朗読劇「ほんとの空・青い空」、星宏美、藤田光璃、はやぶさ、津吹みゆ、大滝ひかる、駿河ヤマト

津吹みゆ&はやぶさが 朗読劇「ほんとの空・青い空」に出演。時代を跨ぐ家族の物語。4月9日の開幕に向け、いよいよ本格始動

演歌・歌謡界で活躍する津吹みゆ、そして新世代歌謡グループ「はやぶさ」の駿河ヤマト、大滝ひかるが出演する朗読劇「ほんとの空・青い空」の顔合わせ・本読みが3月30日に都内で行われた。本読みを前に、演出・出演の星宏美、共演の藤田光璃とともに5名が会見に登壇。それぞれが担当する時代の衣装姿で本番への意気込みを語った。

本作は、2020年のコロナ禍に全国のコミュニティFMで放送され反響を呼んだラジオドラマが原作。高村光太郎の詩集「智恵子抄」から着想を得ており、昭和・平成・令和という3つの時代を交錯させながら、一冊の「日記」を通して受け継がれていく家族と命のバトンを描く壮大な群像劇だ。

朗読劇「ほんとの空・青い空」、星宏美、藤田光璃、はやぶさ、津吹みゆ、大滝ひかる、駿河ヤマト

左から駿河ヤマト(はやぶさ)、星宏美、津吹みゆ、大滝ひかる(はやぶさ)、藤田光璃

昭和19年の女学生・佐々木和子役を演じる津吹みゆは、三つ編みにおさげ、セーラー服にもんぺという姿で登場。「昭和初期の学生服がとてもしっくりきています。小学生の頃に慰問活動でモンペをはいて昭和の歌を歌っていた経験もあり、この時代の装いにはワクワクします」と笑顔を見せた。

また、物語のモチーフとなる“ほんと(智恵子)の空”は自身の地元・福島県であることから「両親と智恵子さんの生家を訪れたこともあり、とてもイメージしやすいです」と語る一方、「朗読劇は声で芝居をするため、福島出身の私が標準語のイントネーションを保てるか少し心配です(笑)」と、普段の歌とは違う苦労ものぞかせた。

はやぶさの二人は、なんと“祖父と孫”という関係性を演じる。昭和パートで数学教師・時田平蔵を演じる駿河ヤマトは「大滝さんより先に生まれて、何かを伝えていくという設定には若干戸惑いがあり、不思議な感覚です」と笑いを誘いつつ、「戦時中の話を受け継ぐ責任を感じています。そして、ヤマトの人生初のラブシーンがあることにも、やり切れるだろうかという思いです」と、切ない恋心を抱く役柄への決意を語った。

平成パートで平蔵の孫・時田瞬を演じる大滝ひかるは、「歌謡浪曲で日本舞踊の先生から教えていただいた、セリフを言う際の目線や所作が、今回非常に役立っていると感じます」と、これまでの歌手活動が朗読劇に活きていることを明かした。

本作で初の演出を手掛ける星宏美は、朗読劇でありながら全編衣装を着用することについて「いくつか朗読劇を観劇した中で、衣装がある方が観客が世界観に入りやすいと感じました。今回はお客様により分かりやすいように、没入していただけるようにしました」とこだわりを語る。

劇中では、津吹みゆをはじめとするキャスト陣の美しい歌唱シーンも用意されているほか、カーテンコールでは、はやぶさと津吹による日替わりのミニコンサートも企画されているという。普段のステージでは見られない、彼らの「声の演技」と深い人間ドラマに期待が高まる。

朗読劇「ほんとの空・青い空」は、2026年4月9日(木)から12日(日)まで、東京・新宿区のシアター風姿花伝にて全6公演が上演される。

【公演概要】
朗読劇「ほんとの空・青い空」
■日程:2026年4月9日(木)~12日(日)※全6公演
■会場:シアター風姿花伝(新宿区中落合)
■キャスト:星 宏美、津吹みゆ、駿河ヤマト(はやぶさ)、大滝ひかる(はやぶさ)、藤田光璃、内田茉莉花、清郷流号ほか
■演出:星 宏美
■脚本:長谷川亮

