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舞乃空、羽山みずき、大石まどか

サンミュージック“3姉妹” 大石まどか、羽山みずき、舞乃空が初の競演! 歌姫ライブで引き継がれた名曲のバトン

サンミュージックに所属する大石まどか、羽山みずき、舞乃空の3人が11月29日、埼玉・川越市のスペースセブン川越にて、歌姫ライブを開催した。

デビュー30年以上のキャリアを誇り、艶と深みのある歌声で観客を魅了する長女・大石まどか。元・出羽三山の巫女という異色の経歴とキャッチフレーズ“癒やしのコブシ”でファンの心を掴む次女・羽山みずき。そして今年二十歳を迎え、ポップスから演歌・歌謡曲へと新境地を開拓する三女・舞乃空。「サンミュージック3姉妹 歌姫ライブ」と銘打ったライブでは、世代も個性も異なる3人が一堂に会し、笑いあり、涙あり、驚きありの濃密なステージを繰り広げた。

舞乃空

舞乃空

サンミュージック3姉妹によるライブは今回が初めてだった。まず、ライブの幕開けを飾ったのは、末っ子の舞乃空だ。11月5日に発売されたばかりの新曲のカップリング「とどけ恋吹雪」などを堂々と歌唱。この日、彼女が身にまとっていた着物は、大石まどかから借りたもの。事務所の先輩後輩という枠を超えた温かな絆が感じられた。

羽山みずき

羽山みずき

続いて登場した次女・羽山みずきは、デビュー曲「紅花慕情」や、12月10日リリース予定の新曲「お湯割りで」のカップリング曲「恋はリバーサイド」を披露。70年代ディスコを彷彿とさせるビートに乗り、軽やかなステップを踏む姿は、普段の“癒やし”のイメージとはひと味違うエンターテイナーとしての輝きを放っていた。

大石まどか

大石まどか

そしてトリの長女・大石まどかが登場すると、会場の空気は一変。最新曲のカップリング「身代わり心中」などで、ベテランならではの重厚かつ情熱的なステージを展開し、観客を歌の世界へと引き込んだ。

舞乃空、羽山みずき、大石まどか

大石が歌い終わると、羽山と舞乃空が再びステージに呼び込まれる。着物姿の3姉妹が並ぶ華やかな光景に、会場からは温かい拍手が送られた。そして、最初のトークではその着物が話題に。「せっかくお借りしたので、今日は最後までこの着物で歌います」という舞乃空に、大石も「似合っているわよ」と目を細めつつ、「ガニ股はダメよ」と着物での振る舞いについてアドバイスすると、羽山は「私は着物には慣れましたが、脚の出るドレスのほうが苦手です」などなど衣裳談義に華を咲かせた。和気あいあいとした3人のやりとりにファンも頬が緩んでいた。

「ここからは皆様にお馴染みの歌をメドレーで用意してきました」

大石の言葉に、3人は客席をラウンドしながら「河内おとこ節」「星のフラメンコ」「俺ら東京さ行ぐだ」「銀座カンカン娘」といった昭和の名曲を披露。ファンと直接触れ合う時間を楽しむと、最後はキャンディーズの「年下の男の子」で息の合ったところをみせた。

舞乃空、羽山みずき、大石まどか

和やかな空気に包まれる中、この日一番の爆笑をさらったのが、お互いのキャッチフレーズについての話題で盛り上がった時だった。“開運演歌女子”というキャッチコピーでデビューした羽山の現在のそれは“癒やしのコブシ”。大石が「私は、デビューの頃は“檸檬のコブシ”っていうキャッチフレーズだった」と、“コブシ”つながりで意気投合すると、舞乃空は「私はありません!」と即答しつつ、キャッチフレーズがないことに、少し寂しげな表情をみせた。しかし、次の瞬間、「ビタミンボイス!」と絶叫したのだ。

これには大爆笑。すかさず姉たちから「それ、三山ひろしさんのキャッチフレーズ(心に響く温もりの声 ビタミンボイス)だから!」とツッコミが入る。演歌界の先輩のフレーズを堂々と拝借する度胸と愛嬌に、会場が温かな笑いに包まれた一幕だった。

