アルバム『三つ巴』発売記念! はやぶさが真夏のライブで最高の想い出づくり。狙うは四冠達成!
新世代歌謡グループ はやぶさが8月2日、東京・北区のライブハウス「赤羽ReNY alpha(レニーアルファ)」でライブを開催。「はやぶさ SHOWCASE vol.1~SUMMER PARTY SPECIAL~」と題された真夏のライブでは、デビュー13年目の“今”のはやぶさが満喫できるステージとなった。
また、オリジナルアルバム『三つ巴』の発売を記念したライブともなり、ランキングでソロでもそれぞれが1位、グループでも1位になったことから、アルバムでも1位を目指し、4冠を達成したいと語った。
2022年に日本クラウンに移籍した はやぶさのヤマトとヒカル。グループとしてはもちろん、“大滝ひかる”、“駿河ヤマト”としてソロ活動もスタートさせている。移籍後初のオリジナルアルバム『三つ巴』にはオリコン週間 演歌・歌謡シングルランキングで初登場1位を獲得した大滝ひかるの「あの日の花吹雪」、駿河ヤマトの「ズルい男に乾杯!!」など既発曲7曲に加え、それぞれの新曲を1曲ずつ加えた豪華な内容となっている。
「はやぶさとしての活動が始まり、それぞれのソロ活動が始まった上での“三つ巴”です。コンビネーション(はやぶさ)と演歌(ヒカル)とムード歌謡(ヤマト)を一枚で、三人のアーティストを一枚で楽しめるアルバムになりました。今のはやぶさが一枚でわかると思います」(ヤマト)
タイトルの『三つ巴』はスタッフが考えてくれたそうだが、「『三つ巴』ってどう? って聞かれた時に一発で気に入った」(ヤマト)そうだ。
大滝ひかるの新曲は母を想う心情が歌われた「母の人生~あの日の母はもういない~」が収録される。1999年に宮陽子がカップリング曲として歌っているが、縁あって今回、大滝が歌うことになった。
「“大滝ひかる”のソロデビュー曲が母をテーマにした『あの日の花吹雪』だったんですけれど、ヒカルには母を想う演歌が合う、ソロで歌う時は演歌がいいと、縁をつないでいただきました。身体の中にドシンと響くようなメロディで素敵な作品です。はやぶさとしてはムード歌謡を歌う機会が多いので、もう一度、演歌をきちんと勉強させていただいて、自分らしく歌わせていただきました」
駿河ヤマトの新曲はムード歌謡の「赤い薔薇」だ。
「作家の先生が『ヤマトくんの低音を活かした楽曲を』と、フランク永井さんの『君恋し』をイメージしてつくってくださいました。子どものころからムード歌謡を聴いて育ってきましたので、大好物の一曲をいただきました。18歳でデビューして今年31歳になりましたが、当時の自分よりはもう少し踏み込んだ大人のムード歌謡を歌えるようになったのかな、という実感を持った一曲になりました」
そして、もう一曲の新曲は はやぶさとして歌う「いのち七福宝船」となる。
「世界的に暗いニュースが多いですよね。神頼みという言葉もありますが、七福神の神様が全員登場する歌をいただきました。賑やかな歌でもありますが、神聖な内容の作品です。今までにこういう作品はなかったので、キリッとした気持ちで歌っています」とヤマトが語ると、ヒカルは「お客様と輪唱する部分があるので、ライブでも皆さんとやりたい」と話していた。
「はやぶさ SHOWCASE vol.1~SUMMER PARTY SPECIAL~」では、ファンが求めるステージをやりたいと、今のはやぶさが感じられるセットリストが組まれた。
「ファンの方からは『こういうステージをみたい』という声を日々いただいていますので、お客様が求めてくださるステージをやるのがこのショーケースのテーマになっています」(ヤマト)
「サマーパーティーというサブタイトルをつけさせていただきましたが、お客様と一緒にこの夏の最高の想い出をつくりたい」(ヒカル)
Whiteberryの「夏祭り」をカバーして幕開けしたライブ。ヒカルは「今日は久しぶりのはやぶさ単独のライブです。これまで13年間、歌の勉強をさせていただきましたので、演歌・歌謡曲だけじゃなく、ポップス系の楽曲もセットリストの中に入れました。ヤマトと2人で精いっぱい歌わせていただきます」と意気込むと、ヤマトは「13年目のはやぶさのコンビネーションに注目してほしい」と期待を込めていた。
