山内惠介 特別インタビュー

山内惠介「古傷」新装盤発売記念 特別インタビュー・・・後編「記憶と、これから」

山内惠介が見つめるもの

山内惠介の20周年はコロナ禍により、予定されていたコンサートツアーが中止になるなど大きな影響を受けた。だが、だからこそ忘れられない20周年ともなった。そして山内は、さらに大きな目標を持った。昨年11月に行われた日本武道館での「デビュー20周年記念リサイタル」から”歌手・山内惠介”としての振る舞い、成長について語ってもらった。

文=藤井利香 写真=安岡 嘉

 

すべてが救われた日本武道館

コロナの収束がいまだ見通せず、皆さんそれぞれ我慢と工夫で日々お過ごしになっていると思います。そんな中でファンの方々には変わらず山内惠介を応援いただき、そのおかげで歌番組を始めいろいろなお仕事をいただくことができています。とてもありがたく、本当に幸せだなと感じています。

振り返ると、昨年11月にデビュー20周年記念リサイタルを日本武道館で行えたことが何より大きいと思っています。コロナの影響で時期的にどうなることかと心配でしたが、大安の日に無事開催でき、すべてが報われた思いでした。もし開催できなかったら今の自分はあるのだろうかと考えてしまうほどです。

日本武道館はアリーナ席、そして1、2階席ともに前に迫ってくる感じがあり、普段のホールコンサートとは全然雰囲気が違いました。ステージも横に長く、かなり歩かないといけないのでどうやって中央に戻るのか。勝手の違いにドキドキでした。1回目(昼)のステージでは事前のシミュレーションとちょっと違ってしまい、歌詞を間違えたり(!)、またMCで“20周年”を“10周年”って言っちゃったりして・・・。やはり緊張していたんでしょうね。言いたいことが山ほどあったのか、いつもより早口でしゃべってもいたようで、いろいろハプニングがありました。


▲2020年11月に行われた「デビュー20周年記念リサイタル・ファイナル」1回目の公演。アンコールに応じてステージに現れた山内惠介は、「ありがとうございます。イエーイ、残照です(笑)」と、20周年記念シングル第1弾「残照」の衣装を披露。「皆さん、(リサイタルは)お楽しみいただきましたか? 奇跡ですよね、今日開催できたのは。本当、皆さんありがとうございます。ぶあーっと、走ってみたくなりましたね」と話した。すると、会場からは大きな拍手が! 「ちょっと待って待って、2回目もあるから、あまり無理するとね」と山内。しかし、声援に応えて日本武道館の大きなステージを下手から上手へ駆け抜けた。「何をやってんですか(笑)。ありがとうございます。ちゃんと走れていました? すごい息があがっているんですけど(笑)」。山内も観客も特別な時間を心から楽しんでいた。

30周年は東京ドームの舞台に立つ!!

それらをすべて修正して2回目(夜)に臨みましたが、こちらは完璧でした。でも1回目もまた違う新鮮さがあって、忘れられない日本武道館でのステージになりました。

日本武道館で話しました。今後の目標は25周年で再び日本武道館の舞台に立つ。そして、30周年では東京ドームでコンサートを開催! あこがれの美空ひばりさんが立った場所に僕も立ちたいと。その目標に向かって、これからも精進し続けたいと思っています。

なお、この日本武道館での記念リサイタルでは、デビュー曲「霧情」から20周年記念曲の「残照」までのすべてのシングルを披露しています。当日の様子はDVD、Blue-ray、CD盤の3タイプに収録され、1枚で山内惠介の全部がわかるようになっています(3月17日発売)! じっくりと聴いて、見て、楽しんでいただきたいですね。

山内惠介

挑戦するからにはしっかり準備したい

少し前になりますが、NHKの番組『サンドのお風呂いただきます』に出演させていただきました。いや~、反響ありましたね(笑)。でも、出演に際してはちょっと考えました。僕のお風呂シーンなんて人様にお見せしていいものだろうかと。喜んでいただければいいのですが、本来の姿とギャップが生じてもいけません。とはいえ、ただお風呂に入るのではなく僕のバックボーンもいろいろ引き出していただく企画でしたので、これはやってみるべきだと結論を出しました。うまくいかなければ次はやらなければいいわけで、でもやるからにはしっかり準備して臨もうと思いました。