舞乃空、羽山みずき

舞乃空、羽山みずき

さて、歌姫ライブの中盤は、パートナーを組み替えてのコラボとなり、サンミュージックの歴史を彩る名曲たちが披露された。

羽山と舞乃空による松田聖子「天国のキッス」ではアイドル全開のキュートさを振りまいたかと思えば、続く大石と羽山の「浪花恋しぐれ」(都はるみ・岡千秋)では会場がどよめいた。清楚な羽山が、なんと岡千秋パートのドスの効いた濁声を担当したのだ。可憐な外見からは想像もつかない男勝りな歌唱に、ファンは大喜びで喝采を送った。

羽山みずき、大石まどか

羽山みずき、大石まどか

コーナーの締めくくりは、大石と舞乃空による「ノラ」。サンミュージックに所属していた木下結子がオリジナルであり、後に門倉有希のカバーでもヒットした名曲だ。大石は、「この歌を歌うとウルウルしてきます」と、昨年、50歳という若さで旅立った盟友・門倉有希への追悼の意を込め、切々と歌い上げた。

舞乃空、大石まどか

一方、二十歳の舞乃空は「私にはまだ早い歌かと思って、これまで歌ってこなかったのですが」と前置きしつつも、大人の哀愁漂う難曲に果敢に挑戦。歌い継がれる名曲のバトンが、世代を超えて手渡された瞬間でもあった。

舞乃空

舞乃空

舞乃空

終盤は、それぞれの最新勝負曲が披露された。舞乃空は「4枚目にして初めて、大人の演歌・歌謡曲をいただきました」と語り、新曲「人は恋して花を詠む」を熱唱。万葉集の世界観をモチーフにした歌詞と和のサウンドに乗せ、二十歳の決意を“新風”として吹き込んだ。

羽山みずき

羽山みずき

 

羽山みずき

羽山みずきは、デビュー10周年記念曲となる「お湯割りで」を披露。“うすめのお湯割り”に、二人だけに通じる愛おしさが滲み出るフォークタッチの軽演歌となっている。この曲では“みずき”コールも入り、一体感を作り上げた。

大石まどか

大石まどか

大石まどか

そして大石まどかは、「これまで100曲近い曲をカラオケに入れていただいていますが、この曲が一番好きです」と語る自信作「待ちわびて」を披露。昨年、作曲家・杉本眞人との23年ぶりのタッグが実現したフォーク調演歌で、待ち続ける女性の切ない心情を圧巻の表現力で歌い上げ、30年を超えるキャリアの凄みを見せつけた。

舞乃空、羽山みずき、大石まどか

フィナーレは「また逢う日まで」(尾崎紀世彦)が大合唱された。名門サンミュージックの系譜を受け継ぐ3人の歌姫たちが、それぞれの個性をぶつけ合い、高め合った一日。アンコールでは都はるみの「好きになった人」を観客の手拍子とともに歌唱し、笑顔に包まれた素敵なステージは幕を閉じた。

 


2025年12月10日 発売
羽山みずき「お湯割りで」
羽山みずき

「お湯割りで」
作詩/前田 たかひろ 作曲/聖川 湧 編曲/馬飼野俊一
c/w「恋はリバーサイド」
作詩/田中綾美 作曲/ASAYAMI 編曲/ASAYAMI
日本クラウン CRCN-8805 ¥1,500(税込)

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2025年11月5日 発売
舞乃空「人は恋して花を詠む」
舞乃空 人は恋して花を詠む

「人は恋して花を詠む」
作詩/木村竜蔵 作曲/木村竜蔵 編曲/西村真吾
c/w「とどけ恋吹雪」
作詩/北爪葵 作曲/木村竜蔵 編曲/西村真吾
日本クラウン CRCN-8797 ¥1,500(税込)

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2024年10月23日 発売
大石まどか「待ちわびて」
大石まどか

「待ちわびて」
作詩/星川裕二 作曲/杉本眞人 編曲/佐藤和豊
c/w「身代わり心中」
作詩/朝比奈京仔 作曲/杉本眞人 編曲/佐藤和豊
日本コロムビア COCA-18229 ¥1,500(税込)

【Amazon】大石まどか「待ちわびて」

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