福田こうへいが地元・盛岡市の中学校で講演。生徒530人を前に民謡を伝える
福田こうへいが1月13日、地元・盛岡市の盛岡市立大宮中学校の生徒530人の前で講演を行った。
コロナ禍で多くの行事が中止や延期になる中、「未来を担う子供たちのために何か心に残るものを」という同中学校からのオファーに応える形で実現したもの。
邦楽を通じての「郷土・文化・人生」と題された講演で、講師の福田は「今日の歌唱で、若いみなさんの中に一人でも多く民謡を継承してもらえたら幸せです」と語り、実演では「南部牛追い唄」「外山節」「南部蝉しぐれ」など民謡3曲と演歌3曲の計6曲を生徒に披露した。
福田の声を聴いた生徒は大きな拍手を送り、中には「福田こうへいさんの歌を初めて生で聴いて、鳥肌がたった」などと感動の声を届ける生徒もいた。
福田は昨年末、第62回日本レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞し、元日には10枚目のシングル「かんべんナ」と、市川由紀乃とのアルバム『演歌 夢の競演』をリリースしたばかり。
講演を終えた福田は「予想以上にみんなが真剣に聴いてくれて、講演を引き受けてよかった」と笑った。
「今日をきっかけに、民謡に限らず、勉強、スポーツに、それぞれが取り組んでいってもらえたらうれしいですね。令和3年は有意義なスタートを切ることができました」
INFORMATION
2021年1月1日発売
福田こうへい「かんべんナ」
2012年10月24日に「南部蝉しぐれ」で演歌歌手としてデビューした福田こうへい。2021年は節目の10周年を迎える。そんな福田のアニバーサリーイヤー第1弾となるシングル「かんべんナ」は遠く離れた故郷への想いを歌った曲。カップリングの「越後平野」は同地で生きる男を通じてスケール感あふれる風景が浮かぶ作品となっている。