所ジョージと木梨憲武も本気度マックス！　新浜レオンが男の色気をダダ漏レオン。“帰ってきた！スター系歌謡ロック“「全てあげよう」を発表

2024.02.07

令和元日にデビューし、昨年は「捕まえて、今夜」が大バズリした新浜レオンが2月6日、3月27日発売の新曲「全てあげよう」の発表会を開催した。

新曲は新浜が尊敬する西城秀樹を彷彿とさせる歌謡ロック作品で、招待されたファンクラブの会員50名が見守る中、新浜は「この命燃やそう　君だけにあげよう♪」と歌うと、この曲を通じて、「いままで足りなかった色気を、男の色気をダダ漏レオンしていきたい」とアピールした。またプロデュースを担当した木梨憲武と、作詞作曲を手がけた所ジョージも会場に駆けつけエールを送った。

新浜レオン

都内のホテルで行われた「全てあげよう」新曲発表会。新浜レオンが歌う新曲は、TBSラジオ「土曜朝6時木梨の会。」とU-NEXT「木梨の貝。」から誕生した木梨憲武プロデュース、所ジョージ作詞作曲という夢のコラボレーション作品だ。「レオンくんが尊敬する西城秀樹さんのような昭和の歌謡ロックの世界を、所さんが2024年に蘇らせた」（木梨）。

“帰ってきた！スター系歌謡ロック（命名：木梨憲武）”「全てあげよう」誕生の経緯を新浜が説明する

「昨年末に、ラジオ番組で木梨さんと初めてお会いさせていただいたときに、『レオンくん、いつもBSの歌番組を見ているよ。ヒデキの歌をよく歌っているね。けど、俺の方がうまいから』と（笑）。でも、僕が西城さんをリスペクトしていることを知ってくださっていて、その流れで番組にいらしていた所さんに『ヒデキさんのような曲をつくろうよ』というお話がありました」

楽曲制作の話は番組の中だけの話だと思っていた。

「ところが2日後に木梨さんから直接お電話をいただいて、『もう曲ができたから』と言われました。2日後ですよ。本当ですか？とお返事したら、『とりあえずレオンくんの前に俺が歌っておくから』って（笑）。僕は木梨さんの仮歌を聴いて曲を覚えました」

新浜レオン、所ジョージ、木梨憲武

初めて作品を聴いたとき、新浜は「あ、ヒデキさんだ！」と思ったという。

「ヒデキさんのいろんな曲の音やフレーズが練り込まれていました。所さんの曲ですが、歌い出しからヒデキさんがこの曲を歌っている映像が浮かびました。ヒデキさんならこうやって歌うかなと思いながらレコーディングさせていただきました」

楽曲完成までは試行錯誤もあり、ファンと一緒に楽しめるようにと、木梨がプロデューサーとしてサビ部分を冒頭へ移動させたり、Bメロのリズムを木梨がつくったりした。所はそんな木梨に、「私がスタジオからいなくなると、勝手にいろんなことをやるんだよ」と苦笑していたが、「スタジオに戻って聴くと『いいね』って。ちゃんとプロデュースするんですよ」と木梨プロデューサーの手腕に信頼を置いていた。

また、木梨の番組では制作過程が密着ドキュメントされ、所と木梨の本気度が伝えられたが、あまりの本気度に共演者の芸人から「これ、人にあげる曲ですよね」と揶揄されるほどだった。

新浜レオン

発表会では、マスコミ関係者に加えて抽選で選ばれた50名のファンクラブ会員が見守り、新浜は新しい衣裳で「全てあげよう」を披露した。

「衣裳も木梨さんがプロデュースしてくださいました。ヒデキさんと言えばパンタロン。スパンコールの生地でギラギラに行こうということで、この衣裳ができあがりました。ただ、振付は･･･（苦笑）」

じつは「振付も考えるから」と木梨プロデューサーから言われていたという。ところが、この日の会見前に生出演し、新曲初披露となる予定だった朝の情報番組『DayDay.』の放送1週間前になっても振付の指導がなかったと明かす。

結局、放送前のリハーサルが終わったあと、「20分で考えるから覚えろ」と指示されたそうだが、当日になってみると「振付らしい振付は教えてもらえないまま。僕なりにヒデキさんのイメージで指差しポーズなどをお見せしたところ、『完璧！』ってなりました」（新浜）

