田川寿美が昭和100年をテーマに熱唱ライブ。ギターの弾き語りも披露し、来年迎えるデビュー35周年に向け演歌・歌謡曲を世界へ！

2025.03.16

今年4月にデビュー34年目を迎える田川寿美（49）が3月16日、東京・渋谷区のライブレストラン・ラドンナ原宿で「春の宴～昭和100年～」と銘打ったライブを開いた。

昼夜2回公演で約140人のファンが詰めかける中、「女の舟歌」でオープニングの幕を開けた田川は、「今年はデビューして34年目。来年が35年という節目にあたるので、ちょくちょく皆さまに歌を聴いていただく機会をいただけたらなということで、このような流れになりました」とあいさつ。「今回は、昭和100年をテーマに、懐かしい歌、名曲の数々を私なりに選びまして、皆さまに楽しんでいただけたら…」と歌声を聴かせた。

前半は自身のヒット曲から第9弾シングル「哀愁港」、デビュー・シングル「女…ひとり旅」などを披露し、昭和の懐かしい名曲カバーから神楽坂はん子の「ゲイシャ・ワルツ」、美空ひばりの「明治一代女」などを歌った。

その後は、ピアノとバイオリンの演奏者も加わり、田川はギターの弾き語りで中島みゆきの「糸」、井上陽水の「夢の中へ」、そして恩師の作曲家・鈴木淳氏のヒット曲で、ちあきなおみのデビュー曲「雨に濡れた慕情」を届けた。

後半は、オリジナルのシングル作品から「女人高野」「下田の椿」「花になれ」、最新曲「悲しいめぐり逢い」を熱唱。アンコールでは山本リンダの「どうにもとまらない」で会場を盛り上げた。

全17曲。約1時間半に渡る「田川寿美春の宴～昭和100年～」ライブ。歌い終わった田川は笑顔で感謝の言葉を述べた。

「ライブは何十年もやらせていただいていますが、毎回、緊張しますね。（同会場の客席は）このような至近距離ですからね。でも、ありがたいですね。親以上の存在で愛してくださっている方がたくさんいるお陰でいまがあります。なかなかない人生を歩ませていただいています」

そして、デビュー35周年に向けて、「演歌をもっと伝えたい」と意気込みをみせた。

「こうして長く歌わせていただいている中で、日本の演歌を世界にも届けていけたらいいなと思っています。日本語ならではの美しいメロディーとか、そういうのが私たち日本人の誇りでもあるし、近年は海外の方もインバウンドでたくさんの方が日本に訪れているので、『日本の演歌って、こんなにカッコいいんだよ』ということを伝えていけたらいいですね。来年は35年という節目の年になりますが、まだまだ日本の演歌、歌謡曲にはすてきな歌がたくさんあるので、もっともっと広げていけるよう頑張っていきたい」

なお、田川は4月5日に東京・世田谷区民会館にて開催される「第22回・長良グループ夜桜演歌まつり」に出演予定。