三代沙也可からのメッセージ~きっと「いい日がくるよ」~

三代沙也可が、2月10日に新曲「いい日がくるよ」を発売した。日々懸命に生きる人々へ、今この時だからこそ伝えたい――。そう願う三代の精いっぱいのメッセージが込められた人生の応援歌だ。尊敬する師匠の作曲家・伊藤雪彦氏との信頼関係から生まれた作品たちについて、現在の思いを聞いた。

 

「明るく希望を持って歩いて行けば、きっと良いことがあると信じています」

 

Q 新曲「いい日がくるよ」の制作活動は昨年の秋より開始されていたとお聞きしました。いまだ収束の見えないコロナ禍の中発売される作品ですが、新曲に対して「こんな作品にしたい」「こういった歌を歌いたい」など、三代さんご自身は何か思いはありましたか?

三代 師匠の伊藤雪彦先生が東逸平先生の詞に曲をつけられていた時に、偶然そのメロディーを小耳にはさみまして……。その曲がこの「いい日がくるよ」だったのですが、「ぜひ歌いたい」と思い先生にお願いしました。ディレクターさんも「この歌は今でしょう!」とおっしゃってくださいまして、新曲として発売することになりました。

Q とても明るい、前向きに元気になれる曲ですよね。

三代 はい、今の時期にピッタリ合った人生の応援歌となりました。ロシア民謡風で、応援歌ではありますが重くなく、子ども3人のコーラスがさわやかに響きます。明るく希望を持って歩いて行けば、きっと良いことがあると信じています。皆様に早く歌ってもらいたいですし、私も皆さんの前で早く歌いたいです。

Q 三代さんが初めて聴かれた時の第一印象はどんな感じでしたか。

三代 今までの私の楽曲の中にはなかったカラーだったので、とても新鮮に感じましたね。伊藤先生のメロディーは常に新しくて、御年88歳を迎えられますが本当にすごい先生だなと思います。

Q 聴きどころや、とくに三代さんがお好きな歌詞やメロディーを教えてください。

三代 聴きどころは前半と後半の違いです。とくに後半からエンディングはお子さんのコーラスが加わって、優しい中にも強さを感じます。歌の終わりに鐘の音が“カーンカーン”と響くのも素敵ですので、最後まで聴きもらさずに聴いていただきたいですね。私が一番好きなところは、やはりサビの「時計の針は止まっても 時は止まらない」です。じつは作詞を手がけてくださった東先生は昨年の9月にお亡くなりになりました。先生の遺作となりましたこの曲を、大切に歌っていきたいと思います。

Q レコーディングは、どんな感じでしたか?

三代 この作品から、渡邉曜介さんがディレクターを担当されることになりました。少し固くなってしまいましたが、歌っていく中で伊藤先生のアドバイスもあり、良い仕上がりになりました。最後は渡邉さんにも「良かったです」と言っていただき、うれしかったです。

Q 伊藤先生からは何かアドバイスはありましたか?

三代 「沙也可流に歌えば良い!」とおっしゃってくださいました。今回、ちょっと自分で考えてこぶしをとって歌ってみましたら、その方が「聴く側には伝わりやすいなぁ」とも言っていただき、うれしかったです。

Q この曲をカラオケで歌う時のコツを教えてください。

三代 あまりこぶしを入れずにスッキリと歌ってくださいね。前半は語りで、「時計は止まっても」のところからサビにかけてしっかり歌い上げてください。

Q カップリング曲の「わたしの好きな姫島は」もテンポの良い作品で、三代さんの出身地である大分県の観光地・姫島が舞台ですね。

三代 はい。前作では江ノ島の歌(「もういちど江ノ島」(2019年))を歌っていますが、故郷・大分の姫島の歌も歌ってみたい!と思って、地元の同級生に姫島の資料を送ってもらったんです。その内容を伊藤先生が素敵な詞と曲にまとめてくださいました。大分県人としても本当にうれしいです。

Q 最後に、2021年は始まったばかりですがどのような一年にしたいと思っていらっしゃいますか。ファンの皆様や読者へのメッセージもぜひお願いします!

三代 いつの世でも、悪いことは続きません。きっと変わっていくと思います。私も健康をしっかり保って、早く皆様にこの歌を聴いていただきたいと思っています。必ずいい日が来ますよ。

 

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2021年2月10日発売
明るく元気に前向きに!三代沙也可が歌う
きっと……「いい日がくるよ」

「いい日がくるよ」
作詞/東逸平 作曲/伊藤雪彦 編曲/伊戸のりお
c/w「わたしの好きな姫島は」
作詞・作曲/伊藤雪彦 編曲/伊戸のりお
c/w「ふたりの湘南~ソロ・バージョン~」 
作詞/岩本亮 作曲/伊藤雪彦 編曲/伊戸のりお
キングレコード KICM-31000 ¥1,364+税

「いい日がくるよ」は、コロナ禍に苦しむ今の世の中に必要な、明るく希望にあふれた人生の応援歌。昨年9月に他界した作詞家・東逸平氏の遺作となった。伊藤雪彦氏のこだわりで加わったという清々しい子どもたちのコーラスが三代の歌声に花を添える。カップリング曲の「わたしの好きな姫島は」は三代の故郷・大分県の観光地、姫島を舞台にしたノリのいい一曲。「この曲はこぶしをたくさん入れて、明るく楽しく歌ってくださいね」(三代)。「ふたりの湘南~ソロ・バージョン~」は、三田ひろしとのデュエットバージョンもある湘南を舞台にしたラブソング。「こぶしは少なめに、自然の風景を思い浮かべながら楽しく歌ってね、ロマンチックに!」(三代)

Profile
三代沙也可(みしろ・さやか)
大分県生まれ。1991年、作曲家・伊藤雪彦氏に師事し、1992年、「海つばめ」で歌手デビュー。2021年、28作目となるシングル「いい日がくるよ」を発売。自粛期間中は師匠の伊藤氏にピアノを習い弾いたり、百人一首を読んだりしていたが、体重が増えて驚いたという。「人と接触を避けて良く歩きました。ジムにも通い元に戻りました(笑)」(三代)。

三代沙也可オフィシャルサイト