市川由紀乃が、かつてのアルバイト先の天ぷら専門店「新宿つな八」にファン15人を招待
市川由紀乃が11月26日、東京・新宿区の天ぷら専門店「新宿つな八 京王店」で「『つな八』天ぷらまつり」と銘打ったファンイベントを開いた。
4月8日に発売した新曲「なごり歌」購入者を対象にした応募イベントで、全国から589人の応募者があり、抽選で15人を招待した。
同店は、市川が2002年4月から4年半、歌手活動を休止していた際に、約3年間、アルバイトをしていた場所。抽選で選ばれたファンを前にして市川は「私が一時、歌の活動をやめて働かせていただいていた『つな八』さんです」と挨拶した。
「ここでの時間があったからこそ、その後のいい歌手人生を送ることができたのだと心から感謝しています。こうした新型コロナウイルス感染症という大変な状況だからこそ、今日は、『つな八』さんのおいしい天ぷらを召し上がっていただいて、何か皆さまの心温まるひとときになれば幸いです」
この日のメニューは、前菜、車海老、本日の逸品(由紀乃セレクト「わたしのベスト5」)、小天丼、デザート(アイスクリームの天ぷら)。ソーシャルディスタンスを保った各テーブルで招待者たちがおいしそうに天ぷらの特製コースを楽しんでいた。
イベントには「つな八」の志村久弥社長も駆けつけ、「松村さん(市川の本名)は長身で、見た目もすっとしていますし、接客が上手でした。それに清潔感があって、品があって、責任感がある人でして、市川さん、またいつでも帰ってきてください」とエールを送った。
対して市川も「社長さんは、アルバイトスタッフにも本当に優しく接してくださる方で、その温かさ、優しさが社員の皆さんをはじめ、お店の雰囲気、作られるお料理にも伝わっているんだなと、アルバイトをしながら学ばせていただきました」と笑顔を見せていた。
また、市川は天ぷらを美味しそうに頬張るファンたちの姿を見ながら「皆さんがお食事している姿が見られるのは何と幸せなんだろう……」と話していた。
「コロナが落ち着いたら皆さんと一緒におしゃべりしながら『つな八』さんで天ぷらを食べたいです。2020年は私の中では不完全燃焼の1年でした。来年2021年は必ずいい年にして、いっぱいうれし涙を流して共に喜びを分かち合える1年にしたいと、がむしゃらに頑張っていきたいと思います。この大変な時期を皆さんと一緒に乗り越えて、明るい未来を皆さんと一緒にたくさんの思い出を作らせていただきたい」
来年1月1日にはニューアルバム「演歌 夢の共演 市川由紀乃&福田こうへい」が発売される。福田こうへいとのジョイントアルバムで、その中で福田とはオヨネーズの「麦畑」をデュエットしている。こちらも楽しみに待ちたい。
▼ロングヒットを続ける市川由紀乃の「なごり歌」
INFORMATION
2021年1月1日発売
市川由紀乃 福田こうへい「演歌 夢の競演」
【収録曲】
1.雪恋華(市川由紀乃)
2.心かさねて(市川由紀乃)
3.命咲かせて(市川由紀乃)
4.うたかたの女(市川由紀乃)
5.なごり歌(市川由紀乃)
6.年の瀬あじさい心中(市川由紀乃)
7.南部蝉しぐれ(福田こうへい)
8.北の出世船(福田こうへい)
9.天竜流し(福田こうへい)
10.男川(福田こうへい)
11.アイヤ子守唄(福田こうへい)
12.筑波の寛太郎(福田こうへい)
13.母ちゃんの浜唄(市川由紀乃)※福田こうへい楽曲
14.はぐれ花(福田こうへい)※市川由紀乃楽曲
15.麦畑(市川由紀乃 & 福田こうへい)
トラック1~12までは、それぞれのオリジナル曲が収録されるが、特別な企画として、福田こうへいの「母ちゃんの浜唄」を市川由紀乃が、市川の「はぐれ花」を福田が歌っている。またオヨネーズの「麦畑」を2人がデュエットしている。CD+DVDの2枚組。DVDにはトラック1~12までのミュージックビデオと、デュエット曲「麦畑」のミュージックビデオ+メイキング、市川と福田の対談が収録される。