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吉永加世子

【取材日記】デビュー30周年の吉永加世子さんが歌う新曲「夜汽車」。師匠・吉幾三さんの”女唄”を伝承し、令和に素敵に響かせます。

吉永加世子さんが2月21日に新曲「夜汽車」を発売されることになり、お話をうかがってきました。

作曲家・弦哲也さんのもとで修行された吉永加世子さんは1994年11月に「涙の浜千鳥」でデビューされました。当時のアーティスト名は”小林加代子”でした。2008年には吉幾三さんプロデュースによる「永遠に愛して」を発売し、アーティスト名を現在の”吉永加世子”に改名。吉さんによる命名でした。

というわけで吉永加世子さんには、歌手として産みの師匠と、育ての師匠の2人がいるわけです。なんとも恵まれた環境で歌ってこられたように思いますが、新曲をリリースできない長い時間も経験されており、両手では数え切れないほどの苦労もされてきました。

「加世子、おまえ、やめるなんて考えるなよ」。苦しかったころ、吉永さんの気持ちを察した吉さんが吉永さんにかけた言葉です。

そんな吉永さんが今年、デビュー30周年を迎えられ、満を持してリリースされるのが「夜汽車」。吉さんが1993年にリリースされたアルバム『吉幾三 全曲集~どんなに遠くても』に収録されていた一曲です。アルバム制作時に歌われたぐらいで、以来、吉さんはこの歌を歌うことはほぼなかったそうです。

吉さんは吉永さんのために未発表曲を何曲か準備してくださっていたそうですが、吉永さんは”時間”に埋もれていた「夜汽車」との出会いに心惹かれ、直談判。表題曲として「夜汽車」をリリースし、師匠・吉幾三さんの”女唄”を伝承していく決意をより強くされました。

そのあたりの経緯や、吉永加世子の新曲として一部変更された歌詞のこと、吉幾三バージョンとは異なる、”うなり”が入った吉永加世子流の歌唱方法などは、後日公開するインタビュー記事でたっぷり紹介しますので、楽しみしていてください。

2月21日発売の「夜汽車」とカップリング曲「五月雨」は懐かしい昭和歌謡の匂いを持ちつつも、令和の時代にこそ聴きたい、歌いたい作品です。「シン・ゴジラ」や「シン・ウルトラマン」など”シン・シリーズ”が多くの人の注目を集めていますが、吉永加世子さんの「夜汽車」は、さしずめ「シン・昭和歌謡」とでも呼びたくなります。

発売直後の2月23日には、東京・台東区の浅草ビューホテル 飛翔の間で「30th Anniversary 吉永加世子ディナーショー&新曲発表会」を開催されます。「夜汽車」と共に全国へ飛び回るスタートの宴となります。

「夜汽車って、いまは走っていないですよね。唯一、寝台特急サンライズ(東京-出雲、東京-髙松)が運行されているだけです。師匠からは『タイトルを変更しようか?』と言っていただきましたが、いまはほぼなくなった夜汽車(夜行列車)だからいいんです、とお話しさせていただきました。『夜汽車』がアルバムに収録されたのは30年前の1993年です。その作品が私のデビュー30周年のニューシングルとなります。デビューしたころは『ヒット曲を出したい!』『NHK紅白歌合戦に出たい!』 という気持ちが強くありました。もちろん、いまもあります。ですが、それ以上に音楽と向き合いたいと思っています。本当の意味で、”音楽”の力を知りました。これまで歌って来ることができた感謝の気持ちを全国へ届けたい。”恩返し”というにはおこがましいかなと思いますが、貯めてきた燃料に火をつけて、あとは走るのみです」

カメラを向けると手でハートを形づくってくれた吉永加世子さん。心はメラメラ燃えています。

 

INFORMATION

吉永加世子

「30th Anniversary 吉永加世子ディナーショー&新曲発表会」

開催日:2024年2月23日
時間:開場17:30 ディナー18:00 ショー 19:15~
会場:浅草ビューホテル 「飛翔」
料金:20,000円(税込)

問い合わせ:y’s agency  TEL=03-5829-9710(担当:小俣)

チケットの購入や詳細は以下のURLへ
https://ysag.stores.jp/

ディナーショーのチラシ裏側には、「吉永加世子~デビュー30年の歩み~」として、弦哲也さんと吉幾三さんからそれぞれレッスンを受ける貴重な写真や、懐かしいジャケット写真が掲載されています。「私、全然知らなくて。マネージャーが独断でやったんですが、恥ずかしい」と、吉永さん。そう言われると見たくなりますよね。上記、URLへアクセスすると、チラシの裏側も見ることができますよ。