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FANTASTIC◇CIRCUS

伝説のバンド「FANATIC◇CRISIS」が17年ぶりにステージへ。30周年記念ライブを日比谷野音で開催し、“転生”。今後はFANTASTIC◇CIRCUSとして活動開始!

ビジュアル系演歌歌手・最上川司が所属(ドラムス担当)する人気ビジュアル系ロックバンド、THE MICRO HEAD 4N’S(マイクロヘッドフォンズ)のリーダー兼メインコンポーザー、kazuya(カズヤ)と、ギター&DJ担当のSHUN.(シュン)が、現在は、音楽活動のほかに、アート全般のデザインを手がけるアーティストとしても活躍中の石月努とのコラボで大きなプロジェクトを動かした。

熱狂的なファンに支持されたビジュアル系ロックバンド「FANATIC◇CRISIS(ファナティック クライシス)」の解散から17年となる5月14日に、東京・千代田区の日比谷野外大音楽堂で「FANTASTIC◇CIRCUS(ファンタスティック・サーカス)『転生-TENSEISMーFtC 30th ANNIVERSARY』」と銘打った野外ライブを開いたのだ。

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ボーカルの石月努(中央)、kazuya(右)、SHUN.(左)の3人が日比谷野音に詰めかけたファンを酔わせた。

石月は、2005年に解散した伝説のビジュアル系ロックバンド、FANATIC◇CRISISのボーカル兼リーダーで、kazuyaとSHUN.も同バンドの元メンバーだった。そんな3人が集まってFANATIC◇CRISIS結成30周年記念ライブを行うことになったもので、チケットは早々と完売した。

2005年5月14日の東京ベイNKホールでの解散ライブから月日が経ち、生まれ変わることを意味する「転生」と題して開催するこの日のライブに先がけて、kazuyaは「今回のライブがsold outしたことで、改めてたくさんの方に愛されていたんだなと思いました」とコメント。SHUN.は「あのころの感情や思いをまたこの日比谷野音で音にできるよう頑張ります! そして、ファンのみんなとまた会えることが何よりの喜びです。みんなですてきなライブを作り上げられたらと思っています」と話していた。

そして、石月は「(ファンとの)17年ぶりの再会を純粋に楽しみにしています。再結成や復活などではないカテゴリー、転生ということで進化した音楽を楽しんでいただけたら幸いです」と期待感を示していた。

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LEVIN(ドラムス)とNATCHIN(ベース)の2人をサポートミュージシャンに迎え、ボーカル・石月努、ギター・kazuya、ギター・SHUN.の3人がステージにそろうと、満員の客席は総立ちとなって大興奮した。

kazuyaは「見に来てよかったと言ってもらえるように、愛を持って、みんなと僕らの17年間を過去と今をつなげたい」と意欲満々で、1曲目の「サーカス」からパワー全開。

「皆さん、お久しぶりです。いま見えているのが奇跡です。今日はみんなにとってもオレたちにとっても特別な日であるがゆえに特別なことはしません。王道のロックエンターテイメントショーをお届けします」と石月がファンに呼びかけると、kazuyaが「最後まで思いっきり楽しんでいってください」、SHUN.が「みんなと最高の思い出をつくっていきたい」と続いた。

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代表曲「火の鳥」をはじめ、「Maybe true」「SLEEPER」「月の花」「心に花を 心に刺を」「キミガイタセカイ」「黄金の月」「ONE」「追憶をこえるスピードで」「LOVE ME」など全22曲を熱唱し、最後まで満員のファンたちを熱狂させた。

今後は、石月、kazuya、SHUN.の3人で「(ファナティック・サーカス)」というプロジェクト名での音楽活動も行っていく。8月6日にはこの日のライブの模様を収録したブルーレイが完全受注生産で発売され、9月4日は追加ライブ(品川インターシティーホール)も決定した。

今回の結成は、石月からの声かけがきっかけだった。その呼びかけにSHUN.は最初、迷ったという。だが、ステージでは転生を喜び涙した。一方、kazuyaは「17年も経ったんだから、いろいろ言いたいことがあるよ。でも、今日はFANTASTIC(=熱狂的なファンのこと)に感謝だけ伝えたい」と訴えた。そして石月は「この景色最高! また会おうな」と、客席に呼びかけていた。

 

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