細川たかしが「細川まつり」を開催。細川一門の美貴じゅん子、彩青、田中あいみらとスペシャル歌謡ステージ
細川たかしが7月6日、大阪・天王寺区の新歌舞伎座で、細川一門の美貴じゅん子、彩青(りゅうせい)、田中あいみ、友情出演の林よしことともに、「細川まつり」と銘打ったコンサートを開催した。
「細川まつり」は、細川が大阪のファンにエールを送りたい、元気づけて活気を取り戻したいという意図の下、大ヒット曲あり、民謡ありの明るく多彩なステージを大阪のファンに楽しんでもらおうと企画されたコンサート。来場したファン全員には「細川まつり」と大きく描かれた真赤なうちわが配布され、観客と一緒に盛り上がった・
出演者全員がおそろいの真赤なハッピを着て登場し、細川の大ヒット曲「北酒場」を歌ってコンサートは幕を開けた。
細川は「昭和50年に“わたしバカよね~”でデビューして47年、気がついたら恐ろしいことに、先月72歳を迎えてしまいました。北海道の真狩村という小さな村から出てきて、何のとりえもない私がこの喉一本でうまくいったなと(笑)。ファンの皆様のお陰です、本当にうれしいじゃないですか」と感慨深く語った。
「演歌界も高齢化社会を迎えています。でも先輩歌手もまだみんな辞めずに頑張っている方がたくさんいる。私も10年後、歌のイントロが鳴って今みたいにステージのセンターまで元気に歩いて来れるようになっていないといけない。皆さんも健康に気をつけて足腰を鍛えないと、好きな歌も歌えなくなるから、お互いに頑張りましょう」
華やかなオープニングで幕を開けた後、細川が「心のこり」「矢切の渡し」などの大ヒット曲を立て続けに披露し、美貴が、2021年に発売されたデビュー25周年記念曲「土下座」や最新シングル「雪の海」、彩青が、セカンドシングル「津軽三味線ひとり旅」と今年4月に発売された新曲「沓掛道中」、田中あいみが8月3日にリリースされる新曲「大阪ロンリネス」とカップリング曲「涙のリバー」、林が94年の大ヒット曲「いい男!いい女!」と3月にリリースされた新曲「アンコール」を披露。第1部の締めは再び全員が登場し、「生ビールがあるじゃないか~」のフレーズが印象的な夏にぴったりな曲「新・応援歌、いきます」を歌い1部が終了した
第2部では、1部の雰囲気とはがらりと変わって、細川による青森民謡「津軽山唄」でスタート。その圧倒的な歌声に観客は圧倒され、大きな拍手が沸き起こる。続くカバー曲コーナーでは「北」をテーマに、田中が「石狩挽歌」、美貴が「北の宿から」、林が「津軽海峡・冬景色」、彩青が「風雪ながれ旅」でそれぞれの歌唱力を存分に発揮し、ラストコーナーでは細川が三味線や和太鼓奏者をバックに「二〇二〇 イヨマンテの夜」や大ヒット曲「望郷じょんから」などを熱唱した。
アンコールでは出演者全員で「浪花節だよ人生は」を披露し、大阪のファンへパワーとエールを送り、笑顔あふれる客席のファンたちは最後まで「細川一門」の力強い歌唱ぶりにステージに釘づけだった。
なお、細川たかしは7月20日に1年ぶりとなる新曲「能登の女(ひと)」をリリースする予定となっている。