竹島宏がJOYSOUNDとのコラボで初のカラオケ大会を開催。参加者の歌への“愛情”に「新しい扉が拓いた」
竹島宏の楽曲を歌うカラオケ大会「竹島 宏×JOYSOUND スペシャルコンテスト」の決勝大会が7月6日、東京・渋谷区のLive Lounge UEHARAで開催され、長野県から参加した松沢明彦さんが優勝し、北海道から参加した寿盛秀幸さんが準優勝に輝いた。コンテストの模様は、竹島が司会を務めるTV番組『竹島 宏の歌MAX』で放送される。
竹島にとって初めてのカラオケ大会には全国から約200件の応募があった。課題曲は「プラハの橋」(2021)、「一枚の切符」(2022)、最新曲「サンタマリアの鐘」のヨーロッパ三部作。決勝大会には予選上位の5名と特別賞の3名が出場した。
「デビューして21年、もうすぐ22年目に入りますが、初めてのカラオケ大会でした。僕以外の方のお声と気持ちで歌ってくださっていて、僕の歌唱とはまったく違う色になっていました。皆さんの歌を聴いていると、自分の中では『こう歌わないといけない』と決めつけていたものが全部取っ払われました。いい意味で、自分自身の歌に対する新しい扉を拓いていただけました。今日歌ってくださった8名の皆様は本当に歌を聴き込んくださり、歌の世界を表現しようという真剣な思いが歌からも伝わってきました。僕自身、プロとして初心に戻れました」
決勝大会の審査員はJOYSOUNDの栗原良氏と、テイチクエンタテインメントのディレクター 近藤芳樹氏が務め、予選上位5名の中から優勝と準優勝が決められた。
近藤氏は、「プラハの橋」を歌って準優勝を獲得した寿盛さんへの総評として、「今日出場された皆さんの点数はほぼ同じだったので、今日の出来映えで選びました。盛り上げ方が上手で、今日、いちばん光っていました。それは曲への理解度が深かったんだと思います」とコメントした。
また「一枚の切符」を披露して優勝した松沢さんには、栗原氏が「予選時からハイレベルでしたが、決勝はさらにレベルの高い戦いになり頭を悩ませながら答を出しました。一生懸命歌い込まれたテクニックだけじゃなく、心を掴まされました。さらに素敵な歌声になるように願っています」と総評した。
大会を楽しんだ竹島は、「本当に歌が好きで歌っておられましたし、歌を聴いてもらいたいという気持ちが伝わってきました。感激しています。竹島の歌を歌ってくださっている皆様の思いが、このような素敵な時間をつくってくださったのだと思います。今日、歌ってくださった8名の方とは、いつの日かコラボをする機会があればいいなと思っています」と語った。そして、またカラオケ大会を開催したいと意欲をみせた。
「自分の歌を歌っていただくのはうれしかったんですが、これまではカラオケ大会を開催するという発想がありませんでした。僕のファンの方は歌うよりも聴くだけという方が多かったからです。ですから今回、カラオケ大会をするにあたって、どれくらいの応募があるのか心配しました。でも、こんなにも(200件)多くの応募がありびっくりしました。
先ほど、新しい扉が拓いたと話しましたが、またカラオケ大会をやってみたいなと思いました。今回はヨーロッパ三部作に限定した大会でしたが、竹島のオリジナル曲にはムード歌謡や、踊らされちゃう歌謡曲、演歌テイストな作品などがあります。この20年ほどの間にいろんなタイプの歌を発表させていただいているので、いろんな方に応募していただきやすいと思います」
『竹島 宏の歌MAX』の収録も行われた決勝大会終了後、竹島は大会出場へのお礼として、参加者のためにだけに新曲「サンタマリアの鐘」を歌った。
都内の最高気温が33度を超えたこの日。竹島は「自宅を出るときに、『暑ッ!』って思った」という。
しかし、「この会場で、皆さんの歌を聴いていたらすごく穏やかになって、涼やかな気持ちになりました。今日の大会を花にたとえるとアサガオかな。アサガオの花言葉にはいろいろありますが、歌ってくださった方の歌への“愛情”をすごく感じました。なかには竹島宏を『本当に好きでいてくださるんだな」という気持ちも歌声から感じることができました」と頬を緩めていた。
なお、今回のカラオケ大会は竹島とJOYSOUNDとの初コラボ企画として実現。「JOYSOUND MAX GO」をはじめとした対象機種を導入するカラオケ店舗から“うたスキ動画”の機能を使って応募された。
「竹島 宏×JOYSOUND スペシャルコンテスト」決勝大会
出場者の氏名《( )内はエントリー名》と歌唱曲は以下の通り。
予選上位5名
小松美香さん(みーやん)「サンタマリアの鐘」
寿盛秀幸さん(寿盛秀幸)「プラハの橋」
小野瑞季さん(みんころちゃん)「一枚の切符」
古寺雄史さん(ゆーじっく)「一枚の切符」
松沢明彦さん(まっちゃん)「一枚の切符」
審査の結果、優勝は松沢さん、準優勝は寿盛さんが獲得。
松沢明彦さん コメント
「皆さんお上手な方ばかりでしたが、その中で最高の賞をいただけました。本当に夢のような気分です。竹島さんの歌は好きで、よく歌っていますが、この大会に応募するために練習しました。歌は自己流です。先生についたことはありません。とにかく歌が好きで、たくさんの歌仲間がいます。みんなにこの優勝を知らせたいと思います」
特別賞
太平一誠さん(michael_shakson)「一枚の切符」
タンロンさん(タンロン)「プラハの橋」
南達磨さん(だるまブラザーズ)(「プラハの橋」
※放送日などの詳細は『竹島 宏の歌MAX』公式ホームページへ