■ 佐々木和子 役 / 津吹みゆ
【昭和パート(丘の上の高等女学校 4年生)】
物語の進行役ともいえる重要人物。代用教員として赴任してきた田中智恵子を慕い、彼女の勧めで日記を書き始める。激化する戦火に翻弄されながらも平和を夢見て生き抜き、やがて自身も教師の道を志す。彼女が遺した日記が、時代を越えて家族の真実を繋ぐ「地図」となる。

■ 時田平蔵 役 / 駿河ヤマト(はやぶさ)
【昭和パート(丘の上の女学校 数学教員)】
丘の上の女学校で教鞭をとる、心優しく寛容で生徒思いの数学教師。同僚の田中智恵子に心惹かれるも、想いを告げられないまま戦地へと赴くことになり、切ない別れを経験する。終戦後に復員し、驚愕の事実を知ることに。

■ 時田 瞬 役 / 大滝ひかる(はやぶさ)
【平成パート(時田平蔵の孫/中学の数学教師)】
祖父である平蔵に憧れ、同じ数学教師となった真っ直ぐな青年。平成の世で、丘の上の公園(かつての女学校跡地)を訪れ、和子の孫である城島瑞季と運命的な出会いを果たす。そこで、祖父たちの時代に何があったのかを知ることになる。

■ 田中智恵子 役 / 星 宏美(本作の演出も担当)
【昭和パート(代用国語教員・和子たちのクラス担任)】
昭和19年、女学校に赴任してくる代用教員。優しさの中に芯の強さを持ち、生徒たちから厚い信頼を寄せられる。特に和子との絆は深く、彼女に日記を書くことを勧める。平蔵からの密かな想いを受けながらも、激動の時代を生きた女性。

■ 城島(時田)瑞季 役 / 藤田光璃
【平成パート(佐々木和子の孫/大学生)】
平成25年、亡き祖母・和子の遺志を継ぎ、友人たちと丘の上の公園にある慰霊碑を訪れる大学生。祖母が遺した「日記」を胸に戦時下の女学校に想いを馳せる中、瞬や謎の老人と出会い、自身のルーツと過去の真実を知っていく。

■チケット
2026年4月9日(木)~12日(日)
9日(木) 19:00~
10日(金) 19:00~
11日(土) 13:00~(BGM生演奏)/19:00~(BGM生演奏)
12日(日) 12:00~/17:00~

◆前売券 :事前決済(チケット代の振込が必要となります)
・スペシャルシート(自由席)<1,2列目/パンフレット、2Ⅼ版写真付>
9日(木),10日(金),12日(日) 8,000円
11日(土) 11,000円

・一般席(自由席)
9日(木),10日(金),12日(日) 5,000円
11日(土) 8,000円

◆当日券
・スペシャルシート(自由席) <1,2列目/パンフレット、2Ⅼ版写真付>
9日(木),10日(金),12日(日) 8,500円
11日(土) 11,500円

・一般席(自由席)
9日(木),10(金),12日(日) 5,500円
11日(土) 8,500円

ほんとの空・青い空 | 演劇・ミュージカル等のクチコミ&チケット予約★CoRich舞台芸術!

