懐メロテイストの骨太演歌で、三丘翔太はさらにはばたく!

三丘翔太が11月18日、「酒しずく」をリリースする。前作「燈台(とうだい)灯り」から1年。今作も懐メロテイストの骨太な王道演歌である。
作曲家の水森英夫氏が愛弟子に書き下ろした、これまで以上に難しいメロディーの新曲。17歳で水森氏と出会い、入門して10年目となる三丘だからこそ挑戦できた曲であろう。2016年のデビュー以来、歌唱力に定評のある三丘が、レコーティング時のエピソードや、個性的でマニアックなライフスタイルについて語ってくれた。

 

「歌が好き、音を作るのが好き! 興味のあることを、とことん追求して楽しんでいたい」

 

――ちょうど1年前に前作「燈台灯り」が発売されて、これからという時に(新型コロナウイルス感染拡大防止のための)活動自粛期間に入ってしまいました。その間は、どのように過ごされていましたか?

三丘 6月あたりからYouTubeチャンネルを始めました! 大好きな『NHK 紅白歌合戦』のステージを再現してみたり。細かいところまで凝った自分が一番楽しくて、お客さんは置いてきぼりの感じかな……(笑)。紅白のセットを作って、原盤のあるカラオケは使えないのでオケ作りもやりました。ピアノだけ友人に弾いてもらいiPadに取り込んだ後、ベースやドラムを打ち込んで、ストリングスもホーンも自分で入れたんですよ。制作の時間がたっぷり取れて、「あ、こんなこともできるんだ」なんて思いながら音楽を作るのは、本当に楽しかったですね。

 

――三丘さんと言えば、おひとりさま主義。ぼっちライフが充実していますね(笑)! 自粛期間は長かったですが、苦にならなかった?

三丘 全然!(笑)  ステージに出られないということだけが、唯一苦しかったことですね。あとは、6月に再開するまでは新宿御苑に行けなかったことも辛かったかな。僕は新宿御苑が大好きで、年間パスポートも持っているんです。春、夏、秋、冬、週に一回のペースで行ってたこともあるくらい。時間さえ許せば、5~6時間は平気でいられますね。年間パスポート、お得ですよ! 4回行けば、元が取れます。あとは、僕は家ではお酒を飲むタイプじゃないので、リモート飲み会はやりませんでした。酒場好き、止まり木好きなので、止まり木がないと(笑)。

 

――そのような時期を乗り越えて、新曲「酒しずく」が発売になりました。どんな曲ですか?

三丘 “バスは二日に一度だけ”、という捨ててきた故郷を思って酒を飲む男が主人公の望郷演歌、直球の王道演歌ですね。「酒しずく」というタイトルだけを聴くと、恋に破れた歌なのかなって思われがちですけど、この曲は“故郷”、そして“妹”を思う歌なんです。演歌だったらたいてい、”妹”のところに来るワードは“おふくろ”とか“恋人”ですよね。ところが水森先生は、“妹”にすごくこだわった。今の状況下では、惚れた腫れたではなく、家族をあらためて感じる時でもあるからと……。デビュー曲の「星影の里」も望郷ものですが、それよりもだいぶ上の、もっと人生や生き様が出る世代。40代から50代くらいが主人公かな?と想像しながら歌っています。20代ではコップ酒なんか飲もうと思わないですよね。僕は日本酒をグーっと飲んだら、もうダメです(笑)。

 

――水森先生のこだわりは“妹”以外にも、何かありましたか?レコーディングの様子も教えてください!

三丘 メロディーラインには、すごくこだわられています。この曲は水森先生が僕に、今まで以上に難しい歌を書いてやろうと作った曲です……(笑)。最初は、“良い曲だけど歌えないなあ”と思いました。今まで先生が書かれた作品の中でも、一番難しいんじゃないかと先生ご本人がおっしゃっていて、ハードルをグッと上げられて臨んだレコーディングだったんですが、じつは僕、始まる前にスタジオのぶ厚い扉に指を挟んじゃったんですよ。折れたかと思ったくらい、痛くて痛くて……。でもイントロまでは痛くても、不思議なことに歌っている最中は全然痛くないんですよね。逆に、アドレナリンが出て上手に歌えたんじゃないかな。今までにない、力強い歌になったと思います。痛い思いを乗り越えてできた曲なんですよ、「酒しずく」(笑)。

 

――一方のカップリング曲「きみまち阪」は、どんな曲ですか? 

