第54回 日本作詩大賞は、幸耕平の作詩作品「君がそばにいるから」に決定。歌唱した純烈は「ファンの皆さんが本当に喜んでくれる」と感動。
日本作詩家協会が演歌・歌謡曲の育成を目的に主催する音楽祭「第54回 日本作詩大賞」が12月4日、夜6時30分から、BSテレビ東京でオンエアされ、栄えある作詩大賞に、幸耕平が作詩した「君がそばにいるから」(作曲/幸耕平 歌唱/純烈)が選ばれた。
昭和43年(1968年)に始まった歴史ある「日本作詩大賞」は、曲や歌手ではなく“作詩”に与えられる賞。第1回大会では、星野哲郎が作詩した「いつでも君は」(作曲/米山政夫 歌唱/水前寺清子)が受賞。昨年までに第53回を重ねた。
純烈が歌った「君がそばにいるから」は恋の始まりの心模様を歌った作品で、幸耕平が作詩・作曲を手がけた。
作詞大賞を受賞した幸耕平は「信じられないです」とコメントした。
「このコロナ禍の中で、やはり純烈が一所懸命1年間通して歌ってくれたおかげで、この賞につながったんじゃないでしょうか。心より御礼申し上げます。大変感激しております。感無量です」
一方、今年大晦日の『NHK紅白歌合戦』に4年連続出場が決まっている純烈のリーダー、酒井一圭は「これを見ているファンの皆さんが本当に喜んでいただいていると思うし、幸さんも僕らずっとお世話になりっぱなしなんで良かったです。ありがとうございます」と幸耕平の受賞を讃えた。
なお、審査員特別賞は、麻こよみの作詩作品「下町銀座」(作曲/影山時則 歌唱/長山洋子)が選ばれた。
最優秀新人賞は小山内圭さん、優秀新人賞は藍川由那さんが受賞
また新人賞は一般参加を含めて全国から募集され、今年は1676通の応募があった。そんな中、最優秀新人賞は「男泣かせの雨が降る」(作曲/筑紫竜平 歌唱/大川栄策)を作詩した小山内(おさない)圭さん、優秀新人賞は「泣きむし蛍」(作曲/筑紫竜平 歌唱/大川栄策)を作詩した藍川由那さんが受賞した。「男泣かせの雨が降る」は男心の優しさ、つらさをドラマチックに暖かい言葉でに表現した作詩作品。「泣きむし蛍」は女心の儚くも一途な想いがストレートに表現されている。同2曲は、大川栄策が作曲(作家名:筑紫竜平)し、大川のシングル作品として12月8日に日本コロムビアから発売される。