※その他チケット情報の詳細は公式サイト(またはSNS)にて。
https://x.com/smashentertain2/status/2010879471981609376

会見Q&A /作品解説

ヤマトが初ラブシーンに挑戦!?  津吹みゆ・はやぶさが挑む“命のバトン”。朗読劇「ほんとの空・青い空」

4月9日よりシアター風姿花伝にて開幕する朗読劇「ほんとの空・青い空」。3月30日、都内にて本読みが行われ、津吹みゆ、駿河ヤマト・大滝ひかる(はやぶさ)、星宏美(演出・出演)、藤田光璃がそれぞれの役柄の衣装を身にまとって会見に応じた。

普段は華やかなステージで歌声を響かせる演歌・歌謡曲の歌手たちが、座って「声」だけで観客を魅了する朗読劇の世界へ。深い感動を呼ぶ本作のストーリー解説と、和やかな中にも熱意が溢れた会見の様子をお届けする。

一冊の日記が“物語の地図”に。3つの時代をつなぐファミリーヒストリー

本作は、昭和・平成・令和という3つの時代を交錯させながら進む群像劇だ。物語の軸となるのは、昭和19年の戦時下、女学生の和子(津吹)が恩師・智恵子(星)の勧めで書き始めた「一冊の日記」。

平成の時代になり、大学生となった和子の孫・瑞季(藤田)がその日記を手に、かつての女学校跡地を訪れる。そこで出会ったのは、昭和の時代に数学教師だった平蔵の孫・瞬(大滝)と、謎の老人だった。

祖母が残した日記が「物語の地図」となり、平成の若者たちを過去の真実へと導いていく。戦火を生き抜いた命がどうつながり、令和の時代へ平和の尊さを伝えていくのか。

注目すべきは、ヤマト演じる昭和の教師・平蔵の存在だ。彼は同僚の智恵子に密かに想いを寄せるが、告げられないまま出征してしまう。会見でヤマト自身が「役者人生初のラブシーンがある」と語っていたが、想いを伝えられないままの別れの描写など、胸を締め付けるドラマが随所に散りばめられている。

朗読劇「ほんとの空・青い空」、星宏美、藤田光璃、はやぶさ、津吹みゆ、大滝ひかる、駿河ヤマト

【会見Q&A】歌と朗読の違い、そして役への熱い想い

――普段、歌手として活動されている3人にお聞きします。歌手としての経験が朗読劇に生かせる部分、逆に全く違うと感じる部分はどこでしょうか?

駿河ヤマト(以下、ヤマト): 歌の場合も主人公に気持ちを寄せて表現する点は似ています。ただ、動きのあるお芝居では「声で芝居をするな(体全体で表現しろ)」とよく言われるのですが、今回の朗読劇は逆に「声だけで芝居をせざるを得ない」という難しさがありますね。

大滝ひかる(以下、ヒカル): 僕は、歌謡浪曲で日本舞踊の先生から教えていただいた「セリフを言う際の目線や所作」が、今回非常に役立っていると感じました。相手がどこにいるかを想像して言葉を発するという経験が生きています。

津吹みゆ(以下、津吹): セリフや歌詞を読むだけでなく「行間を読む」という点は、歌も朗読劇も共通しているなと感じます。ただ、歌はメロディーがあるので訛りを気にせず歌えるのですが……朗読劇は声でお芝居をするので、福島出身の私が東京出身の役を演じるのに、標準語のイントネーションをしっかり保てるかが心配です(笑)。マネージャーさんと事前に本読みをしたんですが、マネージャーさんも福島出身で(苦笑)。

――津吹さんは15歳の女学生という役柄で、今日のセーラー服姿も大変お似合いです。役作りについてはいかがですか?

津吹: ありがとうございます。この昭和初期の学生服が、自分でもすごくしっくりきています! ビジュアル撮影で着た瞬間に「写真から飛び出してきたみたい」と言っていただけてうれしかったです。実は小学生の頃、慰問活動でモンペをはいて昭和の歌を歌っていた経験もあるので、この時代の装いにはとてもワクワクしています。

――演出も務められる星さんからご覧になって、津吹さんの女優としての素養はいかがですか?