はい、準備したんですよ、ちゃんと。体をお見せするからにはもう少し絞ろう。体重を2、3㎏落とすことを目標に減量に挑戦しました。食事の量は減らさず、やったのは階段の上り下りです。僕のマンションは10階以上の建物なので、エレベーターを一切使わなければかなりの運動量になります。初日、2日目は体が重く、翌日は太ももがパンパンに張ってベッドから降りられないくらい。いや~、しんどかった。

毎晩、毎朝、体重計に乗るのが楽しみ!?

でも、体って慣れてくれるものなんですね。そのうち足腰だけでなく肺も鍛えられて、山登りに近いところがあるのかな。肺活量も上がりいいことずくめです。しかも、階段を使うことで周辺の景色も楽しめるようになりました。自分の部屋からの眺めとは違って各階ごとに見え方が違うんです。まさに新たな気づきでした。

こうしてマンションの階段を1日2往復くらいして、電車に乗ったときもエスカレーターでなく階段を使う。大江戸線なんて階段がやたら長くて上り甲斐がありますね。その結果、60㎏を超えていた体重が、収録当日は58.2㎏になりました。そして、その後また元の体重に戻ってしまうのかと思ったら、代謝が上がって体がちゃんと言うことを聞き、粘ってくれるようになったんです。

そうしたら、なんと古い衣装がまた着られるようになりました! 最近作った衣装はウエストが緩くなり、両手が中に入るほど。これはうれしかったですね。痩せたときはちゃんと記録に残さなくちゃと、今写真を撮ってもらいたくて仕方ない(笑)。体重計に乗るのも楽しみで、今も毎朝、毎晩しっかり乗って体重管理をしています。

人としての対応力を磨きたい

ほかにもテレビやラジオなど出演機会をいただいていますが、今感じているのは、呼ばれた先々で自分が常に期待に応えられるような存在でありたいということです。番組ごとに伝えたいメッセージは異なり、それが何であるかにいち早く気づくことが大切だし、また作り手の方たちの番組に対する愛情をきちんと受け取り、その思いを代弁できるような自分でありたい。山内惠介を呼んだら番組として暖かく、いいものになると、そう思ってもらえたら最高ですよね。

すべては人としての対応力だと思いますが、その力があれば、いつか自分が人を招き入れる立場になることもできます。将来的には自分がホストとなり、ゲストの方をお迎えする番組を持てたらな、と。まだ夢の段階にすぎませんが、それは巡り巡っていつか歌に返ってきます。一方的な歌ではなく、相手のことを気遣い、より思い合える歌を届けられるようになると思うんです。

デビュー20年を過ぎ21年目に入りましたが、まだまだ勉強。その先に、たくさんの喜びや楽しみがあると信じてがんばります。

山内惠介

 

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2021年3月17日発売
山内惠介「デビュー20周年記念リサイタル@日本武道館」

 

山内惠介「デビュー20周年記念リサイタル@日本武道館」

【Blu-ray盤】ビクターエンタテインメント VIXL-334  ¥6,050(税込)

山内惠介「デビュー20周年記念リサイタル@日本武道館」

【DVD盤】ビクターエンタテインメント VIBL-1014  ¥4,950(税込)

山内惠介「デビュー20周年記念リサイタル@日本武道館」

【CD(2枚組)盤】ビクターエンタテインメント VICL-65481~65482 ¥3,300(税込)

収録曲
オープニング/残照/霧情/海峡雨情/二十才の酒/君の酒/流氷鳴き/つばめ返し/恋する街角/風蓮湖/白樺の誓い/冬枯れのヴィオラ/涙くれないか/釧路空港/恋の手本/船酒場 –ふねさかば–/悲しい酒/網走3番線ホーム/緋恋花/スポットライト/流転の波止場/愛が信じられないなら/さらせ冬の嵐/唇スカーレット/振り返れば、いつも君が【アンコール】夢見る恋人たち/神様の贈り物/残照

