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花園直道

なぜ明治座なのか? 不登校児だった花園直道さんが同じ悩みを抱える人へエール。「きっと未来は拓けます」

日舞パフォーマーの花園直道さん。自身が和のエンターテイメントショーで観客を楽しませるだけではなく、一般社団法人JPN dance協会代表として日本舞踊とダンスを融合させた新しいジャンル“JPN dance”の普及にも力を入れておられます。

そんな花園さんが芸能生活20周年を迎え、4月18・19日の2日間、念願の明治座で初の座長公演「花園城だよ! 全員集合」を開催されます。「『8時だヨ! 全員集合』みたいですが(苦笑)、支えてくださった皆様全員に集まっていただきたいという気持ちを込めた公演名」だそうです。

不登校児だった中学時代

では、なぜ“明治座”なのでしょうか? 花園さんには特別な思いがありました。

「初めての舞台は健康ランドだったんですが、じつは人前に出ることが得意じゃない子どもだったんですね。中学時代は不登校児で、高校も単位制の学校に通っていました。それくらい内気でした。ただ、幼い頃より習っていた日本舞踊が好きで、津軽三味線が好きでした。あるとき、師匠に『一度、ステージ立ってみなよ』と言われ、勇気を振り絞って立ったのが、健康ランドの舞台でした」

思い切って人前に立った花園さんですが、それでもなかなか慣れずにいたそうです。

「でも、気がつけばお客様からの温かい拍手に支えられて、人間的変わっていきました。地味な衣裳しか着たくないと言っていたのに、気がつけばスパンコールの衣裳を着るようになり(笑)、当時は女形も演じるようになりました。この20年を振り返りますと、最初は内気な人間だったのが、多くのファンの皆様と諸先輩方、関係者の皆様に支えていただいたおかげで人間的にも成長したのかなと思います。芸能生活を通して人間的にも変われました」

明治座の客席で見た夢

まさに「芸は身を助く」を地で行った花園さんです。

「当時から大衆演劇が大好きでした。下町の大衆劇場にもたくさん通いましたが、梅沢富美男さんや松井誠さんの座長公演を明治座で観たときに、大衆演劇でもこんなにも大舞台でエンターテイメントなショーを行うことができるんだ、いつか自分も座長として明治座の舞台に立ってみたいと思いました。今回の公演では松井さんにもご出演いただきますが、梅沢さんや松井さんが当時の僕に夢を与えてくださいました」

花園さんは明治座の客席で、「いつか自分も!」と夢を抱いたと言います。

「僕にとって明治座は特別な場所なのです。だから節目の舞台として選ばせていただきました」

創業150周年の明治座。立ちたいと思っても簡単に立てるわけではない。一昨年のバースデーディナーショーで無計画に明治座公演をぶち上げたものの、それが実現できたのは、演出家である宮下康仁さんや、「花園さんの大ファンです」とおっしゃるデヴィ・スカルノ夫人とはじめとする多くの方の支えがあったからでした。

きっと未来は拓ける

そんな皆さんに感謝しつつ、花園さんは不登校児だった当時を振り返り、同じような悩みを抱えている方にエールを送ります。

「何もやる気がおきなくて、学校にも行きたくない。勉強もしたくない。何もやりたくないという思いでした。『なんでもいいから自分がやりたいことを見つけないと』と思っていました。それが自分にとっては踊りと大衆演劇だったんです。なかなか夢を見つけられる心境じゃないかと思いますが、なんでもいいので好きなものを見つけて、それに没頭してください。没頭すると自分の心が癒やされていきます。僕の場合はそれが仕事になりました。やりたいことが見つかれば、きっと未来が拓けると思います」

芸能生活20周年。明治座での初座長公演を経て、花園さんは次につながる長い道のりを歩んでゆく覚悟です。

 

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