【連載】新浜レオン LEON’s STORY
令和元年5月1日にデビューした新浜レオンの成長を追いかける「LEON’s STORY レオンへの道~いちばん大切なもの~」。好評連載中だった「月刊ミュージックスター」から「オトカゼ」へと場所を移して、レオンの一曲入魂をお届けします。過去掲載分も順次、アップ予定。
実力派ぞろいの先輩陣を肌で感じ、心に刻んで精力的に活動
セカンドシングル「君を求めて」のCDがリリースされ、発売日当日に記念特番を配信した新浜レオン。所属する事務所の先輩歌手たちの言葉や後ろ姿に触発され、より一層成長した姿を見せたいと、一曲入魂の道を行く。
「業界初(演歌・歌謡曲)といえるものは全部やる!」と、精力的に活動する新浜レオン。7月1日にセカンドシングル「君を求めて」がA盤・B盤2タイプでリリースされ、発売日には東京・池袋のスタジオから「君を求めて」リリース記念特番を実施。ニコニコ生放送と、新浜レオンのYou Tube公式チャンネルでイベントの様子を配信。ファンの反応にも手応えを感じている。
レオンが所属する「ビーイング」は、B’z、ZARD、T-BOLAN、大黒摩季、WANDSといったアーティストがかつて「ビーイング旋風」を巻き起こし、一世を風靡している。ジャンルは違えど、偉大な先輩陣はレオンにとって勇気づけられる存在であり、直接声をかけてくれたアーティストも少なくない。
昨年9月、レオンを「レーベルメイト」と紹介し、横浜アリーナでのコンサートに呼んでくれたのが大黒摩季だ。大黒のヒット曲「ら・ら・ら」を一緒に歌い、レオンのデビュー曲「離さない 離さない」を多くの観衆の前で披露するという貴重な経験をさせてもらった。
「裏方さんとコンサートを一緒につくっていく様子を垣間見た時は、互いに思うことを言い合える信頼関係に感動し、スタートの円陣に入れてもらったことも忘れられません。ちょっとしたアドバイスもいただき、成長した自分を早く報告できるようにしたいです」
デビュー前から気遣いの言葉をかけてくれているのは、倉木麻衣だ。
「会うと『のどを大切にしてね』と。僕は健康には自信があったので当初はピンと来なかったんですが、1年活動してみて言葉の重みがわかりました。先輩方の多くがのどにいいという紅茶“スロートコート(薬用ハーブティー)”を飲んでいるそうなので、僕もただ今愛飲中。しっかりケアするようにしています!」
先輩アーティストの楽曲の中には、レオンが幼少から親しんだ曲も多い。筆頭はZARDの「負けないで」。白球を追った高校時代に自分を励まし、今も「楽なほうよりつらいほうを選べ」という父の教えを貫くための力を与えてくれるという。
また、小学生の時に強いインパクトを受けたのがB’zの「イチブトゼンブ」。ドラマの主題歌だったこともあり、友人と毎日歌って盛り上がった曲だ。
「レコーディングの時に先輩方の逸話をディレクターさんから聞かせていただくんですが、デビュー曲の時はTUBE(※)の夏のイメージで行こうとか、違うデモではZARDで行こうとか、そういう表現で引っ張ってもらうことが多いんです。わかりやすく気持ちも乗ってくるので、そんな時に先輩の存在を強く感じます」
気持ち新たにレオンは突き進む!
※TUBE・・・ビーイングの長戸大幸氏によるプロデュースでデビューし、2008年まで音楽制作をビーイングが担当した。
(文=藤井利香)
7月1日 CDリリース
新浜レオン「君を求めて」
イントロから圧倒される華やかなサウンドの「君を求めて」の表題曲と、ビーインググループ創業者であり大ヒットメーカー、長戸大幸氏が作詞、作曲、サウンドプロデュースを手がけた「佐原の町並み」の2曲に加え、カバー曲が収録されたCDが2タイプが発売された。A盤では野口五郎の「私鉄沿線」を、B盤では坂本 九の「上を向いて歩こう」をカバーしている。
▼新浜レオン「君を求めて」ミュージックビデオ(フル Ver.)
▼新浜レオン「佐原の町並み」ミュージックビデオ(フル Ver.)
profile
新浜レオン(にいはま・れおん)
1996年5月11日、千葉県生まれ。2019年5月1日、「離さない 離さない」でデビュー。同年、「第61回 日本レコード大賞 新人賞」を受賞。2020年は、2月に「第34回 日本ゴールドディスク大賞 ベスト・演歌/歌謡曲・ニュー・アーティスト」を受賞。7月1日に待望のセカンドシングル「君を求めて」をCDリリースし、オリコン週間シングルランキング7位、演歌・歌謡シングルランキング1位を獲得した。