第73回NHK紅白歌合戦の曲目一覧と見所を解説

2022.12.24

大晦日に開催される第73回NHK紅白歌合戦の曲目が発表されので、見どころをチェックしてみよう。（出場歌手と曲目一覧は下部に掲載）

まず紅組は、ソロデビュー35周年の工藤静香がスペシャルメドレー「嵐の素顔」～「黄砂に吹かれて」を届ける。工藤の紅白出場は24年ぶりになる。

工藤静香は娘であり、フルート奏者のCocomiと共演し、メドレーを披露する。© Akinori Ito

今回が34回目の出場となる坂本冬美は「お祭りマンボ～スカパラSP～」と題して、美空ひばりの名曲｢お祭りマンボ｣を歌唱。東京スカパラダイスオーケストラがアレンジ＆演奏するスペシャルバージョンでの披露となる。

ちなみに、初出場となる東京スカパラダイスオーケストラ（スカパラ）は、第73回NHK紅白歌合戦のオープニングテーマを担当。20世紀を代表するフランスの歌手、エディット・ピアフが深い愛を歌い世界的に有名になったシャンソン「愛の讃歌」に斬新なアレンジを加え、愛と平和への思いあふれる紅白だけのスペシャルなテーマソングを大みそかのNHKホールに鳴り響かせる。

オープニングテーマも担当する東京スカパラダイスオーケストラによるアレンジで、｢お祭りマンボ｣がどんな色を見せるのか？

歌手生活50周年の天童よしみは「ソーラン祭り節」で“元気”をシェアするが、天童を盛り上げるために、｢パワー！｣でおなじみのなかやまきんに君と、｢やればできる！｣のキャッチフレーズが人気のティモンディの高岸宏行がゲスト出演する。

天童よしみと一緒に元気をシェアするなかやまきんに君。

「やればできる」のキャッチフレーズで多くの人の背中を押してきたお笑い芸人、高岸宏行（ティモンディ）。

同じく50周年の石川さゆりは、45回目の出場となる今年は「天城越え」を披露する。

毎年、どんなサプライズを見せてくれるかが楽しみな水森かおりは、「九十九里浜～謎解き紅白スペシャル～」と題して、と｢謎解き｣を取り入れたステージを見せる。千葉県出身で謎解きクリエイターの松丸亮吾が謎解きをプロデュースという。

謎解きクリエイターの松丸亮吾。水森かおりが歌う千葉県のご当地ソング「九十九里浜」では、どんな謎解きが見られるか。

白組の見どころは、なんといっても郷ひろみ。デビュー50周年の郷は｢GO!GO!50周年!!SPメドレー｣を届ける。司会者が歌やダンスでコラボレーションし、さらには３時のヒロインをはじめお笑い芸人・ものまね芸人が多数、このシーンを盛り上げる。

3時のヒロインの福田麻貴（左）とかなで。

メンバーの小田井涼平がこの紅白出場を最後にグループを卒業する純烈は、既報のように、「プロポーズ」から「白い雲のように」へと歌い継ぎ、ダチョウ倶楽部と合流し、“純烈♨ダチョウ”としてステージを盛り上げる。また有吉弘行もゲスト出演し、猿岩石時代にヒットさせた「白い雲のように」を13年ぶりにテレビで歌う。

純烈とダチョウ倶楽部が合体したユニット「純烈♨ダチョウ」

大みそかの名物となった三山ひろしによる「紅白×けん玉」は今年も健在。「夢追い人～第6回けん玉世界記録への道～」と題して、今年もギネス世界記録にチャレンジする。昨年は、「連続してけん玉をキャッチした人の最も長い列」で126人の記録を達成したが、今年は127人を目指すという。“３年連続の記録達成”という偉業を目指し、“けん玉猛者”たちが集結する。果たして、記録達成となるのか！

こちらは昨年の紅白での三山ひろし。3年連続のギネス記録更新なるか。

また三山と同じ出場回数となる山内惠介は「恋する街角」を“きつねダンスRemix”バージョンで聴かせる。

その他、｢初心LOVE（うぶらぶ）｣を歌唱するなにわ男子はTwitterなどを使ったステージ演出のシェアにより特殊演出がグレードアップする仕掛けを見せ、三浦大知は沖縄本土復帰50年の今年放送された連続テレビ小説｢ちむどんどん｣の主題歌｢燦燦｣を披露する。ヒロインの黒島結菜がゲスト出演し、｢ちむどんどん｣の名シーンと共に歌を聴かせる。