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椎名佐千子

椎名佐千子がバースデーライブを開催。和太鼓のパフォーマンスも披露し、「最高の誕生日になりました」

椎名佐千子が自身の誕生日である11月3日、東京・港区の草月ホールで初のバースデーライブ「椎名佐千子Birthday LIVE 2024‐感謝をこめて‐」を開催し、350名もの観客を賑わせた。

椎名は大花をあしらった艶やかな紫色の着物で登場し、「哀愁・・・日本海」、「面影みなと」を歌い上げ、「初めてのバースデーライブ、皆さんにお会いできて本当にうれしいです。どうか一緒に楽しんでください!」とコメント。椎名の誕生花であるカモミールの花言葉(「逆境に耐える」「周りを癒す」)そのものの女性像を描いた「出船桟橋」、「丹後なみだ駅」と代表曲を立て続けに披露していく。

椎名佐千子

このライブのために新たにアレンジした「女郎花」を披露すると、椎名はバースデーを記念してスクリーン上に幼少期からの秘蔵写真を公開した。本人のナレーションとともに次々と紹介される写真にファンは釘づけだった。

淡い水色の着物に白いショールのスタイルに着替えた椎名は、「あなたのせいよ」を歌唱すると、亡き恩師・鈴木淳氏が作曲し、その妻である悠木圭子氏が作詞した「早春慕情」を届けた。

「こちらも大好きな曲。歌うたびに風景が浮かんで泣きそうになりますが、今日も先生方はエールを送ってくださっていると信じて、泣かないようにします」

椎名佐千子

また今年4月に約2年ぶりにリリースした新曲「いごっそ海流」(Aタイプ)に収録したカップリング「カサブランカホテル」では、異国情緒あふれるモロッコの風景をバックに、異国に迷い込んで男性の面影を追うという情景を切なさを込めて歌い上げた。

さらに鈴木淳氏の門下生の先輩、八代亜紀にも触れ、「いつも優しく話しかけてくださる方でした」と追悼した。

「大先輩なのにとても気さくで、独立して不安な時期にも、一緒に仕事しましょう、と声をかけていただき、大変お世話になりました。そんな偉大な大先輩の歌を、私なりに歌いつないでいけるように」

寂しそうにコメントすると、椎名は八代の代表曲「舟唄」を熱唱した。

続いて、袴姿で登場した椎名は数ある浪曲のレパートリーの中からファンから好評を博している「王将一代小春しぐれ 浪曲歌謡篇」を力強く歌唱すると、黒のパンツ姿に衣装チェンジし、助六太鼓では今泉光氏との息の合ったパフォーマンスを披露。その溢れるパワーのまま、さらにダンサーも登場し「酔歌 (ソーラン節入り)」でファンを魅了した。

椎名佐千子

新曲「いごっそ海流」では、「みなさん、いくぜー!」という掛け声とともに、まるで荒波のような力強い歌唱で観客を圧倒。「おっしょい!」の合唱で会場のテンションは最高潮に達した。

「椎名佐千子Birthday LIVE 2024」も中盤から終盤を迎えると、バンド紹介の後、深紅のドレスで登場した椎名は和田アキ子の「古い日記」をカバー。観客席に降り立ち、一人一人と目を合わせ、会場を盛り上げた。

「デビュー当時にミュージックビデオに出演してくれたAYAMANAと21年ぶりの共演です」と、「御意見無用の人生だ」、「君津・木更津・君去らず」、「さよなら特急」を令和ダンスバージョンと銘打ち軽快にパフォーマンスすると、「お越しくださった皆さんに感謝の気持ちがいっぱいです、本当にありがとうございます」と改めて感謝の意を伝え、本編ラストは「愛を信じたい」で締めくくった。

アンコールではサプライズでケーキが運び込まれると、会場全体に「ハッピーバースデートゥーユー」の曲が響き渡った。

「今日は本当に最高の誕生日になりました。本当に皆さん、いつも傍にいてくださってありがとうございます。ここが私の居場所だな、と思うんです。皆さんが私にとってマイホームです」

暖かな空気に包まれた草月ホールで、椎名が感極まる場面も見せたバースデーライブ。椎名は最後に「一緒に歌ってください!」と呼びかけると、感謝を込めて「いごっそ海流」(Bタイプ)に収録したカップリング「マイホームタウン」を歌唱した。

 


2024年4月17日発売
椎名佐千子「いごっそ海流」
A Type
椎名佐千子

「いごっそ海流」
作詞/日野浦かなで 作曲/岡千秋 編曲/南郷達也
c/w「カサブランカホテル」
作詞/日野浦かなで 作曲/岡千秋 編曲/南郷達也
キングレコード KICM-31132 ¥1,500(税込)

【Amazon】「いごっそ海流」(Aタイプ)

B Type
椎名佐千子

「いごっそ海流」
作詞/日野浦かなで 作曲/岡千秋 編曲/南郷達也
c/w「マイホームタウン」
作詞/椎名佐千子、山本夏伊 作曲/山本夏伊 編曲/矢田部正
キングレコード KICM-31133 ¥1,500(税込)

【Amazon】「いごっそ海流」(Bタイプ)


椎名佐千子

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椎名佐千子(しいな・さちこ)
1982(昭和57)年 千葉県旭市生まれ。歌手志望だった祖母の影響で 小学生の頃からカラオケ大会に出場し、「千葉テレビカラオケ大賞グランドチャンピオン大会」など数々の大会で優勝。初めてステージで歌ったのは小林幸子の『雪椿』だった。
中学2年の時に「全国歌の甲子園 決勝大会」で優勝した際、 審査委員長を務めていた作曲家 鈴木淳氏にスカウトされ、千葉県旭市の自宅から 東京・六本木の事務所まで往復4時間のレッスン通いを続けた。
2002年4月24日、19歳の時にキングレコードより『御意見無用の人生だ』で歌手デビュー。当時は袴にブーツという「ハイカラさん」スタイルで歌っていた。同年、第44回日本レコード大賞新人賞を受賞。
2013年千葉県旭市観光大使第1号に任命された。2021年にはデビュー20周年を迎え、同年11月に開催された記念コンサートは大盛況となった。2024年4月19日に、約2年ぶりとなるニューシングル「いごっそ海流」をリリースしたA

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