真田ナオキ

アルバム「真田ナオキの世界」は、“今”の真田ナオキのすべて!

真田ナオキ

真田ナオキが、8月18日にオリジナルアルバム『真田ナオキの世界』を発売した。”恋する確率100%、ノックアウトボイス!”のキャッチフレーズの通り、ほんの一瞬耳にするだけで本当に恋してしまいそうな、その魅力的な真田のハスキーボイスをあなたにも堪能してほしい!

 

「『世界』という言葉って、様々な捉え方があると思うんです。12曲を聴くとすべてジャンルが違いますし、僕の歌い方もそれぞれ違います。作品の舞台も、都会であったり南の島だったり、外国だったり……。それも『世界』を旅しているような気分になる。そして、このコロナ禍を経験して常に心の中にあったことは、なんて自分ってちっぽけなんだろうということです。ちっぽけな自分を少しでも大きく、もっともっと自分の世界を広げたいという思いもあります。とても素敵なタイトルをつけていただいたなと思っています」

8月18日、真田ナオキのメジャー初となるフルアルバム『真田ナオキの世界』が発売となった。これまで発表している3作品と併せて、新たに9曲を新録した全12曲を収録。それは、真田の歌唱力や表現力といった光る才能だけではなく、プロデューサーとしてそのすべての楽曲を手がけている真田の師匠・吉幾三の愛弟子への愛や情熱を感じさせる。

「まだまだほんの片隅だとは思うんですけれど、それでも改めて師匠の才能に生で触れることができたなという感じがしています。すべて僕のことをイメージして、僕にぶつけてきてくださった作品なので師匠の思いに負けじと自分の思いを乗せて歌いました」

レコーディングにはもちろん吉も同席した。冗談とも本気ともつかないトークで真田だけでなく周りのスタッフや場を和ませ、時に真田の歌を聴いて涙したこともあったという。大きな存在に見守られながら、もっと色々な曲を歌わないとダメだ、たくさんの曲に触れて聴いて、自分自身を磨いていかないといけない、と改めて背中を押された気がした。

今回、その偉大な師匠の情熱の塊とも言える12曲、それぞれへの思いや制作秘話、そして吉とのエピソードなどを一つひとつ真田にじっくりと聞いた。

「真田ナオキの世界」(全12曲収録)
テイチクエンタテインメント TECE-3636 ¥¥3,000(税込)

 

次から次へとやってくる真田ナオキのノックアウトボイスに恋する

 

M1「Happy hour」
作詞・作曲/吉 幾三 編曲/矢野立美
真田 タイトル通り、“ハッピーアワー”という居酒屋さんなどでお酒が安く飲める時間のことを歌った曲です。特に今は飲みに行けない状況もありますし、歌ぐらいは楽しく「乾杯!」というにぎやかな曲を歌いたいね、という話をしていて、この曲をいただきました。聴いた時、まず「面白い曲だな、楽しそうで歌いたいな」と思いましたね。うちの師匠は、「16時からハッピーアワーだから飲まないと」と言って、レッスンの時でも「ハッピーアワーだな!」と言って飲み出すという方でして……(笑)。この曲のレコーディングの時も、師匠がクーラーボックスを持ってきていて。デスクに座られて、いつもはホットコーヒーをお出しするんですが、一口飲んだら「なんで俺コーヒー飲んでんだ。クーラーボックス開けろ」と言って、ビールを取り出してですね……。レコーディングが始まる前から師匠が飲むという(笑)。「枝豆ちょうだい!」という師匠のセリフの部分は、いつもレッスンしていただいているスタジオで録音しました。実は一度目は師匠が酔っぱらっていて覚えていなくて! 師匠自ら録り直しをしてくださったくらい渾身の力の入っている「枝豆ちょうだい!」です(笑)!レコーディングの時は、僕も半分踊ったりステップを踏みながら歌っていて、師匠にも「おまえがこんなに楽しそうに歌うとは思わなかった」と言われたくらい本当に楽しかったです。