星宏美(以下、星): 本格的なお稽古はこれからですが、津吹さんの話し方の柔らかさや、お芝居へ向かう真摯な姿勢から、表現に対する素晴らしい熱意が伝わってきます。一緒に作品を作るのがとても楽しみですし、私自身も勉強させていただきたいと思っています。

――本作は「衣装を着て行う朗読劇」とのことですが、これは珍しい試みですね。

星: そうですね、私服や黒子のような衣裳で演じられることも多いです。でも、私がいくつか朗読劇を観劇した中で、やはり演者さんが衣装を着ている方が、観客の皆様がすっと世界観に入りやすいと感じました。今回はお客様により分かりやすく、物語に没入していただけるように衣装で演じることに決めました。

――物語の重要なモチーフである「智恵子の空(ほんとの空)」は、津吹さんの地元・福島の空ですね。

津吹: はい、とてもイメージしやすいです! 以前、両親と一緒に福島の智恵子さんの生家を訪れたことがありまして。高村光太郎さんの詩の世界や、智恵子さんの気持ちも想像しやすい部分がたくさんあります。

――はやぶさのお二人は、今回「おじいちゃん(ヤマト)と孫(ヒカル)」という、年齢が逆転した関係性になりますが?

ヒカル: 幸いなことに、舞台上で直接絡むシーンはありません!(笑)

ヤマト: セリフ上で直接のやり取りはないんですが、大滝さんより先に生まれて、時代を越えて彼に何かを伝えていく……という設定には、若干戸惑いもありつつ、不思議な感覚を楽しんでいます。

――最後に、この台本の結末までを読んだ時、それぞれどのような気持ちになりましたか?

藤田光璃: 私は令和の時代につながる最後のシーンを担当するのですが、それまでの昭和・平成の濃密な物語をしっかりと受け止めて、観客の皆様に伝えなければならないという大きな責任を感じました。ご来場いただいた皆様全員が号泣するような、感動的なシーンにしたいです。

ヒカル: 最初は難しい内容なのかな? と構えてしまったのですが、読み進めるうちに、昭和の戦争時代のリアルな情景がストレートに伝わってきて、「本当に大切なことは何か」を感じられる素晴らしい内容だと強く印象に残りました。

津吹: 昭和の時代を懸命に生きた家族の思いが、平成の孫、そして令和のひ孫へと受け継がれていることに、とてもうれしさを感じました。私自身も、ご先祖様からの“命のバトン”を大切に受け継いで生きていきたいと、改めてこの台本を読んで感じました。

ヤマト: 個人的に昔から戦時中の歴史を勉強するのが好きで、戦争経験者である自分の祖父母からも当時の話をよく聞いていました。だからこそ、戦争をテーマにしたこのお話を受け継ぎ、伝える責任を強く感じています。そして何より、役者人生初の「ラブシーン」がありますので……(笑)。しっかりやり切れるだろうか、という身の引き締まる思いです。

星: 2020年のラジオドラマの際はスタッフとして関わっていたため、深く内容を追求していませんでした。しかし今回、出演し、演出も手がける立場として改めて台本を読み、皆さんがおっしゃる通り「昭和、平成、令和と時代が変わりながらもつながっていく家族の物語」だと深く感動しました。様々なご縁が繋がって今の自分が存在している。観てくださった方が、ご自身の両親や祖父母に会いたくなるような、家族を考えるきっかけになる作品にしたいです。

劇中歌やカーテンコールのお楽しみも!

――歌手の皆様がそろっていますが、歌唱シーンにも期待して良いのでしょうか?

津吹: はい、あります! 私が演じる和子とクラスメイトのみんなで歌うシーンが2箇所ありまして。出征される時田先生(ヤマト)を送り出す場面と、元気のない智恵子先生(星)を励ます場面で、想いを込めて歌わせていただきます。

ヤマト: お芝居では歌いませんが、カーテンコールでは僕たち歌手陣によるミニコンサートも企画しています。日替わりで曲を変えてお届けする予定ですので、そちらもぜひ楽しみにしていただきたいです。

関連記事一覧