純烈とダチョウ倶楽部が合体! 紅白を目指し「純烈♨ダチョウ」が熱湯風呂チャレンジ
純烈が9月14日、東京・渋谷区のLINE CUBE SHIBUYAで「純烈コンサート2022 新・小田井オーディション2022~家族が勝手に履歴書送っちゃいました??~」を開催。ダチョウ倶楽部との合体ユニット「純烈♨ダチョウ」として、熱湯風呂に挑戦しながら「白い雲のように」を披露した。
小田井涼平が今年大晦日をもってグループを卒業することが発表されている純烈は、現在、コンサートツアーの真っ只中だが、この日は特別な内容が組まれた。昼夜2公演行われ、とくに昼の部では、肥後克広と寺門ジモンによるダチョウ倶楽部が登場。コンサートという大きなステージで純烈♨ダチョウがパフォーマンスするのは初めてだった。
純烈のリーダー、酒井一圭は「ここまで大きなステージで、ダチョウ倶楽部さんとご一緒するのは初めてです。これまで何度もご一緒させていただいていますが、とにかくお客さんを楽しませる、笑わせるという姿勢は本当に勉強になります」と、ダチョウ倶楽部に学ぶことが多いと話していた。
純烈とダチョウ倶楽部との合体は、今年5月にダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが亡くなったことを受け、肥後の「ダチョウ倶楽部は解散しません。2人で純烈のオーディションを受けます」という追悼コメントがきっかけとなっていた。
コンサートは小田井がメインを務める楽曲「合言葉」で幕開け。小田井が抜けたあとの純烈のために、小田井が歌ってきた“トリッキー”な歌、「六本木は嫌い」「母性本能」「あたなのブルース」を他のメンバーが歌い継ぐと、純烈♨ダチョウがステージに登場。6人が「プロポーズ」を披露した。純烈の2018年の勝負曲で、この曲で純烈は結成11年目にして『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たしている。
ここでスーパー・ササダンゴ・マシンが年末の紅白出場に向けたプレゼン。紅白出場に向けインパクトが必要だと、ダチョウ倶楽部のリアクション芸で人気の熱湯風呂に挑戦しながらの歌唱が提案されると、ステージに本家の熱湯風呂が準備された。
まずはお手本として、後上翔太が初チャレンジし、上島さんをオマージュしたリアクション芸で観客を大爆笑させると、今度は全員がパンツ一枚となり、「白い雲のように」を歌いながら熱湯風呂に入った。しかし結局、最後まで歌いきることができず、熱湯風呂の餌食になってしまった。
後上翔太「今回、熱湯風呂に入らせていただいて、自分の人生でもこんな日が来るとは思っていなかったので、映像というか、記録に残したいなと思ったんですが・・・。このコンサートの模様はDVDにもなるんですよ! DVDを買って見てください!!」
白川裕二郎「(鍛え上げた肉体美は)マダムを抱くためです。熱湯風呂の時、マダムはニヤニヤじゃなくて、エロい目で見ていました」
熱湯風呂へのチャレンジを楽しんだ純烈だったが、ダチョウ倶楽部の肥後は、純烈ファンの熱気に「皆さんからパワーをもらいました」と高揚し、寺門は「純烈のファンの方って温かいんですね。感動しました」と笑顔を見せた。
そんなダチョウ倶楽部に小田井は、「本来であれば、僕たちはダチョウ倶楽部さんとご一緒させていただけるポジションじゃないんですけど、こうやってユニットを組んでくださって・・・。ファンの皆さんも満面の笑顔でお二人を迎えてくださいました。涙腺が緩みました。僕の卒業なんでどうでもよくなりました」と感動。「ダチョウ倶楽部さんには、いい力を僕たちに与えてほしいと思います」とコメントした。
純烈♨ダチョウとしての目標は、大晦日の紅白出場だ。小田井にとってはこの日が純烈としての活動の最後となる。もし、紅白出場が叶わなかった場合は12月26日のディナーショーが最後になるようで、「それも純烈らしいなと思います」と小田井。だが、リーダーの酒井は「夢は紅白です。その夢が叶い、翌朝自宅に帰ったら、元日のお笑い番組にダチョウ倶楽部のお二人が出ている。それが見られたらハッピーです」と気合いを入れた。
するとダチョウ倶楽部のリーダー、肥後も「酒井リーダーが言ったように、紅白に出て次の日のお笑い番組でまたリアクション芸をするというのが夢です。その姿を皆さんに見ていただくことで、日本中を明るくして、笑ってもらいたい」と決意を述べると、寺門は「本当です」と力を込めた。
コンサートの後半は、メドレーを披露しながらの純烈♨ダチョウによる客席ラウンドや、最新曲「君を奪い去りたい」、この日発売された同曲の新装盤(G・E・Fタイプ)から「いつまでも忘れないから」などを披露。アンコールの「ひとりじゃないから」では、小田井の代わりに新規加入する岩永洋昭も加わって、観客に挨拶した。岩永は大学時代の2000年にモデルとしてデビュー。2010年にはテレビ朝日系の『仮面ライダーオーズ』に出演し注目を浴びた。
「この度、純烈に加入させていただくことになりました岩永洋昭です。今日、舞台を見させていただいて、本当に僕にできるのかなと不安な気持ちになりましたが(苦笑)、ひとつひとつ消化して、皆さんの前に元気な姿を見せられるように、皆さんに元気な雰囲気を届けられるように頑張りたいと思います」
大きな拍手に包まれたステージには、ダチョウ倶楽部も加わり、熱湯風呂チャレンジで失敗した「白い雲のように」を全員で歌唱。年末の紅白出場を目指す純烈♨ダチョウに、観客も総立ちとなりペンライトを振って応援した。