鳥羽一郎と山川豊が初の兄弟デュオ作品「俺たちの子守唄」を発売日に赤羽に参上! 「今日、発売日だろ?」「お兄さまに感謝です」
デビュー43年目を迎え、最新シングル「鳥羽の海女」が好調の鳥羽一郎と、デビュー44年目を迎え、日本クラウン移籍第2弾シングル「兄貴」が好調の山川豊が12月4日に初の兄弟デュオ作品「俺たちの子守唄」を発売したのを記念して同日、東京・北区のCDショップ「赤羽美声堂」で店頭キャンペーンを行った。
現在72歳の鳥羽と66歳の山川は2人とも40年を超える歌手歴を持つ実力派歌手だが、兄弟デュオによる「俺たちの子守唄」は昨年、兄の鳥羽が所属するレコード会社「日本クラウン」に弟の山川が移籍したことから実現した企画。男兄弟の絆をテーマに、鳥羽の長男でシンガーソングライターの木村竜蔵が作詩・作曲を手がけた。
店内はもちろん、店外にも大勢のファンが詰めかける中、鳥羽は店内を見回しながら「すごい人ですねえ」と驚きながら店長に向かって「(次男で、歌手の)木村徹二がいつもお世話になっているそうで、ありがとうございます」と礼を言うと、山川は「(店内客に向かって)皆さま方の応援が必要ですので、『俺たちの子守唄』を盛り上げていただいて、来年あたりは紅白を目指したい」とあいさつした。
最初にサングラスをかけた2人が「俺たちの子守唄」を熱唱した後、鳥羽は「同じレコード会社なのでこういう企画が成り立ったので、『俺たちの子守唄』をいま2人で歌わせていただきました。(山川に向かって)今日、発売日だろう」と聞くと、山川はうなずきながら「私が日本クラウンに移籍しなかったらこのデュエットはたぶんなかったと思います。日本クラウンに、そしてお兄さまに(笑)感謝の気持ちでいっぱいです」。
続けて鳥羽は「弟は大病しましたが、こうやって元気になって歌えるようになりました」と報告すると、山川は「こうやって歌えるようになりました。本当にありがとうございます」とファンに頭を下げ、鳥羽は「頑張って歌おうよ」と笑顔を交わした。
その後、それぞれの新曲から山川が「兄貴」、鳥羽が「鳥羽の海女」を披露すると、再度、デュオ作品を歌って終わる予定だった。だが、ファンからの熱いリクエストにこたえて鳥羽の大ヒット曲「兄弟船」を2人で歌唱、ファンは大喜びさせた。
最後に、山川が「『俺たちの子守唄』は長男の木村竜蔵くんの作詩・作曲で、彼は歌もうまいんですよ。今回はいい歌を書いてくれました」と紹介し、鳥羽は「竜蔵が作ったんだけど、俺たちと、故郷のことも歌っている。歌詩の『肩を濡らす雨 気にせず歩く人の群れ』は、(母は)海女さんなので、雨が降ってきても傘をささないんですよ。海から上がると、夕立がきてもずぶ濡れになって家に帰るんですが、そういうところを竜蔵は見ていたんですね」と解説し、再度、デュオ作品「俺たちの子守唄」と熱唱した。
山川は、今年1月10日に肺がんと診断されたことを公表し、検査と治療に専念するため活動を休止。4月から治療を続けながら歌手活動を再開したが、現況について尋ねると「しっかりと薬を飲んでいますし、体調はいいですよ」と目を細めた。
2024年12月4日発売
鳥羽一郎・山川豊「俺たちの子守唄」
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