東京力車の心意気~時代を引っ張る! いなせで熱い男たち~

「諦めない気持ちや熱い気持ち、そこが僕らの持ち味」

 

――今年は本来ならば東京オリンピックが開催されて、浅草にも多くの海外の方がいらっしゃって、そういう方々に皆さんの力でもっと日本の素晴らしさをアピールしていただけたはずですよね。延期になってしまった時は、どんなお気持ちでしたか?

ばっしー 開催されていたら、海外の皆さんがたくさん浅草にいらっしゃったと思います。正直な話をすると、やっぱりその方たちに僕たちの活動や人力車そのものの魅力を伝えていきたいという思いは大きかったです。だけど、実際に延期が決まって海外の方も日本に来られなくなってしまって、その中で僕らができることって何なのかなって。このままギブアップすることもできるなかで思ったのは、音楽って、世界共通だってことです。僕らは音楽をやっているので、とにかく音楽を通して皆さんを笑顔にしたり、元気を届けたりしたい。原点に帰るというか、諦めるんじゃなくてよりもっと強い気持ちで音楽を発信していこうと、気持ちを新たに走り始めました。

――周囲の状況にかかわらず、自分たちの音楽を届けるということですね。東京オリンピックは来年開催される予定ですしね。
全員 はい!
ばっしー 諦めない気持ちとか熱い気持ちとか、そこが僕らの持ち味。そういった思いでやらせてもらっています。これからもその気持ちを持ち続けていきます。

――新曲「天下御免の伊達男/絆~仲間へ~」は、レーベルを移籍されてのメジャーシングル第2弾で両A面シングルです。「和」を基調としつつも、前作とは曲調が変わって、歌謡曲になっています。発売を前にした今の気持ちを聞かせてください。

かず 昨年6月にメジャーデビュー曲をリリースさせていただいて、約1年ちょっとでまた新曲を出させていただけるのは、単純にすごいうれしいです。また演歌・歌謡曲は日本の古き良き文化だと思うので、本気で世界に日本の良さをもっともっと伝えていけるチャンスだなと思ってがんばっているところです。
たいちゃん 僕は以前ウェディングプランナーをしていましたが、エンターテイメントの分野に関してはまったく経験しないまま、東京力車のユニットに入りました。昨年は入って1年でメジャーリリースが決まって、もっとやりたいっていう気持ちがありつつ、少し地に足がついてないというか、周りの環境についていくのが精いっぱいでした。

――その分、2年目は1年目の分まで思いっきりユニットの活動をしたかった?

たいちゃん そうですね。今頃は幅広くいろいろな活動をしていたはずです。でも、コロナ禍により観光人力車の仕事自体も本当に厳しいというか……、職がなくなるんじゃないかみたいな不安もすごく感じたこの数カ月でした。そんな中、ファンの方々が乗りに来てくださったり、歌を聴いてくださる人がいるという現状に、改めて感謝しています。今回の新曲のテーマは「決意と覚悟」です。今度は僕らがお返したいですね。“日本の良さ”っていうのを僕ら側からどんどん発信していかなくてはいけない覚悟が芽生えた中でのリリースなので、そこは一年半前とは気持ちの持ちようやモチベーションが違います。なんとしてでもやってやろうという心境です。
ぜお 今回、レーベルの移籍が決まった時から「演歌・歌謡曲チャートで1位を獲る」という目標を掲げています。ファンの皆さんと心をひとつにして、メンバー全員が“目標を絶対達成させてやる”という、今まで以上に強い気持ちで活動しています。自分たちだけの力じゃ新曲を出すということもできないですし、やっぱりいつも応援してくださるファンの皆さんや、支えてくれている家族やスタッフの皆さんの支えがあってこそだと思っています。この新曲を通して、皆さんに感謝を伝えていきたい。今回のリリースは、今までの総集編じゃないですけど、特別な思いです。

――テーマは「決意と覚悟」とのことですが、ばっしーさん、改めて新曲はどんな作品ですか。

ばっしー 「天下御免の伊達男」はお祭りソングで、とにかく男らしい曲です。今年はお祭りが全国的に自粛されてしまい、みんなが楽しめる場所が奪われてしまいました。だからこそ、僕たちの楽曲を通して楽しんでもらいたいという思いが、まずあります。僕らはファンの方を“仲間”と呼ばせていただいているんですが、これまで人力車に乗りに来てくれたり、ライブに足を運んでくれたりした”仲間”と直接会えなくなって、メッセージを伝える場所がなくなってしまいました。だけど、どこにいても心で僕たちはつながっているという熱い思い、同じこの空の下で過ごしているかぎり僕たちはつながっているんだという思いがあります。そんな思いを込めた曲がもう一曲の「絆~仲間へ~」です。目の前の人を笑顔にするだけじゃなくて、その笑顔がいろんなところへ広がって、世の中にもっともっと笑顔があふれていってほしい。それを僕たちが成し遂げるんだという決意と覚悟、責任感を強く持って、この2作品を届けていきたいと思っています。

