第4回キングレコード歌謡コンテスト決勝大会開催。長崎県在住の指宿陽子さんがグランプリの栄冠に輝く

「第4回キングレコード歌謡コンテスト決勝大会」が10月26日、東京・千代田区TOKYO FMホールで開催された。全国から約530曲の応募が集まり、一次音源審査を通過した106名が決勝の舞台に集結。熱戦の末、長崎県在住の指宿陽子さん（47歳）が見事グランプリの栄冠を手にした。

この大会は、かつてキング歌謡文化アカデミーが開催していた「キング歌謡選手権」に代わるイベントとして2022年にスタートし、今回で4回目を迎える。

審査員長を務めたキングレコードの米沢孝本部長は、「年々レベルが上がっており、審査も難航いたしました。“ステージに上がったら誰よりも自分がカッコ良いと思って歌ってください”とお伝えしましたが、皆さんその通りに堂々と歌っておりました」と、ハイレベルな戦いを総評した。

グランプリを受賞した指宿陽子さんは、「1月に母が亡くなりました。母もカラオケが大好きでキングレコードの大会で優勝したことがあります。私のこともずっと応援してくれていて、やっと思いを引き継げたという気持ちでとてもうれしいです！」と、天国の母への想いを語りながら喜びを噛みしめた。

イベントには、歴代グランプリ受賞者である第3回の芦葉奈保美さん、第1回の中井彩花さんもゲストとして登場。芦葉さんは「グランプリを受賞した時、家族や友達にたくさん自慢しました！」と明るく語り「泣きまね」を、中井さんは「歌う前に運動すると、上手にのびのび歌えます！」と秘訣を明かし「待宵橋恋唄」を披露。情感あふれる圧巻の歌唱で、会場を大いに沸かせた。

米沢審査員長は「来年、春からの募集で5回目も開催する予定です」と次回大会の開催も発表し、コンテストは盛況のうちに幕を閉じた。

【前列左から】曽根秀雄、原田徹、神通秀機、草間泰、指宿陽子、成田弘美、中村幸綱、小林夕夏、黒川美海
【後列左から】青木昭男、吉岡功、審査員榎田百華、岡田美穂、審査員渡辺有賀、鈴木一弘、玉真義雄、佐々木詔子、寺里由紀子、野村智子、岩澤直哉、金子史郎、審査委員長米沢孝、梶本寛太、審査員水川忠良、中山鼓唯希、立野波輝（以上、敬称略）

各賞受賞者は、以下の通り。※「 」は歌唱曲
グランプリ
指宿陽子（一般B）「流恋草」

優秀賞（６名）
中村幸綱（一般Ａ）「男の意地」
小林夕夏（一般Ａ）「酒場すずめ・・・」
指宿陽子（一般B）「流恋草」
成田弘美（一般B）「娘に・・・」
神通秀機（ゴールド）「酒場のレクイエム」
草間泰（ゴールド）「龍王岬」

歌唱賞（6名）
梶本寛太（一般Ａ）「男傘」
黒川美海（一般Ａ）「鷗宿」
金子史郎（一般B）「ひとりじめ」
野村智子（一般B）「朝日楼」
曽根秀雄（ゴールド）「あなたのブルース」
原田徹（ゴールド）「みちづれ川」

奨励賞（6名）
立野波輝（一般Ａ）「男の一生」
中山鼓唯希（一般Ａ）「Ｌｉｓｔｅｎ」
鈴木一弘（一般B）「海の祈り」
玉真義雄（一般B）「Comme d’habitude(My Way)」
青木昭男（ゴールド）「峠越え」
佐々木詔子（ゴールド）「裏窓」

審査員特別賞（４名）
岩澤直哉（一般A）「シャイニン・オン君が哀しい」
岡田美穂（一般B）「帰らんちゃよか」
寺里由紀子（一般B）「私の歌」
吉岡功（ゴールド）「人生に乾杯