永井裕子が配信トーク&ライブを開催。パク・ジュニョンとともに終始和やかムード
永井裕子が9月30日、自身初となる配信限定ライブを開催した。
5月27日に20周年記念シングル「そして…女」を発売したが、新型コロナウィルスの影響で思うような活動ができず、6月に予定していた「20周年記念リサイタル 2021夢道 Road to 2030」のコンサートも、来年に延期となるなど厳しい状況が続いている。そんな中でも皆様に歌をお届けしたい、と試行錯誤でたどり着いたのが今回の配信ライブだった。
初めての配信ライブということで、独特の空気感に緊張の面持ちで登場した永井だが、ひとたび歌が始まると圧倒的歌唱力でオープニングを飾った。
「今日は久しぶりにマイクを持って、お着物を着て、歌わせていただきます。楽しい配信ライブになるように元気いっぱい歌いたいと思います」(永井)
画面越しで見守るファンに元気に挨拶すると、永井の代表作でもある「そして…雪の中」「そして…湯の宿」に続く「そして…」シリーズの集大成でもある新曲「そして…女」を含む全7曲を熱唱した。
今回、同じキングレコードに所属する後輩、パク・ジュニョンがゲストとして登場。トークコーナーで、『コロナが収束したらやりたいこと』というテーマでコメントを募集したところ、視聴者から「永井さん・パクさんのコンサートに行って生歌を聴きたい」という声が多数寄せられた。永井とパクは、「今度は二人でコンサートができたらいいね!」と笑顔を見せ、息の合った軽快なトークで終始和やかに進められた。
ラストはそれぞれの最新曲を歌唱。永井は「そして…女」、パクは今年2月に発売した10作目のシングル「海に語りて」を歌い上げた。
「今日は楽しい時間を過ごすことができました。またこのような機会を持ちたい、そして生で歌をお届けできる機会がだんだん近づいてきていると思います。その時はぜひ会いに来てください」と永井は語り、初の配信トーク&ライブは無事幕を閉じた。
当分は様々な制約がつきまとう中での活動が続きそうだが、永井は10月18日に地元・佐賀での20周年記念コンサートを、そしてパクは11月3日にハイブリッドコンサートの開催を控えており、コロナ禍の中でも少しずつ前へと進み出している。
20周年という記念の年に思わぬ事態となってしまったが、永井にとってはその逆境も、今回の配信ライブなど新たなチャレンジのきっかけとなっている。また、満員のお客様を前に歌える日がきたら、この経験を生かし、よりパワフルなステージを披露してくれるであろう。