M2「昔に・・・誘われて」(2020年発売)
作詞・作曲/吉 幾三 編曲/矢野立美
真田 昨年発売した「恵比寿」のカップリング曲として歌ってきました。この歌は、師匠が東日本大震災に遭われた方が、思い出の土地に涙をしながらではなくて、いつか笑顔で戻れる日が来るように、という思いを込めて作られた曲です。まだ収束の見えないこのコロナ禍の間でも、日本全国で最近特に災害が多くて、年々被災地が増えていますよね。コロナ禍が収束したら、改めてまた全国各地や、被災地にも赴いて僕の歌で勇気や元気、パワーを届けられる日が来たらいいなと思いながら歌っています。

M3「島の娘の恋詩(こいうた)」
作詞・作曲/吉 幾三 編曲/矢野立美
真田 都会の男性に恋をした島の娘という純粋な可愛い女の子の初恋を歌ったような曲です。僕にとっては、単純に難しかったですね。これまで結構ドロドロした恋愛は歌うことも多かったのですが、これは淡い恋。ファーストキスのような甘酸っぱい曲はあまり歌ったことがないので、歌っていてもちょっと小っ恥ずかしい初めての感じでした(笑)。なのですごく考えすぎてしまって、レコーディングでも「そんなに考えすぎないでいいんだよ。沖縄っぽく歌わなくていい」と師匠にアドバイスを受けながら歌いました。この曲を聴いていると、自分が純真な人間になるんじゃないかなと錯覚するぐらい、純粋な曲。師匠からなんでこんな純粋な詞が出てくるのかな……(笑)。幼い頃にこんな純粋な思いをされたのか、もしくは純真な心を向けられたことがあるのか……。

M4「草原越えて・・・」
作詞・作曲/吉 幾三 編曲/矢野立美
真田 これはもう聴いていただいたこのままで、頭の中に広がったのはモンゴルや韓国とか草原を馬に乗って民族衣装を着て、新たな未来に向かって男がひとり駆けていく……というイメージで歌いました。こういったスケールの大きな歌というのは僕自身初めてでした。人の心や感情を歌うのと、風景や景色が浮かぶ歌を歌うのは全然違うな、すごく難しいんだな、と改めて思いましたね。新たな経験をさせてくれた楽曲です。師匠からはつねに「歌が固いぞ」と、丸く大きくおおらかにというか、本当に風のように歌いなさいと言われたんですけど……、師匠が天才すぎて、何を言っているかわからないところもありながら(笑)。もっともっと努力しなきゃなと、そんな気にさせてくれました。

M5「Maria」
作詞・作曲/吉 幾三 編曲/矢野立美
真田 自分が恋した女性が亡くなってしまった。これまで自分を聖母マリアのように純粋に支えてくれた彼女。今となっては本当に自分のことを包んでくれていたんだなと感謝するような気持ちで歌いました。僕はどちらかというと第三者的に、客観的に歌うタイプ。その歌の主人公になるというよりは、この主人公の気持ちを代弁するつもりで歌っています。この曲は歌詞が短いので、“ひと言ひと言を大事に歌おう”というところは、今回は他の曲にくらべて特に気をつけたところです。これはこれで新しい挑戦ではありました。

M6「あなたと出逢って」
作詞・作曲/吉 幾三 編曲/矢野立美
真田 これは“ラブソング”です。師匠は本当にロマンチストで、すごく温かい方。他の曲は「こういうことがあったら悲しいな」のように想像で書くことも多いみたいなのですが、この曲は師匠にとっての恋心というか、師匠にとっての「愛や恋とは?」みたいなものを想像されて書かれたのではないかと思います。この曲を歌う時、僕は愛とか恋とかの言葉の重みを考えました。

恋に始まり 愛に変わって
愛を越えれば 愛しくなって
I Love You  I Love You
ずっと ずっと I Love You
(「あなたと出逢って」歌詞より)

