
新田晃也が「走れ、昭和の少年よ」発売記念ライブを開催。作詞家・石原信一氏との対談も実現
新田晃也が新曲「走れ、昭和の少年よ」の発売を翌日に控えた9月2日、東京・港区のライブレストラン青山で新曲発売&ミニライブを開催した。会場には多くのファンが集まり、新曲の門出を祝った。イベントには長年のパートナーである作詞家・石原信一氏もゲストとして登壇し、和やかな雰囲気の中、新田が歌声を届けた。

新田晃也は1944(昭和19年)年3月8日、福島県伊達市梁川町大字新田字荒野の農家に生まれ、高度経済成長期の1959年(昭和34年)、15歳の時に集団就職で上京。“金のタマゴ”と呼ばれた若者たちを乗せた汽車で上野駅に降り立った。
最初に就職したのは東京・阿佐ヶ谷のパン屋。見習いとして働きながら歌の世界へ。ジャズ喫茶でのボーイを経て、バーブ佐竹の付き人兼運転手となり、やがて新宿西口のサパークラブや銀座のクラブで“弾き語り”としてステージに立つようになる。この夢を追い続けた青春時代が、新曲「走れ、昭和の少年よ」で描かれている。

新曲「走れ、昭和の少年よ」は、2016年発売の「昭和生まれの俺らしく」、2024年発売の「昭和最後の歌うたい」に続く、“昭和三部作”の完結編と位置づけられている。作詞は、長年にわたり新田の楽曲制作のパートナーを務める石原信一氏。新田自身の半生をベースに、石原氏が一部創作を加えながら詞を書き上げ、作曲は新田本人が担当した。
歌詞では、集団就職で“金のタマゴ”と呼ばれたこと、見知らぬ街でただ一人働き続けた15歳の自分、そして夜の新宿へ飛び込み音楽の世界で生きることを決意した日々など、昭和という時代の空気感とともに、夢を追う少年の希望と不安が描かれている。

新曲発売&ミニライブは、「走れ、昭和の少年よ」のミュージックビデオの上映からスタートした。完成したばかりの映像が初公開されると温かい拍手が送られると、新田がステージに現れ、まずは「走れ、昭和の少年よ」を披露した。
唱歌「故郷の空」のインストルメントをフックにイントロが始まる新曲。新田は自らの人生を投影した歌詞を一言一句丁寧に歌い上げると、客席を見渡し、「感動します」と話し始めた。
「こうして発表会という形で皆さんの前で歌わせていただくのは初めてなんです。……感動しますね。何年歌っていても、新曲を披露するというのは本当に感動します。ありがとうございます」

ライブにはスペシャルゲストとして作詞家・石原信一氏の姿もあった。石原氏は、音楽評論家や音楽プロデューサーとして活躍した故・小西良太郎氏の紹介で2008年に新田と出会った。
「かつて銀座や新宿に、『ポール』という名の“伝説の弾き語り”と評された歌手がいました。その人物こそ、ここにいる新田晃也さんなんです」
石原氏は長年のパートナーとして見てきた彼の歌について、次のように語る。
「私が新田さんに書く詞は、他の歌手の方に書くものとは違うとよく言われます。それはなぜかというと、この人の歌は、ご自身の人生や楽しみ、信条といった実話をすべて基にして私が詞を書いているからです。だから私は、彼の歌を『ドキュメンタリーソング』と呼んでいます。他の人には書けない、この人にだから書ける歌なんですよ」

ステージでは二人の対談も行われた。新田が石原氏の作品について、「詞を見ただけで胸が詰まって泣けてくるんですよ」と話すと、石原氏は「レコーディングでは、泣けそうになり歌えなくなりそうになったこともありましたね。喉の調子も決して万全ではなかったし」と、制作当時の様子を明かした。しかし、新田は聴く人に寄り添いたいという、持ち前のプロ意識でその困難を乗り越え、楽曲を完成させたという。

「越中衆」では尺八奏者の田中彰が生演奏で参加。田中は「走れ、昭和の少年よ」のカップリング「ネオン川」ではソプラノサックスを演奏しているが、この日は、田中の生演奏に合わせて、新田が「ネオン川」を歌った。
ライブでは、昭和三部作の第1弾「昭和生まれの俺らしく」、第2弾「昭和最後の歌うたい」のほか、「もの忘れ」、「母のサクラ」(徳間ジャパン移籍第一弾シングル&歌手活動50周年記念曲)、「越中衆」(歌手活動55周年記念シングル)を披露。さらに、カップリング曲で、新田が“心の師”と仰ぐ恩師・バーブ佐竹氏の代表作をカバーした「ネオン川」も歌唱した。

「いつもは皆さんからたくさんの元気をもらっています。だからこそ今日は、この歌で皆さんに元気を持ち帰ってほしい。そんな思いで歌います」
新曲発表ライブの締めくくりとして、新田はラストにもう一度、「走れ、昭和の少年よ」を歌唱すると、ファンの背中を押した。
2025年9月3日発売
新田晃也「走れ、昭和の少年よ」

「走れ、昭和の少年よ」
作詞/石原信一 作曲/新田晃也 編曲/猪股義周
c/w「ネオン川」
作詞/横井弘 作曲/佐伯としを 編曲/猪股義周
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91649 ¥1,500(税込)







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