丘みどり、誕生日にライブを生配信。「いいところだけをギュッと凝縮」

丘みどりが36歳の誕生日となる7月26日、都内のライブハウスから「丘みどりバースデー生配信ライブ～演魅（えんび）スペシャル～」と題したライブの生配信を行った。

コロナ禍によりコンサートやイベントが中止や延期になっている中、ライブ動画配信サービスを通じて、無観客形式のライブを生配信。デビュー15周年の丘にとって、バンド編成でのライブを生配信するのは初めての経験となった。

「なかなかコンサートが開催できない中、なんとか、演歌歌手として皆さんに歌を届ける方法はないかということで、今回初めて、単独での有料生配信ライブにチャレンジさせていただきました。お家にいながら皆さんにコンサート気分を味わっていただきたいですね」

ライブ前に、そう語っていた丘は、最新曲「白山雪舞い」をはじめ、「佐渡の夕笛」や「紙の鶴」などのオリジナル曲に、「紅とんぼ」「for you…」「化粧」などのカバー曲を交えて全13曲を披露。丘のコンサートの見所ともなっている、「それは恋」「願・一条戻り橋」「北の蛍」で構成される“幽玄組曲”も、しっかり演じながら魅せた。

「丘みどりはこういうコンサートをやっているんだというのを、まだ観てくださっていない方にも知っていただきたくて。いつものコンサートのいいところだけをギュッと凝縮した内容にしました」

70分にわたって行われた生配信の最後は、新曲「五島恋椿／白山雪舞い」の新タイプ【夢の花盤】（5月27日発売）にカップリング曲として収録されている「花の旅・夢の旅」。デビュー11年目に活動の拠点を大阪から東京へ移した丘は、弦 哲也氏が作曲したミステリアス演歌のシリーズで注目され、『NHK紅白歌合戦』に出場するなど一躍全国区の歌手となった。

 
その弦氏が、苦労していた頃の丘のことを思い作詞・作曲したのが、「花の旅・夢の旅」だ。コンサートのエンディング曲として、“みどりッ！”コールの応援をもらいながら歌う曲としても作られたが、丘のたっての願いから、歌詞の最後はこんなフレーズで締めくくられる。

「ありがとう　ありがとう　私の旅はまだ途中」

「皆さんと、また元気に再会できる日を楽しみにしております。それまで元気でいてください！」と、丘はファンに呼びかけた。

2020年5月27日発売
「五島恋椿／白山雪舞い」【夢の花盤】

「五島恋椿」
作詞／さいとう大三　作曲／弦 哲也　編曲／南郷達也
「白山雪舞い」
作詞／喜多條忠　作曲／弦 哲也／編曲／矢野立美
c/w「花の旅・夢の旅」
作詞・作曲／弦 哲也　編曲／南郷達也
キングレコード　KICM-30985　￥1,364+税

2020年1月29日にリリースされた両A面シングル「五島恋椿／白山雪舞い」の【夢の花盤】。新曲「花の旅・夢の旅」がカップリング曲として収録される。コンサートのエンディング曲として、弦氏が作詞・作曲した。「泣かないわ　負けないわ♪」のサビ部分で、“みどりッ！”コールを送ろう。