石川さゆり

デビュー50周年の石川さゆり、異例の3カ月連続リリースが決定。地元・熊本ではくまモンも祝福

デビュー記念日である3月25日にデビュー50周年記念シングル第一弾「残雪」を発売したばかりの石川さゆりが、早くも4月に第二弾シングル、5月にはアルバムを発売することがわかった。

また、デビュー記念日のこの日、石川は地元・熊本の熊本城ホールでコンサートを開催。くまモンもお祝いに駆けつける中、異例の3カ月連続リリースの発表はファンにとって大きなサプライズとなった。

石川さゆり

熊本城ホールのステージに立った石川さゆりは、「こうして50周年を迎えられることをうれしく思います!」。

新作シングルは東京スカパラダイスオーケストラ NARGO・谷中 敦とコラボレーションした「虹が見えるでしょう」だ。様々なジャンルの曲を歌ってきた石川だが、非常にアップテンポで夏を思わせる軽快な音楽となっている。

「今年は50周年ということで、たくさんの自分のカラーを届けていきたい」と語る石川は、今回のコラボレーションの作品に対して、次のようにコメントしている。

「NARGOさんと谷中 敦さんと制作にあたり、夜中までLINEなどで様々な会話をしながら作り上げました。たくさん話していても、スタジオに実際に入ると思いもよらない自分の中の細胞が動き出すのが肌で感じられて、とても楽しいレコーディングでした」

公開されたジャケットには、赤いドレスに身を包んだコケティッシュな石川が印象的に写っている。

2022年4月20日発売
デビュー50周年記念シングル第二弾
石川さゆり「虹が見えるでしょう」
石川さゆり

「虹が見えるでしょう」
作詞/谷中 敦 作曲/NARGO 編曲/村田陽一
c/w「いつか微笑むとき」
作詞/谷中 敦 作曲/NARGO 編曲/村田陽一
テイチクエンタテインメント TECA-22021 ¥1,350(税込)

 

一方、デビュー50周年アルバム第1弾として5月18日に発売されるのは、新作を出すごとに話題を呼んでいるアルバム『X』(読み:くろす)シリーズの新作となる。今作で4枚目となる『X –CrossⅣ-』はエルダー層へ向けて大人の歌が届けられる。

阿木燿子/宇崎竜童の黄金タッグから始まり、布袋寅泰・亀田誠治他とのコラボレーションも実現した『X –CrossⅣ-』に、石川は「とにかく”歌”ってこんなに楽しいんだ! と聴いてくださる皆様に作品を通して伝えていきたい」と意気込みを語っている。

ジャケットは先日発表されたクリエイティブ・ディレクター 箭内道彦が率いる東京藝術大学美術学部デザイン科第2研究室の学生らが制作する。こちらも解禁が楽しみだ。

2022年5月8日発売
50周年記念アルバム第一弾
石川さゆり『X –CrossⅣ-』

テイチクエンタテインメント TECE-3667 ¥2,750(税込)
収録曲
「虹が見えるでしょう」
作詞/谷中 敦 作曲/NARGO 編曲/村田陽一
※4月20日発売先行シングル

「いつか微笑むとき」
作詞/谷中 敦 作曲/NARGO 編曲/村田陽一

「残雪」
作詞・作曲/加藤登紀子 編曲/斎藤ネコ
※3月25日発売先行シングル

「再会」
作詞・作曲 加藤登紀子 編曲 斎藤ネコ

「琥珀」
作詞/阿木燿子 作曲/宇崎竜童 編曲/斎藤ネコ

「人生かぞえうた」
作詞/いしわたり淳治 作曲・編曲/亀田誠治

「本気で愛した」
作詞/いしわたり淳治 作曲・編曲/布袋寅泰

「ふる里へ帰ろう」
作詞・作曲/神津善行 編曲/松本峰明

石川さゆりが地元熊本で、「デビュー50周年記念コンサート~ただいま故郷(ふるさと)~」を開催

3月25日は、石川のデビュー記念日。1973年のこの日も、石川は熊本でコンサートを行っている。熊本城ホールのステージに立った石川は、「ただいま! 今日が50周年の1日目です! お越しいただきありがとうございます」と挨拶すると、「津軽海峡・冬景色」「天城越え」をはじめ、自身の代表作を中心に歌唱した。

石川さゆり

また、「誰にでも心にふるさとがある。そんなふるさとを思い出しながら加藤登紀子さんと作った曲です」と紹介すると、この日発売となった「残雪」を歌唱。壮大な迫力のあるステージに、会場からは自然と大きな拍手が沸き起こった。


2022年3月25日発売
デビュー50周年記念曲第1弾
石川さゆり「残雪」
石川さゆり

「残雪」
作詞・作曲/加藤登紀子 編曲/斎藤ネコ
c/w「風帰行」
作詞/吉岡治 作曲/ソン・ミンホ 編曲/若草恵
テイチクエンタテイメント TECA-22020 ¥1,350(税込)

デビュー50周年記念シングル第1弾シングル「残雪」は作詞・作曲に加藤登紀子を迎え、故郷に馳せる熱い思いを、荒涼とした大地を飛ぶ渡り鳥になぞらえた一曲。“帰れない故郷” “帰らない故郷”。今の時代、改めてそれぞれの故郷への思いを石川さゆりが歌に乗せて伝える。

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