新浜レオン

蕎麦がのびる時間すらないほど、できたてほやほやの振付で、「全てあげよう」を披露した新浜は、「大好きな西城秀樹さんをイメージして歌っています。ヒデキさんをよく知る人には懐かしく、知らない人には新しい発見をしてほしいと思います」とコメント。曲中に入るセリフでは、「自分の曲で、一人称を“俺”と表現するのは初めてです。去年は俳優としてもデビューしたので、いまこそその経験を活かして、これまでとは違う一面を見せたい。演じるという意味で、男の強さや、いままで足りなかった色気、男の色気をダダ漏レオンしていきたいなと思います」と意気込んだ。

新浜レオン、所ジョージ、木梨憲武

新浜レオン

そして、小さい頃からテレビで観ていた“大スター”との縁に感謝し、必ずヒットさせたいと力を込めた。

「大スターのおふたりにつくっていただいたので、僕にも責任があります。必ずCDをたくさん売って、いい報告とともに感謝を伝えたい。でないと生活できないと思うので（笑）、精進していきたいと思います」

「全てあげよう」はカップリングの異なる6タイプが発売される。新曲のために10曲近くの作品がつくられ、そこからセレクト。すべての楽曲は所ジョージが作詞作曲した。
木梨　じつはその曲は、俺がアルバムを出そうかと思っていた曲なんだけど、全部レオンくんのところへ行っちゃった（苦笑）。
所　ノリちゃんが1回、全部歌っているんだけどね。
木梨　俺、コーラスに回されちゃった。
所　タイミングが良かったね。たまたま曲がたまっているときにレオンくんが来たので、新しい作品を加えてレオンくん推しで行こうみたいな。
木梨　いまじゃ、地方へ行っていないときは週5日、レオンくんと会っているよ。夜でも現れるからね。
所　西城秀樹さんをイメージしてつくるじゃない？　でも、レオンくんが歌うと、レオンらしさが出るから、今度はそのイメージで次の曲をつくっていった。
木梨　ただ、「全てあげよう」に関しては、所さんがいないときに俺が「どうしてもBメロを変えたい」って言ってつくらせてもらった。
所　“ちょこっと木梨”というのが出てきて･･･。私がスタジオからいなくなると、みんなで企んで、「ここさあ、所さんの作品では下がるけど、上へ上へ行こうよ」みたいなのを勝手にやるんだよ。
木梨　サビを頭にもってきちゃおうかとか。
所　スタジオに戻ると、サビから始まっているんだよ。でも、聴くと「いいね」って。この人はちゃんとプロデュースするんですよ。
木梨　やっぱ頭からほしくなっちゃって。今日はファンクラブの方がいらっしゃいますが、Bメロではリズムを“ピッピピ！　ピッピピ！”ってやりたいから、皆さん次からは笛もってきて。会場全体で雰囲気をつくりたい。これからコンサートやライブいっぱいあると思うから会場中で盛り上がれるようにね。

発表会には所ジョージと木梨憲武も駆けつけ、プロデュースを務めた木梨は、「この曲で新しいスタートを切って、20代のレオンくんが新御三家（西城秀樹、郷ひろみ、野口五郎）の歌を若い人たちに広められるよう頑張って」とエールを送った。

所も「『全てあげよう』はヒットチャートを上がっていって、聴いた皆さんの耳に残ると思うんですよ。そうするとさあ、年末の賞レースに俺たちも作詞作曲家、プロデューサーとして呼ばれるじゃん。だから、いまから羽織袴を用意しなきゃ」と笑顔をみせていた。

新浜レオン

そんな二人を前に、新浜は「こんな幸せなことはない」と返した。

「夢のようで幸せです。父も演歌歌手をしているので、家族はいま起きている“奇跡”をいちばんわかっています。感謝の気持ちを忘れずに頑張ってねと、日々言われています。必ず今年は、NHK紅白歌合戦と日本レコード大賞のステージに立てるよう“頑張レオン”。これだけです。レコーディング中にも所さんと木梨さんに『去年はホント悔しかった』とお話させていただきましたし、木梨さんとふたりのときには、『同世代のライバルもいっぱいいます。なんとか抜け出したい』とお話させていただきましたら、熱いアドバイスもくださいました。デビューして丸5年。6年目を迎える今年の目標のひとつとして、必ず達成したいと思います」

新浜レオン、第6弾シングル「全てあげよう」は3月27日に、ジャケット写真とカップリング曲が異なる全６タイプが発売される。カップリング曲も所ジョージの作詩作曲作品となる。

新浜レオン