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美川憲一

豪華な指輪もキラリ! 美川憲一が「私は歌います」と宣言し、約2年ぶりのソロコンサートでエネルギーを大放出

「私、美川憲一にできることは歌を歌うことで、皆様に元気や勇気、希望を与えることだと思っています。歌の力で少しでも、小さくても皆様の心に届けば幸いです。今だからこそ、私は歌います」

美川憲一が9月8日、東京の中野サンプラザホールで「美川憲一コンサート2021~今だからこそ私は歌う~」を開催した。同コンサートは今年6月に開催する予定だった。だが、コロナ禍で延期を余儀なくされていた。そのため本コンサートは2019年10月に東京・よみうり大手町ホールで行った「ドラマチックシャンソン2019」以来、約2年ぶりのソロコンサートとなった。

「イベントやディナーショーは何カ所か開催させていただきましたが、コンサートは延期や中止になっていたので2年ぶり。でも、しょうがないと思って腹をくくって、健康面だけは気を使っていました。これまでもボイストレーニングは続けてきましたが、喉をケアしたり、体重が増えないように管理したり。今日は本当に久しぶりに長く歌いました」

美川憲一

美川憲一

昭和40年(1965年)、「だけど だけど だけど」でデビューした美川は、昭和・平成・令和と歌い続け、これまでにリリースしたシングルは約120枚。多くのヒット曲にも恵まれた。

コンサートでは、オープニングで今を乗り切ることの大切さを伝える「今・今・今」を歌うと、自身の歌手人生を4つにわけて美川ワールドを届けていった。「柳ヶ瀬ブルース」「新潟ブルース」「釧路の夜」といったブルース&ご当地ソングの世界や、着物姿で歌う演歌の世界、「お金をちょうだい」など美川の新たな一面を開花させた作品群の世界など。もちろん、ヒット曲「さそり座の女」も披露し、終盤は70歳を超えた美川の、歌のテーマでもある、生きることを訴えた。

「6月23日のコンサートが延期になりましたが、今日、開催することができました。『延期したほうがいいんじゃないか』とか、いろんな意見もありましたが、歌手ですから、どこかで前に進まないといけないと思います。大変な時期に会場へお越しくださって本当に感謝しています」

観客数を50%に制限しての開催だったが、1000人が美川の歌を聴くために集まった。

「コンサートに来たいと連絡をくださっても、(キャパシティーの問題から)お断りせざるを得ない状況でした。本当に感謝しています。皆さんのエネルギーをいっぱいいただき、私もエネルギーを皆さんにお返しするステージをお送りしたいと思います」

そう話していた美川は、新着の衣裳や、コンサート前日に購入したというブラウンダイヤモンドがあしらわれた鷲をモチーフにした指輪(1000万円弱!)などを披露して目でも観客を楽しませながら、歌のエネルギーを放出していった。

美川憲一

美川憲一

ラストスパートのプログラムは「火の鳥」「愛の讃歌」「生きる」を歌い、8月25日に発売されたばかりの新曲「こころに花を」へと歌い紡ぐ構成だった。シャンソンを歌う美川の「愛の讃歌」、そして美川にとって大切な曲となった「生きる」では観客の拍手も一際大きくなった。ドラマティックな”美川ワールド”を歌ってきた美川が話し始める。

「これまでの私の歌とはイメージの違う歌ですが、若い作家の方たちに作っていただきました。作詞・作曲は志村真咲という方です。いい楽曲をいただきましたので、大切に歌っていきたいと思います」

コンサートの中で、美川は人の命、生きることについて、こうも語っていた。

「人生100年の時代と言っても、100歳は100歳。1本の道に向かって幕を降ろす時まで、メリハリをもって諦めずに生きていかないといけないと思います。今の時代は、自分で自分を守る時代。精神を強く持たないといけない。ですから私のブログやYouTubeは“しぶとく生きる”ということがテーマです。でも、油断はできないわ。去年のクリスマスの時、古くからのファンの方が『美川さん、中野サンプラザ、絶対行きますから』っておっしゃってくださって。「あんた、しっかり来るのよ。コロナに気をつけてね」って言ってたんですが、コロナにかかって亡くなったの。本当にショックでした。(年齢は)私より下の方でした。ですから、どうか皆さん体をつけて、しっかりと諦めずに、前向きに。自分自身の気持ちしかないですから」

美川憲一

芸能界のご意見番としての顔を持ち、コロナ禍で始めたYouTube「美川憲一のおだまりチャンネル」では、大ヒット曲「さそり座の女」にちなんで、さそりの実食に挑戦するなど、活動の幅が大きい美川だが、本業は歌手だ。

「誰もが大変な時期を過ごしていますが、感謝を忘れずに笑顔で生きていきましょう、というメッセージソングです」と、新曲を披露すると「CDよろしくね」と観客の笑いも誘いながら、「もう一曲歌わせてください」と死ぬまで歌手宣言。「歌いつづけて」をファンに捧げた。

「歌手の主人公が死ぬまで歌い続けていきたいという歌ですが、これは自分自身のためじゃなく、お客様、あなたのために、あなたのために、あなたのために死ぬまで歌い続けていきたいという思いです」

75歳の美川が届けた全20曲。フルコーラスで歌う楽曲も多く、万が一、歌詞を忘れた時のために歌詞を表示させるプロンプターも使わない。『途中、危なかった箇所もあったけど、大丈夫だったわ」。ステージを降りた美川は疲れもみせずに、「どれくらいだった?」と、ステージに立っていた時間をスタッフに確認していた。

「2時間40分? あら、じゃべりすぎたわね。でも、もうワンステージ、大丈夫よ」

美川憲一

コンサート前日、宝石の展示会で購入したという鷲をモチーフにした豪華な指輪を披露してくれた美川憲一。お値段は約1000万円とのこと。「事務所からは購入を止められましたが(苦笑)、お金は使うことで、また入ってくるという考えもありますし、こうしてお客様にお見せして楽しんでいただくこともできますしね」。

美川憲一

コンサート終了直後、疲れもみせずに会見に臨んだ美川憲一。美川のこれまでの楽曲とは少しイメージが異なるが、若い作家陣によって作られた新曲「いのちの花」には、世の中を元気にしたいという美川の思いが凝縮された。「誰もが大変な時期を過ごしていますが、一人一人が感謝を忘れずに笑顔で生きていきましょう」。

 


2021年8月25日発売
世の中を元気にしたい・・・。
美川憲一「こころに花を」
美川憲一

「こころに花を」
作詞/志村真咲 作曲/志村真咲 編曲/矢田部 正
c/w「嘘に抱かれて」
作詞/木村徹二 作曲/木村竜蔵 編曲/矢田部 正
日本クラウン CRCN-8422 ¥1,350(税込)