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島津亜矢

島津亜矢がスタンディングオベーションに号泣! 新曲「SINGALON」を引っさげ自身初のポップスツアーで観客を魅了し、観客と一緒に歌う

「皆様と楽しく歌える歌を選んでまいりました」。アンコールに登場した島津亜矢が観客と一緒に「上を向いて歩こう」を歌うと大きな笑顔を見せた。観客はスタンディングオベーションで島津を讃えた。深々と頭を下げる島津。彼女は泣いていた。涙は止めどなく溢れてきた。

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6月10日、島津亜矢は東京・世田谷区の昭和女子大学 人見記念講堂で、特別なコンサート「島津亜矢 premium POPS tour 2023 SINGALONG」を開催した。演歌を封印した、自身初のポップスツアーを6月3日の熊本からスタートし、この日の東京公演が2公演目だった。

2015年にスタートしたカバーアルバム“SINGERシリーズ”も最新版は8枚目を数え、ジャンルを問わず名曲を歌ってきた。また多方面に才能を発揮するマキタスポーツが島津の歌の凄さを“歌怪獣”と命名したことで、演歌以外の作品を歌う機会が多く、演歌を歌わない歌の仕事も増えていた。

「いろんな世界を見せていただきましたので、いつかポップスだけのコンサートをやってみたいと思っていましたが、遠い夢のような話でした。でも、今回、周りの人の力によってポップスコンサートが実現しました。初めてのことで緊張していますが、緊張するとお客様にそれが伝わりますから、今日は自分自身がまずは楽しむことが一番だと思います」

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早々にチケットは完売し、満席となった人見記念講堂で、島津は「Stand by me」から歌い始めると、「世代を超えた名曲をメドレーでお届けしたいと思います。知っている曲があったら、ぜひ、皆さんも一緒に歌ってください」と、「全力少年」「悲しみがとまらない」「ルージュの伝言」「ありがとう」などをメドレーで聴かせた。

杏里の「悲しみがとまらない」は40年前の1983年の作品。荒井由実(松任谷由実)の「ルージュの伝言」に至っては1975年、約50年前の歌だった。

「そんなに前の作品なんだと、私もびっくりしましたが、いい曲はずっしりと残っていくものですね。皆さんはどの曲が好きですか? その曲によって年代がわかります(笑)」

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島津は大好きな松田聖子の「Sweet Memories」や、映画音楽から「My Heart Will Go On」(『タイタニック』)など、テレビドラマ主題歌の「田園」「誕生」などを次々に披露すると、歴史の残る偉大なシンガーのひとりとして名高いホイットニー・ヒューストンのヒット曲「Saving All My Love for You」などにも挑戦した。

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「眠れない日々を過ごしてきましたが、今日は楽しみたいと思います」

そんなふうに観客に語っていただが、ここでツアーのタイトルにもなっている新曲「SINGALONG」(シンガロン)を紹介する。

「“シンガロン”というのは、みんなで歌おうという意味です。本当は“SING A LONG”なんですが、難しいので(笑)、“シンガロン”と読んでいます。造語です」

悲しみを笑顔に、涙を力に変えようという背中を押してくれる作品で、このコンサートツーのために制作されたポップスだった。

“歌おうSINGALONG 共にSINGALONG LaLaLa SINGALONG”(歌詞より)

島津は観客にコーラス部分を歌ってもらうと、素晴らしい声量で新曲を歌い上げた。

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このポップスコンサートでは、観客と一緒になって歌いたい! という島津の思いがあった。

「皆さんと一緒に歌っているとワクワクします。(コロナ禍により)この4年ほどはお客様との距離がありました。でも、やっと光が見えてきました。一緒に歌ってください」

フォークソングの「あの素晴らしい愛をもう一度」ではサビを会場一体となって歌った。

ラストの曲はもう一曲の新曲「笑い話」が選ばれた。「若い作家の方の作品です。若い力をみせてもらいました」と島津。青春時代の苦い経験も、今では全部が笑い話だと言えたらいいね、という安心感を与えてくれる作品だった。ステージに月が映し出される中で、島津は「笑い話」を披露しステージを降りた。

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Tシャツにパンス姿。足にはスニーカーを履いていた。盛大なアンコールに、島津は元気よく走ってステージに戻ってきた。

「皆様と楽しく歌える歌を選んで参りました」

島津は坂本九の「上を向いて歩こう」を観客と一緒に、まるで合唱のように歌うと、この日、一番の笑顔を見せた。スタンディングオベーションで応える観客。

「演歌を歌わない私のところにお客様が来てくださるのか不安でした。でも、熊本では、いつも応援してくださるお客さまも楽しそうに見てくださったのでうれしかった。コンサートの最後に、皆さんがスタンディングオベーションをしてくださった光景には本当に感動しました」

東京公演の開演前、島津は熊本公演の様子をこう話していたが、熊本で見た光景が今日、また目の前に広がっていた。島津は号泣した。

ポップスツアーはこのあと、大阪(6月16日)、愛知(6月24日)と回る。ツアー全4公演で8000人を動員する予定だ。

 

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5月31日に発売された、初のオリジナルポップス作品の両A面シングル「SINGALONG/笑い話」。ツアータイトルと同名でもある「SINGALONG」は、江﨑文武氏(millennium parade、WONK)と小川翔氏(LAGHEADS)の共同プロデュース作品で、ミドルテンポの心地よいリズムと島津亜矢の圧倒的な歌唱が織りなすグルーヴ感に溢れたゴスペル曲。コロナ禍では出来なかった「SING A LONG(シング ア ロング)=みんなで歌おう」を、一息につなげたSINGALONG “シンガロン”という造語となっている。前向きなメッセージが込められた楽曲だ。

 


2023年5月31日発売
自身初のオリジナルポップス作品
島津亜矢 両A面シングル「SINGALONG/笑い話」
島津亜矢

「SINGALONG」
作詞/渡辺なつみ 作曲/江﨑文武、小川翔 編曲/江﨑文武、小川翔
「笑い話」
作詞/いしわたり淳治 作曲/村松崇継 編曲/村松崇継
テイチクエンタテインメント TECA-23042  ¥1,400(税込)

■各CD販売サイト
https://lnk.to/shimazu-TECA-23042

■各音楽配信サイト
https://lnk.to/shimazu_D845

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