秋川雅史とベイビーブーがYouTubeの音楽番組『よくわかる音楽塾』をスタート。「音楽は“学ぶ”のではなく“楽しむ”ことが大事」
先日、自身が製作した彫刻作品が「二科展」に入選し、彫刻家としての才能が大きな話題となったテノール歌手の秋川雅史が、今度は音楽の先生となって音楽の世界を解りやすく解説するYouTube番組『よくわかる音楽塾』を5人組コーラスグループのベイビーブー(シノブ、ユースケ、チェリー、ケン、ユウ)と共にスタートさせた。
第1回目となる番組では、音楽の三要素におけるメロディ―とハーモニーの関係を音楽大学出身で確かな音楽知識を持つ秋川が塾長となり、持ち前の軽妙なトークで解説。瞬時に「声」によるコーラスワークで音楽を表現できるベイビーブーとの相性も抜群で、世代を問わず音楽が楽しく学べる内容となっている。
番組開始にあたり秋川は、「数学や化学と違い、音楽は“学ぶ”のではなく“楽しむ”ことが大事だと思います。授業で歌うことが恥ずかしいとか、譜面が苦手とか、とにかく音楽がよくわからないと思っている子供たちにも、解りやすく音楽の世界を解説していきます」とコメント。
また、助手役としてサポートするベイビーブーのシノブは、「いくつになっても学ぶことは楽しいです。僕も長く音楽をやっていますが、この番組で新たに知ることも多いです。視聴者の皆さんと一緒に音楽を知って楽しむ。そんな番組を秋川さんとベイビーブーで作れたらと思っています。どこでも歌えるベイビーブーの本領発揮です!」と意気込みを語っていた。
秋川は、2006年に発売された「千の風になって」が話題となり、その年末の『第57回NHK紅白歌合戦』に出場。翌年、社会現象となるほどの大きな反響となり、同曲は130万枚を超える大ヒットを記録した。
今年は、その「千の風になって」の発売から15周年を迎え、「千の風になって」十五周年記念盤が9月8日に発売されるが、この15年間の活動の中で秋川がコンサートで取り組んできたことが、「クラシックの世界や音楽を解りやすく伝える」ということだった。
秋川のコンサートは、圧倒的な声量で聴かせるテノールの歌声はさることながら、子供から大人まで世代を問わず音楽の世界が楽しくわかるトークパート「クラシック(音楽)講座」も人気で、近年では「聴いてよくわかるクラシック」と題したコンサートを積極に行い、今年からこの趣旨のコンサートで47都道府県を回ることを発表している(コンサートの詳細は秋山雅史 公式HPへ)。
その秋川が、これまでコンサートでも共演してきたコーラスグループのベイビーブーと共に、YouTubeで『よくわかる音楽塾』と題する番組をスタートさせたわけだ。
第2弾、第3弾の公開も決定しているとのことなので、『よくわかる音楽塾』を通じて音楽の世界に触れてみてはいかがだろうか。
秋山雅史とベイビーブーの『よくわかる音楽塾』
2021年9月8日発売
秋川雅史「千の風になって」十五周年記念盤
元々は、芥川賞受賞作家 新井満氏が、妻を亡くした友人のために、詠人知らずの原詩「Do not stand at my grave and weep」を訳し作曲をしたもので、優しくも深い死生観を表現したこの楽曲を、テノール歌手の秋川雅史がカバーしたところ、その雄大な歌声で描かれる楽曲に多くの人が涙し、瞬く間に話題となり、社会現象と呼ばれるまでになった。
シングル「千の風になって」のリリースから15年を経た今年、秋川雅史自身の発案により47都道府県すべてにこの楽曲を届けるコンサートがスタート。そのコンサート企画に合わせた特別盤として、秋川が今までリリースしてきた全バージョンの「千の風になって」を網羅した記念盤としてリリースされる。