三丘 1970年代のムード歌謡みたいなテイストの作品です。秋田県能代市の二ツ井町(ふたついまち)というパワースポットが舞台で、北上川が一望できるような、桜の名所だそうです。明治天皇の東北巡幸の際、皇后がこの場所で天皇の到着を待ったと言い伝えられていることにちなんだ、恋人の聖地。僕の出身地である神奈川にある横須賀のソレイユの丘とか、江ノ島や湘南平もそうですけど、僕がきれいだなと思ってひとりで訪れる場所って、たいてい恋人の聖地なんです。え、誰かと? 女の子と行きたいか?! まあ、趣味が合えばいいですけど、そこまで付き合ってくれる女性がいるかどうかですよね……(笑)。

 

――(笑)。そんな三丘さんですが、恋愛や失恋の歌にどうやって気持ちを重ねていますか。

三丘 これはもう別世界、想像力、イマジネーションですね(笑)。ドラマも映画も好きだし、”演ずる歌”というのが演歌ですので、役者的な部分があるんだと思います。すべてのことを経験しないと歌えないんだったら、道ならぬ恋や恋人との死別も失恋も、全部してみないといけなくなりますからね(笑)。作詞家の先生方もそうだと思いますけど、クリエイティブな仕事こそ独りよがり。独りよがりだからこそ、集中できるんじゃないかと思います。

 

――今後、恋愛など実体験が加味されたら、三丘さんの歌に今よりももっと大人の男の色気が増したりすることもあるのでは?!

三丘 う~ん……出会いも全然ないですし、実体験はなかなか。他にも楽しいことがたくさんありますし、ひとりは楽だしなぁ(笑)。だから、今は考えられないですね。歌に、新曲に集中です!

 

(文=夏見幸恵)


2020年11月18日発売
捨てた故郷を思って飲む酒は……
三丘翔太「酒しずく」


 捨てた故郷と残してきた愛する妹への思いを歌う「酒しずく」は、三丘翔太にとって初となる“酒もの演歌”。麻 こよみ氏のシンプルで奥深い歌詞が、懐かしいテイストでありながらも現代人の心に沁みる。三丘の師である水森英夫氏こだわりのメロディーは、若手の実力派で知られる三丘にあえて課すかのような難易度の高さ。デビュー5年目となる三丘はこれをしっかりと歌い上げ、勝負曲としてふさわしい聴きごたえのある曲に仕上がった。カップリングの「きみまち阪」は明治天皇と皇后ゆかりの地、秋田県能代市の二ツ井町のご当地ソング。今回のジャケ写では初めて三丘のトレードマークである蝶ネクタイが、ピンバッジに! 少年のような遊び心を忘れず、しかし少しずつ大人の男性に成長している三丘に注目だ。

 


Profile 
三丘翔太(みつおか・しょうた)
1993年11月30日、静岡県藤枝市生まれ。カラオケ喫茶を営む祖父母の影響で演歌に興味を持ち始め、初めて歌った演歌は大泉逸郎の「孫」。高1で出場した『NHK のど自慢』で北島三郎の「北の漁場」を歌ってチャンピオンになる。その直後の出場したカラオケ大会で、審査員だった作曲家の水森英夫氏にスカウトされて師事。2015年、五木ひろしの推薦歌手としてBS朝日『日本の名曲 人生、歌がある』に出場、デビューのチャンスを掴む。2016年、「星影の里」でデビュー。2017年、「日本作曲家協会 奨励賞」受賞。歌謡曲のレパートリーは1000曲以上あり、懐メロのカバーアルバム「翔太のお品書き2」好評発売中。

 


INFORMATION

三丘翔太 & 伊達悠太 11月18日ニューシングル発売記念 プチ・サムライ『2人DEバースディ配信ライブ』 決定!

三丘翔太さんの新曲「酒しずく」 と 伊達悠太さんの新曲「さすらい港」が11月18日にそろって発売に! しかも、二人は同じ「11月30日生まれ」。そんな二人がバースディ配信ライブを行う。 LIVE配信のみ、たった1回だけの生配信につき、お見逃しなく!!

詳細は、こちらから 三丘翔太 テイチクエンタテインメントサイト

「第2回 テイチク サムライアワー presents 生!サムライチャレンジ YouTube生配信イベント」開催決定!!

好評につき、7月1日に初開催したサムライアワーYouTube生配信イベントの第2回の開催が決定! 今回もテイチクサムライの6人(松原健之・三丘翔太・真田ナオキ・伊達悠太・木川尚紀・青山 新)そろってYouTubeに登場。いろんな企画を生配信いたします。乞うご期待!!
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