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坂本冬美

【紅白リハーサル】坂本冬美、復興を願い輪島市から中継へ。「泣かずに歌うことが目標。心ある歌を届けたい」。34年ぶりに紅白で「能登はいらんかいね」を披露へ

1990年以来34年ぶりにNHK紅白歌合戦で「能登はいらんかいね」を歌うことになる坂本冬美が東京・渋谷区のNHKで行われた取材会に参加し、今の思いを伝えた。

「私にとって紅白では初めての中継ということで、能登の輪島から歌わせていただくことになりました。『能登はいらんかいね』という曲はデビュー4年目の作品。なんと34年ぶりに紅白で歌わせていただきます。いろんな意味でいつもとは違う緊張感があり、緊張はしますが、心が届けられる歌を歌えたらなと思っています」

坂本冬美

坂本は今年1月の能登半島地震、9月の豪雨で大きな被害を受けた輪島市から生中継で歌唱する。能登の「御陣乗(ごじんじょ)太鼓保存会」の皆さんと一緒にパフォーマンスし、復興へのエールを送る予定だ。

「ひとことでは自分の気持ちは伝えられませんが、大みそかの紅白は家族で楽しむ番組だと思います。去年はその紅白を皆さんが楽しまれた翌日にあのような地震が起きてしまいました。『もういくつ寝るとお正月~♪』と歌にもあるように、お正月ってみんなが楽しみに迎えるものですが、被災された皆さんはお正月になると、あの悲しい地震を思い出すことになると思います。その意味では今年の紅白は特別な紅白になると思うんですけれども、悲しみだけじゃなく、『よし、頑張ろう』『一から頑張ろう』と思ってもらえるような紅白になればと思っています。その思いは出演される皆さんも同じだと思いますが、私自身もその思いを歌にのせてお届けてできればと思っています」

坂本冬美

引き締める坂本だったが、実際に輪島市へ行ってみるまで自分がどんな感情になるのかはわからないと不安も漏らした。

「今はこんなふうに話していますが、実際に地元の皆様の前にいったらどんな感情になるのか想像できません。とにかくしっかりと泣かずに歌うことが私の中ではいちばんの目標かなと思います。先ほども言いましたが、心ある歌を届けられればと思います」

 

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