ハッピーになりたい! 竹島宏が“幸せの鐘”を鳴らし、新曲「サンタマリアの鐘」のヒットを祈願。カラオケの新企画も発表!
竹島宏が3月15日、東京・港区にある旧新橋停車場で新曲「サンタマリアの鐘」の発売を記念したイベントを開催。1日遅れのホワイトデーとなったが、抽選で選ばれたファン15名を招待し、歌をプレゼントした。またファンに見守られながら“幸せの鐘”を鳴らしてヒットを祈願した。
「サンタマリアの鐘」は20周年記念曲「プラハの橋」から始まったヨーロッパシリーズ三部作の完結編。竹島は三作に共通するキーワード“列車”にちなんで、日本初の鉄道駅舎が存在していた“旧新橋停車場”で、新曲の舞台であるイタリア・フィレンツェへと想いを馳せた。
「プラハの橋」「一枚の切符」、そして「サンタマリアの鐘」と3曲を続けて歌った竹島は「ようやくヨーロッパシリーズの完結編が誕生しました」と話した。
「『プラハの橋』『一枚の切符』と、主人公が同じ物語の2曲を発表させていただいて、物語の最後が気になるというお手紙をたくさんいただいていました。なかでもいちばん多かったのが、『ハッピーエンドにしてください。ハッピーエンドじゃなかったら私はどうなるかわかりません』という声でした(笑)。とにかく、主人公の二人が幸せになってほしいという期待を皆さんがお持ちでした。
ですけど、僕はデビュー以来、不幸な主人公の作品を歌うことが多かったので、おそらく今回もハッピーエンドにならないだろうなと思っていました。ところが作詩の山田ひろし先生は、別れたはずの二人が再会し、一緒に生きていこうという、ささやかだけどほのぼのとしたハッピーエンドの作品にしてくださったので、僕もホッとしています。きっと、全国のファンの皆さんも『良かったあ』と思ってくださっていると思います」
イベントでは新曲のタイトル「サンタマリアの鐘」に引っかけ、“幸せの鐘”を用意。竹島はサプライズで登場した打楽器奏者の秋山気清と一緒に鐘をついてヒットを祈願した。秋山と言えば、『NHKのど自慢』の鐘奏者としてもよく知られており、竹島に「鐘を叩くコツはありますか?」と聞かれ、「別にあの~」と、ただ叩けばいいというジェスチャーをして笑わせていた。
イベントでは新たな企画も発表された。竹島がカラオケのJOYSOUNDとコラボし、ヨーロッパ三部作を歌って応募した人の中から上位者を、レギュラー番組『竹島宏の歌MAX』に招待し、歌を披露できる権利をプレゼントするという。
「僕の歌は『歌うよりも聴く』という方が多いんですが、これを機会に歌っていただいて、物語の主人公になっていただきたいなと思います」
そして、上位入賞するためのカラオケのコツとして、竹島は「詩をしっかり理解すること」とアドバイスした。
「歌詞ありきのヨーロッパシリーズ三部作です。ドラマの世界をしっかり理解した上で歌っていただくというのが、とても大きなポイントになると思います。カラオケで歌うと、どうしてもメロディーやリズムに気持ちが行ってしまいますが、歌謡曲の醍醐味は歌詞の奥深さにあると思います。そこをしっかり味わいながら歌っていただくと、よりドラマティックな世界が表現できると思います」
竹島自身も今回のイベントでの歌唱だけではなく、コンサートでも三部作を続けて披露していきたいという。
「今日は三作続けて歌わせていただきましたが、一曲一曲は短編小説のようでも、三作続くと壮大なドラマを観ているようでした。こうしたこと(物語が3作続くような作品を歌うこと)はありそうでなかったように思います。作家の先生方やプロデューサーのおかげです。コンサートでも三作続けてお楽しみいただきたいなと思っています。そして、せっかく物語の最後をハッピーエンドにしていただいたので、この歌で歌手として、僕もハッピーになれるよう頑張ります!」