NHKのど自慢 音楽番組企画展

“あの鐘”を鳴らしてみませんか? 『のど自慢』の歴史と魅力を伝える企画展が開催へ

今年で77年となった『NHKのど自慢』の企画展「 鐘の音ひびけ!『のど自慢』の77年」がNHK放送博物館で始まる。会期は4月28日(金)~2023年7月2日(日)まで(月曜日休館)。入場料は無料。

企画展では、『のど自慢』が長寿番組になった秘訣と、リニューアルした番組の魅力を伝える。会場には“あの鐘”(チューブラー・ベル)も展示され、実際に鳴らして本物の音色を体感することができる。

NHKのど自慢 音楽番組企画展

リニューアルした『NHKのど自慢』の舞台セットをイメージした展示

NHKのど自慢 音楽番組企画展

「鐘」(チューブラー・ベル)。実際に鳴らすことができる。

『NHKのど自慢』の前身、「のど自慢素人音楽会」が始まったのは、1946年1月19日。まだいたるところに空襲の焼け跡や戦争の傷跡が残っていた時代、「戦後の日本に明るい放送を」「マイクを一般市民に」という思いで、それまで行政と軍部によって統制されていた放送を一般市民に解放した番組だった。

NHKのど自慢 音楽番組企画展

マグナボックス R2-C型 電池励磁式 ホーンスピーカー(1925年)。ラジオ時代の音源を当時のスピーカーで聴くことができる。

NHKのど自慢 音楽番組企画展

こちらはワルツ マグネチックコーンスピーカー(1931年)

NHKのど自慢 音楽番組企画展

歴代司会者の資料や番組台本なども展示される。

そんな『のど自慢』はこの春、大きく生まれ変わった。司会は二宮直輝アナウンサーと廣瀬智美アナウンサーが務め、舞台セットもリニューアルし、出場者のみなさんと一緒に盛り上がる。

NHKのど自慢 音楽番組企画展

日本全国開催場所マップ

今回の企画展では、日本全国の出場者と歩んできた『のど自慢』の歴史を、博物館所蔵の資料で振り返りながら、新しくなった番組の魅力を体感できるコーナーも用意される。

 

【企画展 鐘の音ひびけ!「のど自慢」の77年】
会期:2023年4月28日(金)~2023年7月2日(日) ※月曜休館
場所NHK放送博物館(東京都港区愛宕2-1-1) 3階 企画展示室
開館時間:午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
入場料:無料
主な展示:昭和20年代からの番組写真、映像、ポスター、台本、ラジオ時代の音源を当時のスピーカーで聴けるコーナー、歴代司会者(宮田輝アナ、徳田章アナ、小田切千アナ)の資料、新司会者の全身パネルや記念撮影コーナーなど。

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