真田 本当に師匠と奥様のお二人の関係も素敵で、僕の理想です。これまで多分お二人にしかわからないたくさんのご苦労があったと思います。その中でもお互いに尊敬しあい尊重しあえて、いまだに恋をしている。いつも手をつないで帰られるんですよ。そのお二人の姿を見ていると、本当に僕にもいずれこういう人が隣にいたらいいな、いつかこういう奥さんが欲しいなと思います。なかなか言葉では、特に男は言うのは恥ずかしいですけど、師匠は歌にするという。深い愛の歌ですね。

真田ナオキ

M7「ひとりぼっち」(リード曲)
作詞・作曲/吉 幾三 編曲/矢野立美
真田 僕にとって、この曲が一番歌いやすかったですね。もともとはシングルの候補曲としていただいた曲の中にあったのですが、個人的にはシングルでこれを歌いたかったというくらい好きな曲です。いただいた瞬間からかっこいいな〜と。友を亡くした、恋人を亡くした、いろいろ捉え方はあると思うんですが、突然大切な人をなくしてしまった男の寂しい心を歌っています。師匠は、「病気で突然最愛の人を亡くしてしまった、そんな夜の話だ」というようなことをおっしゃっていました。

泪ながれ お前亡くし 今夜は今夜は
ひとりぼっちさ これからずーっと
ひとりぼっちさ
(「ひとりぼっち」歌詞より)

真田 寂しくて仕方がない、それでも前を向いて歩かなきゃいけない。これから俺は前を向いて歩いていくよというさよならの決意も込めて、そんな気持ちで歌いました。師匠もブースの外でレコーディングの際に聴いていてくれたのですが、涙されていました。最近この曲をブルースハープで弾きたいと思って始めたんですが、まだ「キラキラ星」しか吹けません……。先は長いぞ〜(笑)!

M8「我が身恨んで」(2020年発売)
作詞・作曲/吉 幾三 編曲/矢野立美
真田 ここまで悪い男ではないとは思いますが(笑)、まぁ僕も親に迷惑をかけたこともたくさんあるし、色々な経験があった中で年齢的にも遅めのデビューだったので、ちょっとこの曲の世界とは違うんですが「我が身を恨む ああ恨む」というところはすごく自分に重なります。若い頃、自分が情けなくて、この気持ちをどこに向けたらいいんだろうという気持ちで過ごしていた時期もありました。「れい子」でデビューした時期も、毎晩情けないなと思いながら歌っていたこともあったり……。でも男だったら、ひとつ二つは、気持ち的にこの曲と重なるものがあるんじゃないかな。そういう意味でも、この曲は僕の中でも特に思い入れの強い一曲です。

M9「姉ちゃんへ」
作詞・作曲/吉 幾三 編曲/矢野立美
真田 この曲は、吉幾三師匠が笑福亭鶴瓶師匠のために書かれた曲です。その曲を僕が歌わせていただいたのですが、僕も実際に姉がいるので、歌っていて泣きそうになりました。若い頃は姉が親代わりで本当に頼りにしていました。怒られたこともたくさんありますし、この曲とすごく重なる部分もあります。今の僕の芯になっている部分を作ってくれたのも姉。すごく大きい存在です。このアルバムのリード曲は「ひとりぼっち」ですけど、僕の心のリード曲は「姉ちゃんへ」じゃないかな。今はまだ言えないですが、早く売れて「姉ちゃん、今ならできるから何かないか」と、その言葉が言えるようになりたいなという気持ちも込めて歌いました。

M10「母の声」
作詞・作曲/吉 幾三 編曲/矢野立美
真田 初めて聴いた時、冒頭の二行に心を打たれました。

夢は背負ってきたけれど
母を背負ってやれなんだ
(「母の声」歌詞より)