セットリストは昼夜でかなり異なったが、「コーヒールンバ」や、故・八代亜紀の「舟唄」、能登半島地震の被災者に寄り添いたいと事務所の先輩・水森かおりの「輪島朝市」などは昼夜で歌った。西田佐知子などのヒット曲としても知られる「コーヒールンバ」は はやぶさのマネージャーがインドネシアと日本のハーフだそうで、「今、インドネシアでこの曲が流行っている」と聞き、選曲したという。
もちろん、オリジナルアルバム『三つ巴』に収録された新曲はフルコーラスで披露され、ラストは今年の勝負曲「赤坂レイニー・ナイト」で締められた。
2月21日に発売された「赤坂レイニー・ナイト」は、ヒカルとヤマトの二人が赤のタキシードジャケットと黒のパンスというフォーマルな衣裳で歌っており、まるでベテラン漫才師の「おぼん・こぼん みたいだね」と言われることもあるそうだが、衣裳までが話題になるほどで、現在、CDの売上枚数も1万枚を突破している。
今後は、「はやぶさ SHOWCASE」を全国で展開したいと語る二人。
「大きな会場でコンサートを開催するという目標はありますが、ライブハウスなど、お客様との距離が近い会場でライブを重ねていきたいという思いでスタートしたのがショーケースです。ゆくゆくは全国を回っていきたい。はやぶさとして、全国津々浦々で歌える、こういうライブができる歌い手になっていきたい」(ヤマト)
また、日本クラウンへ移籍して以降にリリースした新曲では、大滝ひかる「あの日の花吹雪」(2022年)、駿河ヤマトの「ズルい男に乾杯!!」(2023年)、はやぶさの「赤坂レイニー・ナイト」(2024年)がオリコンの演歌・歌謡曲ランキングでそれぞれ1位を獲得していることから、アルバム『三つ巴』でも1位を獲り、四冠を達成したいと力を込めた。
「大滝ひかるで1位、駿河ヤマトでも1位、はやぶさとしても1位を獲れたので、僕たちは今、三冠なんです。今回、アルバムでも1位を獲れたら4冠。今の目標は4冠獲得です!」(ヤマト)
さらに野望もあるという。
グループでありながらも、それぞれの個性も届けたいとソロ活動も行う はやぶさのヒカルとヤマト。ヒカルは「大好きな演歌・歌謡曲の世界で、二人して活動できる喜び、グループでもソロでも活動できる喜びを感じています」と語るが、「今後もし機会があれば、同じ日に新曲を発売して、ランキングの1-2を二人で独占できたらうれしいですね」という。
そんなヒカルの野望に、ヤマトは「どっちが2位なの? 喧嘩になりますよ」とツッコむと、ヒカルは「戦いではありますが、喧嘩はしないようにね」と諭す場面も。
ヤマト「でも、2位になったら態度が変わりますよ」
ヒカル「私はどんな手を使ってでも1位を獲りにいきます!」
さらには、それぞれのソロシングル、グループシングル、アルバムの同時発売により、1-2-3-4の可能性についても言及。
ヒカル「そういう夢のような機会をつくっていただけるようにね! 上から4つ全部・・・はやぶさかぁ。あっ、ヤマトくんは4位ですか?」
ヤマト「やめなさい。ピリッとなりますよ!」
アンコールでは、昼の部ではアニメの主題歌にも採用された「エボレボ」、夜の部では“レッツゴー! レッツゴー! レッツゴー! はやぶさ!”とロックナンバーで盛り上がれる「はやぶさロッキン GO! GO!」を観客と一緒に楽しんだ おぼん・こぼん、もとい、はやぶさのヒカルとヤマトだった。
2024年7月31日発売
はやぶさ・大滝ひかる・駿河ヤマト
はやぶさ『三つ巴』
収録曲
1.外苑西通り(はやぶさ)
2.あっぱれ浅草(はやぶさ)
3.江ノ島ルンバ(はやぶさ)
4.あの日の花吹雪(大滝ひかる)
5.守られし里~縄文さむか(大滝ひかる)
6.ズルい男に乾杯!!(駿河ヤマト)
7.純情25時(駿河ヤマト)
8.赤い薔薇(駿河ヤマト)※新曲
9.母の人生~あの日の母はもういない~(大滝ひかる)※新曲
10.いのち七福船(はやぶさ)※新曲