの全72曲、4枚組のCDとして発売された。タイトルは『若草恵 サウンドマジック~編曲美学~』。100ページにも及ぶ豪華ブックレットが付き、巻頭には坂本冬美との対談が掲載されている。
父親が作曲家だった若草恵は、幼少の頃からいつも音楽が流れている家庭に育つ。中学・高校時代とブラスバンド部に在籍し、同時期にクラシックを林三重子氏に師事する。高校卒業後はヤマハ音楽振興会で渡辺貞夫氏に「ジャズ理論」を学びながら、CM音楽等の作編曲活動を開始。その後、師匠である中山大三郎氏のもとで歌謡曲、ポップスの編曲を始めると、以降は、、映画、TVドラマ、アニメ、舞台、コンサートなどの音楽も数多く手がけていく。
そして1990年、1997年、2001年と3度、日本レコード大賞で編曲賞を受賞。2011年には天童よしみに提供した作曲作品「ふたりの船唄」で、日本レコード大賞作曲賞を受賞しているほか、近年は歌ものの作曲家としても精力的に活動している。
そんな若草が編曲を担当したのは現在までに3500曲以上。『若草恵 サウンドマジック~編曲美学~』には、その輝かしい作品群の中から厳選したトータル72曲がレーベルの垣根を越えて4枚のCDに収録されている。
付属の豪華ブックレットには、松山晋也氏による楽曲解説、坂本冬美との対談インタビューでは、編曲を担当した「夜桜お七」「螢の提灯」「また君に恋してる」の制作秘話を披露しているほか、レコーディング参加ミュージシャン、エンジニアとの対談インタビュー、さらには、当時のレコーディング作業を知る上で重要な意味を持つトラックシートがピックアップして掲載されており、アーカイブとしても貴重な価値を産み出す作品集となっている。

100ページに及ぶ豪華ブックレットの巻頭には、若草恵と坂本冬美との対談インタビューが掲載されている。
2021年11月24日発売
アレンジャー若草恵の作品集
『若草恵 サウンドマジック~編曲美学~』

ユニバーサル ミュージック UPCY-7754/7 ¥11,000(税込)
収録曲
Disc 1
01 「苺の季節」 堺 正章 (1976年)
02 「ふらりふられて」 由紀さおり (1976年)
03 「寒椿」 山口百恵 (1977年)
04 「セルロイドの少女」 森田童子 (1978年)
05 「かもめはかもめ」 研 ナオコ (1978年)
06 「めざめのカーニバル」 榊原郁恵 (1978年)
07 「思えば遠くへ来たもんだ」 海援隊 (1978年)
08 「ぼくの先生はフィーバー」 原田 潤 (1978年)
09 「ブレイク・ダウン」 小柳ルミ子 (1978年)
10 「味噌汁の詩」 千 昌夫 (1978年)
11 「エレクトリック・ラブ・ストーリー」 近田春夫(1979年)
12 「別れても好きな人」 ロス・インディオス&シルヴィア(1979年)
13 「さようならの向う側」 神崎 愛 (1980年)
14 「RAINBOW~六月生まれ」 松田聖子 (1980年)
15 「モア・セクシー」 畑中葉子 (1981年)
16 「YOKOHAMA・EASY・LOVE」 高岡美智子(1981年)
17 「空中ブランコ」 泰葉 (1981年)
18 「ラブレター(シングルVer.)」 河合奈保子 (1981年)
19 「氷河期」 三原順子 (1982年)
20 「ラストシーンに愛をこめて」 倉橋ルイ子 (1982年)
Disc 2
01 「哀愁のカサブランカ」 郷 ひろみ (1982年)
02 「ラヴ・イズ・オーヴァー」 欧陽菲菲 (1982年)
03 「淋しさフルムーン」 吉成 香 (1982年)
04 「ふ・つ・う・の女」 夏木マリ (1982年)
05 「お前だけ I Love You」 嶋 大輔 (1982年)
06 「彼女のStory」 新田純一 (1983年)
07 「愛があるから生きている」 松本小雪 (1983年)
08 「VIRGIN (ヴァージン)」 水野きみこ (1983年)
09 「一人が好きですか」 野口五郎 (1984年)
10 「あんた」 やしきたかじん (1984年)
11 「風に書いた手紙」 倉橋ルイ子 (1984年)
12 「ヤマトナデシコ七変化」 小泉今日子 (1984年)
13 「・・・されてI愁」 黒沢ひろみ (1984年)
14 「野生時代」 工藤夕貴 (1984年)
15 「待ちくたびれてヨコハマ」 柏原芳恵 (1985年)
16 「胸さわぎ」 辻沢杏子 (1985年)
17 「渚のB.G.M」 森田まゆみ (1985年)
18 「晩秋」 桑田靖子 (1985年)
19 「マッチョ・ドラゴン」 藤波辰巳 (1985年)
Disc 3
01 「悲しいな」 杉浦 幸 (1986年)
02 「愛燦燦 (不死鳥コンサート in 東京ドーム より)」美空ひばり (1986年)
03 「風のテレフォン・コール ―今、恋しかできないー」宝生桜子 (1986年)
04 「サイレント・ヴォイス」 ひろえ 純 (1986年)
05 「旅空夜空 ~言うもはずかし~」 小林 旭 (1986年)
06 「花の時・愛の時」 前川 清 (1987年)
07 「追憶」 五木ひろし (1987年)
08 「わが人生に悔いなし」 石原裕次郎 (1987年)
09 「怪傑ぶんぶんガール」 山瀬まみ (1987年)
10 「すずめの涙」 桂 銀淑 (1987年)
11 「難破船」 中森明菜 (1987年)
12 「ロング・ロング・アゴー」 菅原洋一 (1988年)
13 「嘆きのファド」 千葉マリア (1988年)
14 「冬のフォトグラフ」 Wink (1988年)
15 「恋人達の長い夜」 星野由妃 (1989年)
16 「風の盆恋歌」 石川さゆり (1989年)
17 「愛されてセレナーデ」 ヤン・スギョン (1990年)
Disc 4
01 「ダブルゲーム」 南野陽子 (1990年)
02 「悲しみと踊らせて」 テレサ・テン (1991年)
03 「愛の共犯者」 チョー・ヨンピル (1991年)
04 「魂のかけら SWEET SOUL TENDERNESS」パティ・キム (1991年)
05 「いつか逢おうね」 高橋由美子 (1992年)
06 「ふたり」 沢田知可子 (1992年)
07 「いつかきっと微笑みへ」 ヤン・スギョン (1992年)
08 「恋をしようと思う」 小川範子 (1993年)
09 「夜桜お七」 坂本冬美 (1994年)
10 「13月の雨 ~せめて雨が止むまで~」 羅勲児 (1994年)
11 「螢の提灯」 坂本冬美 (1996年)
12 「カサブランカ・グッバイ」 鳥羽一郎 (1996年)
13 「すき」 香西かおり (1997年)
14 「夢の涯て ~子午線の夢~」 小林幸子 (2001年)
15 「また君に恋してる」 坂本冬美 (2009年)
16 「愛は力」 alan×福井 敬 (2011年)