セクシー&妖艶! 丘みどりが演魅Vol.4で12変化。減量して魅せたへそ出しルックにファン釘付け!? ファンの熱い応援に紅白への復帰を誓う
丘みどりが4月16日、東京・渋谷のLINE CUBE SHIBUYAで「丘みどりリサイタル 演魅Vol.4」を開催。「見ている方が着替えている間、飽きないように1秒でも短くと練習しました」と、全25曲を12変化の衣裳で披露した。またアイドルソングをカバーした際には、デビュー時代を彷彿とさせるへそ出しルックに挑戦し、新曲「椿姫咲いた」は丘の真骨頂である幽玄組曲として熱演した。
同リサイタルは“演魅”シリーズの第4弾。オープニングでオリジナル曲からキングレコード移籍第一弾となった「霧の川」、「雨のなごり坂」、ミステリアス演歌三部作の集大成となった「鳰の湖(うみ)」の3曲を披露すると、「皆様のおかげで第4弾をさせていただくことができました」とファンに感謝し、「今日は満席で~す」と笑顔を見せた。
演魅シリーズでは毎年新しいチャレンジを魅せる丘だが、今回は殺陣を交えながら「美空ひばりの世界」を届けたり、「A列車で行こう」などジャズに挑戦したり、中島みゆきの「雪」、ちあきなおみの「かもめの街」などドラマチックな歌謡曲をドラマ仕立てで披露したりと、とにかくファンを飽きさせなかった。
また1980~1990年代のアイドルソングでは、松田聖子の「夏の扉」、中山美穂&WANDSの「世界中の誰よりきっと」、工藤静香の「慟哭」、中森明菜の「飾りじゃないのよ涙は」を早替えで披露した。
憧れだったという華やかなプリンセスラインのドレスで登場すると、曲ごとに早替えで衣裳チェンジ。最後は黒のセクシーな衣裳で魅了した。
「おへそを出しました(笑)。このために2カ月で3キロ痩せました~」
演歌歌手として2005年にデビューした丘は、へそ出しルックやミニスカートで歌唱し、衣裳でも注目されていた。今年はデビュー18年目となるが、「原点に戻った気持ちです」と気持ちを新たにしていた。
リサイタルのクライマックスは「幽玄組曲 椿姫」。オペラ歌劇「椿姫」を題材につくられた最新曲「椿姫咲いた」の世界を組曲として表現。「花と蝶」~「さだめ燃ゆ」~「火の蛍~山場」~「椿姫咲いた」へと悲恋をテーマにした歌の世界を、花魁に扮して熱演歌唱し、花柳糸之率いる花柳糸之社中とともに演じて魅せた。
本番前、「花魁の衣裳はメチャ、重いです! この衣裳で走り回るのは大変ですが、新しい丘みどりをたくさん見ていただけたらうれしいです」と話していた丘。ステージ後方に大きな椿が咲き、絢爛豪華なハレの花魁衣裳で「椿姫咲いた」を歌ったシーンでは鳥肌が立つ妖艶さだった。
ラストスパートは、「みどりのケセラセラ」「女の花吹雪」などを歌い、“だいえんでぃんぐ”曲として「花の旅・夢の旅」で締めた。「みどりのケセラセラ」では客席ラウンドを行い、ファンと身近に接し、「花の旅・夢の旅」では“みどり!”の掛け声で勇気をもらった。
「デビューして18年、いろいろなことがありましたが、応援してくださっている皆様が温かいどころか、熱く熱く応援いただいていることで、こうして今を迎えられることができました。今日、おばあちゃんに電話したら『ファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えておいで』と言われました。声の続くかぎり、ステージに立たせていただけるかぎり、どんなことがあってもずっと歌い続けていこうと思います」
そして、『NHK紅白歌合戦』復帰への強い気持ちを語った。
「『椿姫咲いた』を発売して新しいチャレンジをさせていただくことができました。年末のステージで歌えるように後半もっともっと頑張っていかなければいけないと思います」
“だいえんでぃんぐ”で幕を閉じた「丘みどりリサイタル 演魅Vol.4」。丘は終演後、特典会に参加し、ファンとのハイタッチを楽しんでいた。
■セットリスト
2023年4月16日(日)
丘みどりリサイタル 演魅Vol.4
1. 霧の川
2. 雨のなごり坂
3. 鳰の湖
4. 紙の鶴
5. 佐渡の夕笛
<美空ひばりの世界を演じる>
6 剣ひとすじ
7. 一匹道中
8. 人生一路
9 A列車で行こう
10. 虹の彼方に(ジュディ・ガーランド)
11. 雪
12. 傷心
13. かもめの街
14. 夏の扉
15. 世界中の誰よりきっと
16. 慟哭
17. 飾りじゃないのよ涙は
<幽玄組曲「椿姫」>
18. 花と蝶
19. さだめ燃ゆ
20. 火の蛍~山場
21. 椿姫咲いた
<エンディング>
22. みどりのケセラセラ
23. 女の花吹雪
24. 伊那のふる里
25. 花の旅・夢の旅~だいえんでぃんぐ
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丘みどりが色彩鮮やかに咲き誇る!~「椿姫咲いた」で真実の愛をドラマチックに~
2023年2月22日発売
丘みどり「椿姫咲いた」
「椿姫咲いた」通常盤
「椿姫咲いた」CD+DVD
※【CD+DVD】(KIZM-759)のCDと【通常盤】(KICM-31091)に収録される内容は同じです。
「椿姫咲いた」は泣けるオペラとして有名な「椿姫」をモチーフに制作された歌謡曲。作詞には「夜桜お七」などで知られる歌人・林あまり氏、作曲には米米CLUBのメンバーとしても活躍する、“フラッシュ金子”こと金子隆博氏を迎えた豪華制作陣で放たれる丘みどり、2023年の勝負曲。カップリング曲「さだめ燃ゆ」は情念が描かれた演歌風歌謡曲。Aメロ+Bメロ+サビ①+サビ②の“ダブルサビ”で構成される。カラオケではそれぞれのパートを、変化をつけながら徐々に盛り上げるように表現したい。
カップリング曲にも注目
丘みどりらしさが光る「さだめ燃ゆ」「椿姫咲いた」のカップリングには、どんなに過酷な運命が待ち受けようと、世間を敵に回そうと、あなたとの愛の炎に身も心も焦がされてしまいたい主人公が描かれた「さだめ燃ゆ」が収録される。“情念”がテーマの丘みどりらしさが光る作品だ。
「女の情念をスケール感豊かに描いた演歌風歌謡曲です。作詞の森坂(とも)先生、作曲の向井(浩二)先生にはこれまでにも数曲書いていただいています。「こういう歌を歌いたいです」という私の思いをしっかりとお伝えし、そしてつくっていただきました。コンサートでも歌いたいなと思っています。
この曲も頭からインパクトのある詩が続くため、最初、思わず力を入れて歌ってしまったのですが、むしろ重く歌わない方が想いが伝わります。ちょっと難しい曲かもしれませんが、サラリと歌に詩を乗せていく感じでカラオケも楽しんでください」(丘みどり)