――歌詞も、エネルギッシュなパフォーマンスも、とてもかっこよくて素敵です。ぜひ多くの皆さんに聴いていただきたいですね。

ばっしー 僕たち東京力車は本当に熱いユニットなので、とにかくどちらの曲も聴いて楽しんでもらいたいです。
ぜお 「天下御免の伊達男」はみんなで盛り上がれる曲なので、僕たちと一緒にお祭りにいるような気分を味わってもらえたらなと思います。
たいちゃん 「絆~仲間へ~」では、“絆”は離れていてもつながっているんだということ、そして絆でつながった仲間への感謝の気持ちを訴えています。現代では忘れがちですが、僕たちの強い思いを込めた作品です。仲間とみんなで育てていくような曲になればいいなって思っています。
かず とにかく、僕たちはたくさんの人たちに笑顔になってもらいたい! という気持ちが一番なんですよね。コロナ禍になって、僕たちが改めて気づいたことは、東京力車として活動していく中で本当にたくさんの人たちに支えられてるなということです。その感謝を歌にして届けていきたいという思いが込められた2曲です。また、これから新しく出会うたくさんの方々にも聴いていただきたいですね!

 


2020年11月18日発売
粋でいなせな男たちの熱い心意気!
東京力車「天下御免の伊達男/絆~仲間へ~」
【特別限定盤】

「天下御免の伊達男」 
作詞/NOBE 作・編曲/ミヤジマユースケ  
「絆〜仲間へ〜」  
作詞/Yuki.H 作曲/宮崎まゆ 編曲/高橋修平  
テイチクエンタテインメント TECA-20062  ¥1,364+税  
※特別限定盤には「天下御免の伊達男」のミュージックビデオを観ることができるMカードが封入されている(絵柄は全10種のうち1枚がランダムで封入)

【通常盤】

「天下御免の伊達男」 
作詞/NOBE 作・編曲/ミヤジマユースケ  
「絆〜仲間へ〜」  
作詞/Yuki.H 作曲/宮崎まゆ 編曲/高橋修平  
テイチクエンタテインメント TECA-20063 ¥1,091+税  

 
東京力車、テイチクエンタテインメント移籍第1弾となる両A面シングル。「天下御免の伊達男」は、和太鼓や三味線、拍子木などの和楽器の趣のある音色、威勢のいい4人のボーカル、縦横無尽にフォーメーションを変え披露されるアクロバティックなパフォーマンスが三位一体となった粋なお祭りソング。日本人の血が騒ぐ軽快なリズムに乗って、現役俥夫としても活動する4人の熱い心意気が伝わってくる一曲だ。「絆~仲間へ~」は、大切な人たちすべてへの感謝やエール、今の時代に見失いがちな“絆”の温かさを歌った爽やかなナンバー。特別限定盤のジャケットのタイトルは、メンバーの渡邉善央がしたためたもの。「今回お話しをいただいた時に、僕も本当に書かせていただきたいと思って、ぜひということで実現しました。仲間の皆さん一人ひとりへの思いも込めて、上手い下手にかかわらず誇りを持って書かせていただきました。ぜひ皆さんに見ていただきたいなと思います」(渡邉)

 


Profile
東京力車(とうきょうりきしゃ)(英語表記:Tokyo-rickshaw)
東京・浅草の街を人力車で案内しながらもてなし、軽快に駆け抜ける若者たち、現役の俥夫(しゃふ)4人で結成されたエンターテインメントパフォーマンスユニット。浅草から世界に向けて、日本の伝統文化の素晴らしさや人力車の魅力などを伝えるために俥夫として活動する一方、その活気あるパフォーマンスでライブやイベントに出演し、人気を集める。2018年5月から新体制として活動をスタート。2019年、新体制でのメジャーデビューとして「唯我独尊SOUL」をリリース。2020年、テイチクエンタテインメントに移籍し、メジャー第2弾作品、両A面シングル「天下御免の伊達男/絆~仲間へ~」をリリース。

 


INFORMATION

東京力車の最新情報は下記サイトにて随時更新中!

東京力車オフィシャルサイト
東京力車 テイチクエンタテインメントサイト

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