“ムード歌謡の貴公子”タブレット純がなんと! 浪曲に初挑戦!! ドレス姿の衣裳でも観客を沸かせ、ムード歌謡からジャズまで全20曲を熱唱
ムード歌謡グループ「和田弘とマヒナスターズ」の元ボーカルで、現在は、歌手、お笑い、歌謡研究家などと幅広く活躍中の“ムード歌謡の貴公子”ことタブレット純が6月13日、東京・赤坂の草月ホールでリサイタルを開いた。
昨年は、マヒナスターズのボーカル担当(芸名は田渕純)としてプロ歌手デビュー後、20周年の節目の年を迎えたが、今年は、自身が作曲した新曲「銀河に抱かれて」を2月に発売。NHK『ラジオ深夜便』で同月から3月まで「深夜便のうた」としてオンエアされ、話題を呼び、現在、ロングヒット中だ。
熱烈なファンで満席になった草月ホールのステージに、艶やかなドレス姿で現れると、タブレット純は、「今日は、台風が来ちゃうかなと思っていたのですが、何とか晴れまして、この訳のわからない格好に台風も不気味で去っていったのかなと思っております」とあいさつ。客席は爆笑させた。
リサイタルは2部構成で、第1部は、昭和の名曲から「イヨマンテの夜」「ヨイトマケの唄」「この空を飛べたら」「丘を越えて」、新曲「銀河に抱かれて」のカップリング曲(セルフカバー)で、2015年に阿佐ヶ谷姉妹のデビュー曲として提供した「おしぼりをまるめたら」(詩曲・タブレット純)などを歌唱した。
第2部は、1カ月間かけて覚えたという初挑戦の浪曲「清水次郎長伝」(三味線・玉川奈々福)と、その浪曲を教えた浪曲師・玉川奈々福と「コモエスタ赤坂」をデュエットしたのをはじめ、ムード歌謡のヒットナンバーから「コモエスタ赤坂」「小樽のひとよ」、映画『超伝合体ゴッドヒコザ』の主題歌「ゆけ!超伝合体ゴッドヒコザ」(オリジナル曲)、ジャズメドレーから「慕情」「恋人よ我に帰れ」、最新シングル「銀河に抱かれて」、マヒナスターズ時代のヒット曲「泣かないで」、それに2020年2月発売のオリジナルヒット曲「東京パラダイス」など、浪曲からジャズまで音楽知識にたけたタブレット純ならではの歌唱力とバラエティーに富んだ選曲で全20曲を披露した。
タブレット純は終始、ファンと一体となって盛り上がり、爆笑トークを織り交ぜながら最後まで客席を楽しませていた。
2023年2月15日発売
タブレット純「銀河に抱かれて」
銀河と孤独、そして感謝のイメージが込められた詩とメロディを、ムードたっぷりな歌声で。カップリングにはタブレット純が阿佐ヶ谷姉妹に楽曲提供した「おしぼりをまるめたら」をセルフカバーして収録。