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2021年6月16日発売
デビュー20周年記念曲・第2弾
山内惠介「古傷」新装盤

夢追盤
山内惠介

「古傷」
作詞/鈴木紀代 作曲/水森英夫 編曲/伊戸のりお
c/w「花が呼んでいる」
作詞/松井五郎 作曲/水森英夫 編曲/伊戸のりお
ビクターエンタテインメント VICL-37596 ¥1,350(税込)

度胸盤
山内惠介

「古傷」
作詞/鈴木紀代 作曲/水森英夫 編曲/伊戸のりお
c/w「火事と喧嘩は江戸の花」
作詞/松岡弘一 作曲/水森英夫 編曲/伊戸のりお
ビクターエンタテインメント VICL-37597 ¥1,350(税込)

2021年2月24日発売
デビュー20周年記念曲第2弾
山内惠介「古傷」
絆盤

「古傷」
作詞/鈴木紀代 作曲/水森英夫 編曲/伊戸のりお
c/w「なにげない日々」
作詞/もりちよこ 作曲/水森英夫 編曲/上杉洋史
ビクターエンタテインメント VICL-37586 ¥1,350(税込)

郷愁盤

「古傷」
作詞/鈴木紀代 作曲/水森英夫 編曲/伊戸のりお
c/w「ふるさと心」
作詞/麻こよみ 作曲/水森英夫 編曲/伊戸のりお
ビクターエンタテインメント VICL-37587 ¥1,350(税込)

暁盤

「古傷」
作詞/鈴木紀代 作曲/水森英夫 編曲/伊戸のりお
c/w「夜明けはバラ色の指」
作詞/喜多條忠 作曲/水森英夫 編曲/伊戸のりお
ビクターエンタテインメント VICL-37588 ¥1,350(税込)

唄盤(CD+DVD)

(CD)「古傷」
作詞/鈴木紀代 作曲/水森英夫 編曲/伊戸のりお
(DVD)「古傷」ミュージックビデオ
ビクターエンタテインメント VIZL-1865 ¥1,800(税込)

「古傷」の全タイプに各曲のオリジナルカラオケが入るが、唄盤にはCDに「古傷」の男性用および女性用カラオケが、DVDには男性用および女性用カラオケミュージックビデオが収録される。


profile
山内惠介(やまうち・けいすけ)
1983年5月31年、福岡県生まれ。母親の影響で、美空ひばりの歌を聴いて育つ。1999年、作曲家・水森英夫氏にスカウトされ、翌年上京。2001年4月18日、17歳の時に“僕はエンカな高校生”をキャッチフレーズに「霧情」でデビュー。2015年、15周年記念シングル「スポットライト」で『NHK紅白歌合戦』に初出場。以降、2020年まで連続出場中。2019年には、翌年に予定しているデビュー20周年へ向けて、大きなチャレンジを敢行。47都道府県を回るコンサートツアーを成功させた。2020年3月、20周年記念シングル「残照」(4タイプ)を発表。9月に新装盤「残照」2タイプ(駅盤と花盤)をリリース。コロナ禍により記念ツアーや劇場公演は中止となったが、10月から「山内惠介デビュー20周年記念リサイタル」を全国5大都市で行い、11月には東京公演を日本武道館で行う。また同年11月には、2001年デビューからこれまでにリリースされたすべての楽曲とミュージックビデオを網羅したコンプリートボックス『20th Anniversary Complete Box』を発売。2021年1月、20周年記念シングル・第2弾として「古傷」(4タイプ)を発表。6月には新装盤2タイプを発売した。

INFORMATION
音楽ストリーミングサービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスでも「古傷」ほか、山内惠介の作品を聴くことができる。
※対応ストリーミングサービス:Amazon Music Unlimited/HD、Apple Music、AWA、Google Play Music、KKBOX、LINE MUSIC、mora qualitus、RecMusic、Rakuten Music、Spotify、YouTube Music

山内惠介公式HP
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