二十歳の舞乃空、「演歌・歌謡界に“新風”を」と宣言！大人の演歌・歌謡曲に挑む新曲「人は恋して花を詠む」で夢は大きく

2025.11.05

舞乃空が通算4枚目のシングルとなる「人は恋して花を詠む」の発売となった11月5日、東京・赤羽のCDショップ赤羽美声堂でキャンペーンを行い、今後の目標として「演歌・歌謡界という舞台に新しい風を吹かせたい」と宣言。「新風」としたためた書き初めを披露した。

2023年2月に高校3年生でデビューした舞乃空。今年3月に二十歳を迎え、大人への第一歩を踏み出す今作では、これまでのポップス路線から一線を画し、初となる大人の演歌・歌謡曲に挑戦。

表題曲「人は恋して花を詠む」は、万葉集の世界を彷彿とさせる和の情緒あふれる一曲で、恋心を花になぞらえた切ない歌詞が、和楽器を取り入れた雅やかなサウンドに乗って展開される。

一方、カップリング曲「とどけ恋吹雪」は、より本格的な演歌作品。募る恋心を抑えきれず、まるで吹雪のように届けたいと願う女性の情念が描かれている。

舞乃空は、鳥羽一郎の長男である木村竜蔵が作詩作曲を手がけた新曲「人は恋して花を詠む」について、「4枚目にして初めて演歌・歌謡曲の楽曲をいただきました。和の雰囲気がたっぷりで、歌詞もメロディーもとても流麗な、素敵な曲です」と紹介。

「『新風』という言葉には、この曲とともに演歌・歌謡界に新しい風を吹かせられるような存在になりたいという願いを込めました。同世代の方々にも、演歌は決して古いものではなく、日本語の美しさを伝えられる素敵な音楽なんだよ、と広めていきたいです」と力強く語った。

今後の夢として、「これまでは出演できなかった演歌・歌謡曲専門の歌番組にたくさん出演させていただきたいです。『うたコン』にもソロで出演するのが目標です」と目を輝かせた。

発売日当日、満員のファンが詰めかけたキャンペーンでは、自身の提案で制作されたという着物とドレスを融合させた斬新な衣裳で登場。新曲「人は恋して花を詠む」や、より演歌色の濃いカップリング曲「とどけ恋吹雪」を熱唱した。

また、『NHKのど自慢』で歌い、スカウトのきっかけとなった石川さゆりの「能登半島」や、新曲を手がけた木村竜蔵の叔父にあたる山川豊の「アメリカ橋」なども披露した。

MCでは今作の制作秘話にも触れ、「これまでのレコーディングは息が詰まるくらい緊張していたのですが、今回は竜蔵さんがずっと立ち会ってくださったおかげで、すごく安心して歌うことができました」と笑顔を見せた。

さらに、初めて生演奏で音が作られていくオケ録りの現場にも参加した話にも触れ、「スタジオミュージシャンの皆さんがその場で渡された楽譜をすぐに見事に演奏される姿に感動しました」と、貴重な経験を振り返った。

最後に舞乃空は、ファンに向けて改めて決意を語った。

「今まではポップスを歌ってきたことで、演歌・歌謡曲を聴かれるお客様の前では畑違いのように感じてしまうこともありましたが、これからは同じ土俵で歌わせていただけるのが本当にうれしいです。若い世代の方々にも演歌・歌謡曲の素晴らしさを伝える架け橋になれるよう、今までの100倍くらい頑張りますので、応援よろしくお願いします」

舞乃空 Q&A

Q.　新曲「人は恋して花を詠む」はどんな歌ですか？

舞乃空　4枚目のシングルで、初めて演歌・歌謡曲の楽曲をいただきました。鳥羽一郎さんのご子息である木村竜蔵さんに作詩・作曲を手がけていただいたのですが、和の雰囲気がたっぷりで、歌詞もメロディーもとても流麗な、素敵な楽曲です。これまでのポップス寄りの曲とは違う新しい挑戦ですが、演歌・歌謡曲の良さを大切にしつつ、新しい要素も取り入れた楽曲だと感じています。

Q：「揺蕩う（たゆたう）」「散りても雅」など、歌詞には現代ではあまり使わないような難しい言葉も使われていますね。

舞乃空　はい、初めて歌詞をいただいたときは、調べないと意味がわからないような難しい言葉も多くて、普段の自分なら絶対に使わない言葉ばかりだなと思いました。でも、それこそが日本語の美しさであり、演歌・歌謡曲が持つ魅力だと感じています。この歌詞に込められた想いをしっかり伝えられるように歌いたいです。

Q：衣裳も個性的ですが、どのようなコンセプトですか？

舞乃空　今回、演歌・歌謡曲に挑戦するにあたって、見た目からもインパクトを与えたいと思い、「和洋折衷」をテーマに私から提案させていただきました。着物と洋服が半分ずつ組み合わさったデザインで、この衣裳から曲に興味を持っていただけたらうれしいなと思っています。意外と、着やすいんですよ。

Q：二十歳になって、心境の変化はありましたか？

舞乃空　10代の頃は、二十歳になったらもっと大人になるんだろうなと思っていましたが、いざなってみると、周りの先輩方やスタッフの皆さんが本当に温かくて、恵まれているなと感じます。なので、「大人にならなきゃ」と背伸びするよりも、今の等身大の自分で、20代を過ごしていきたいなと思っています。

Q：書き初めに書かれた「新風」という言葉に込めた思いを教えてください。

舞乃空　新しい風を吹かせる、という意味を込めて、この曲をきっかけに演歌・歌謡曲界に新しい風を吹かせられるような存在になれたらいいな、という願いを込めて書きました。

Q：今後の具体的な目標を教えてください。

舞乃空　今まではポップスを歌っていたので出演しづらかった、演歌・歌謡曲専門の歌番組にたくさん出演させていただきたいです。特に『うたコン』には、以前、三人娘Z（田中あいみ、梅谷心愛とのユニット）として出演させていただいたことはあるのですが、ソロで出演させていただくのが大きな目標の一つです。

Q：夢は広がりますね。

舞乃空　はい、デビュー3周年記念日となる来年の2月8日には、ソロライブの開催も予定しています！　初めての挑戦として、生バンドでのパフォーマンスを目標にしています！私はオールジャンルの曲を歌うのが大好きなので、このライブでは自分のいろいろな楽曲を歌えたらと思っています。二十歳になり、演歌・歌謡曲という新しい世界に足を踏み入れたことで、今までとは少し違った私を見ていただけるように、ライブに向けて頑張りたいです。絶対に生バンドで歌うぞ！