真田 本当にその通りで、やっぱり何かに向かっていくということは何かを犠牲にしなくてはいけない。僕はこれまで親心というものをすごく犠牲にしてきたし、今もし続けているなという思いが強いので、この二行は気合いが入りましたね。昨年末、第62回日本レコード大賞の最優秀新人賞をいただいた時に、少しは自慢のできる息子になれただろうか、という気持ちで母親に電話してそう伝えたら、「何言ってんの。ずっと自慢だよ」って言ってくれたんですね。涙が止まらなかったです。いつか本当に母も背負ってやれるような男になりたいなという気持ちで歌いました。ちなみに、うちの母は「ソーラン節」は歌いません。沢田研二さんが大好きで、いつもジュリーを歌っています(笑)。

M 11「恵比寿」(2020年・第62回日本レコード大賞の最優秀新人賞受賞曲)
作詞・作曲/吉 幾三 編曲/矢野立美
真田 僕にとってすごく特別な曲ではありますけど、“申し訳ない”という思いのある一曲です。昨年の苦しい状況の中、ファンの方ももちろんですが、スタッフもすごく頑張ってくれて、どうしたらこの「恵比寿」をひとりでも多くの方に聴いてもらえるか、というのをすごく一生懸命考えて一丸となって進んでくれました。僕の力不足もあってまだまだ聴いていただけていない方もたくさんいます。本当に大ヒット曲にしたかった。曲に対してもそうですし、ファンやスタッフの皆さんに対しても申し訳ないなと……。改めてアルバムにも入れていただいたので、コロナ禍が落ち着いたら全国を飛び回ってこの歌も歌い続けて、まだ耳にしたことのない方にも聴いていただけるように歌いたいと思っています。

 

M 12「Copacabana」
作詞・作曲/吉 幾三 編曲/矢野立美
真田 多分……この曲を書いていた時、師匠が行きたかったんでしょうね(笑)! 初めにいただいた時は、「いい街なんだよ!ブラジルのリオって知ってるか?」とおっしゃっていたのですが、レコーディングが終わったら急に「俺……、実は行ったことないんだよ」って(笑)。サンバホイッスルが入っていてテンポもリズムも明るい曲なのですが、思い出の場所をひとりで訪ねるという詞の世界は寂しい曲なので、どことなく影のあるような、雰囲気のある曲だなと思っています。明るいイメージの暗い曲って、結構クセになるというか……その辺に師匠の変態感が出ているというか……(笑)。師匠も踊りながら歌っていました。そして、踊りながら帰っていかれました(笑)!

真田ナオキ

「背伸びして背伸びして、今の自分のすべてを出し切りました。どの曲も、今の僕にはこれ以上は歌えないと思うくらいの作品になりました。タイトルには、皆さんに“これからの真田ナオキの世界”も見ていて欲しいという願いも込めています。僕は吉幾三の弟子であることが誇りです。これだけの曲を師匠からいただけたということは、僕の生涯の宝物。大切に大切に、歌っていきたいと思います」

                                            真田ナオキ

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2021年8月18日発売
真田ナオキ『真田ナオキの世界』

「真田ナオキの世界」(全12曲収録)
テイチクエンタテインメント TECE-3636 ¥¥3,000(税込)


Profile
真田ナオキ(さなだ・なおき)
1989年12月22日、埼玉県生まれ。2016年「れい子」でデビュー。2019年6月、テイチクレコードへ移籍し、移籍後初となるシングル「恵比寿」を2020年1月に発売。3月にはミュージックビデオが付く「恵比寿(DVD付)」をリリース。10月には殿(しんがり)盤「恵比寿」を発売した。2020年4月からはUSENの新番組「真田ナオキのUSEN渋声横丁」(USENC-42)がスタート。「歌謡曲主義 26時の歌謡曲」(東海ラジオ)では木曜日のパーソナリティーを務める。2020年、「第62回 輝く! 日本レコード大賞」最優秀新人賞に輝く。2021年「本気(マジ)で惚れた」をリリース。飾らないキャラクターと甘いマスク、”恋する確率100%、ノックアウトボイス!”で、今後の演歌・歌謡界を背負って立つ逸材と期待される若手歌手のひとり。

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