藤井香愛、花園直道

男役の低音特訓はお風呂場で!? 藤井香愛×花園直道が挑む前代未聞の『THE 歌謡 REVUE SHOW!!』

令和の歌謡ディーヴァ・藤井香愛が、花園直道プロデュースのもと全く新しいエンタメの扉を開く。11月21日に新宿・歌舞伎町劇場で開催される『THE 歌謡 REVUE SHOW!!』では、キャリア初となる男役や18年ぶりの本格ダンスに挑戦。本番に向けて熱気高まる稽古場で、二人に意気込みを聞いた。

18年ぶりの本格ダンス! サザエさん風フォーメーションも(⁉)

「雨が続きますね。天気が良ければ自転車で来るんですけど……」

秋雨が住宅街を濡らす9月下旬、藤井香愛は都内稽古場の一室にいた。11月21日に新宿・歌舞伎町劇場で開催される『花園直道プロデュース 藤井香愛 THE 歌謡 REVUE SHOW!!』に向けた稽古の2日目だ。

藤井香愛

壁一面が鏡張りの広々とした稽古場。藤井と、振付を担当する白稀舞(JPN dance協会オフィシャルメンバー)をはじめとする4名の若手女性ダンサーたちが熱いリハーサルを行っていた。その傍らではプロデューサーの花園が見守っている。

「ここでは、本当にキスをするように……」

白稀からエモーショナルで繊細な指導が飛ぶ。ダンスのプロの現場には、振付を書き留める図解やメモ帳などは存在しない。カウントやブレス、音の波に合わせて、ダンサーたちは瞬時にその動きを自らの肉体に落とし込んでいく。

藤井香愛、白稀舞

「藤井香愛 ザ・歌謡レビューショー」ではJPN dance協会オフィシャルメンバーでもある白稀舞が振付を担当する。

20歳の頃に東京ヤクルトスワローズ公認パフォーマンス・アーティスト「DDS」として活動して以来、実に18年ぶりの本格的なダンスに挑んでいる藤井も、そのプロフェッショナルな輪の中で食らいついていた。

藤井香愛藤井香愛、白稀舞

「歌詞があって、タイミングが決まっているところはいいんですが、歌詞のない間奏ではタイミングを合わせるのが難しいですね」

そう白稀に相談しながらも、藤井が先頭に立って4人のダンサーを引き連れるフォーメーションでは「なんだか『サザエさん』のエンディングみたいですね」と笑いを誘い、稽古場を爆笑させる。

藤井香愛

藤井香愛

藤井香愛

藤井は今回のショーに向けて、ただならぬ覚悟で臨んでいる。

「今回は英語詞の歌も多いですし、歌いながら踊って、さらにお芝居の動線も覚えるとなると絶対にパニックになると思ったので、稽古初日までに歌詞は全部頭に入れてきました。18年ぶりに本格的に踊るので体力の衰えは感じますが(笑)、すごく楽しいです。昔やっていたヒップホップとは体の使い方も違って、すごく勉強になります」

「歌謡曲×レビューショー」という全く新しいエンターテインメント

「レビューショー」とは、宝塚歌劇団に代表されるような、歌やダンス、芝居を組み合わせた華やかな舞台エンターテインメントのことだ。視覚的なスペクタクルが重視され、次々と転換する豪華絢爛な世界観が魅力だ。

今回のショーの舞台となる歌舞伎町劇場は、「ハナミチ東京 歌舞伎町」の地下にあり、普段は大衆演劇が行われている。セリや花道、最新の大型LEDビジョンをフル活用し、藤井は新たに新調される衣装でも魅せ、イリュージョンのような早着替えでも会場を沸かせる予定だ。

藤井香愛、花園直道

藤井香愛の新たな挑戦を後押しするのは花園直道。今回は演出と構成を手掛け、「無茶ぶりしています(笑)」と、藤井の可能性を引き出す。一方、藤井は「『はい、できます』『それもやりたいです』って返事していたんですけど、上がってきた構成台本をみたら『ああ~』って(笑)」。全部詰め込まれていて倒れそうになったとか。

この前代未聞の企画のきっかけは今年春。花園直道がオフィシャル広報大使を務める劇場の内覧会に、藤井と所属事務所の山崎社長が訪れたことだった。ホスト側として施設の魅力をPRしていた花園と、「ここで何か面白いことをやりましょう」と意気投合し、トントン拍子で話が進んだのだ。

“和のエンタメ革命児”として知られる日舞パフォーマーの花園だが、今回は構成・演出の裏方に徹し、「歌謡曲」と「レビューショー」を融合させる。藤井にそんな企画を提案した確固たる理由がある。

藤井香愛

昨年、三山ひろしが企画・主演を務めた芝居の舞台『1PPO(いっぽ)~歌と芝居の贈り物~』で、藤井は優秀な兄と比較され挫折した“引きこもり”の女性という難役を見事に演じ切っていたのだ。その舞台を客席から観ていた花園は、彼女の確かな演技力と所作の美しさを目の当たりにし、「彼女なら芝居仕立てのショーも絶対にできる」と確信したという。

「あの舞台の時、三山さんから『このお芝居の経験は、絶対にこれからの歌に生きるから』と教えていただきました。本当にみっちりと稽古をしていただいたその経験があったからこそ、今回のお芝居のシーンもすごくイメージがしやすいんです」と、藤井も当時を振り返る。

キザなセリフと低音特訓。目玉はキャリア初の男役!

今回の『藤井香愛 THE 歌謡 REVUE SHOW!!』は、大きく分けて4つのブロックとアンコールで構成される。

第1部の「OPENING」は、誰もが知る名作ミュージカルのナンバーを中心に歌い踊る、まさに王道レビューの華やかな幕開けだ。

続く第2部は、キーボード奏者の生伴奏に乗せて展開する「歌謡ドラマ」。バーのカウンターを舞台に、失恋の悲しみから立ち直っていく大人の女性を一人芝居で演じる。

藤井香愛

藤井香愛

藤井香愛

そして最大の目玉となるのが、第3部の「男役挑戦コーナー」だ。

コテコテの男装ではなく、「ピンキーとキラーズ」の今陽子を彷彿とさせるスタイリッシュな黒燕尾服を身にまとい、例えば「君たち可愛いね」といったセリフが飛び出すようなキザな寸劇を交えながら、男性ボーカルの名曲たちを披露する。

「髪をショートにしてから、『そういう格好が似合いそう』と色々な方に言っていただくことが多くて、私自身ずっと男装をやってみたかったんです。でも、いざ『男役の声』で歌うとなると今まで考えたこともなかったので……。最近、毎日お風呂の中で低い声を出す練習をしているんですよ(笑)」

このコーナーでは、自身のデビュー曲『東京ルージュ』を男性のキーで歌い上げるという初の試みも。さらに、小学生時代に習い、近年再び磨きをかけているタップダンスも男装姿で披露される。

花園によれば、美形で中低域の魅力も併せ持つ藤井は、男役も娘役もこなせる稀有な存在だという。男歌と女歌を完璧に演じ分けることができれば、「彼女は歌謡界で無敵の存在になる」と花園は太鼓判を押す。

藤井香愛、白稀舞、若葉実沙、桜くるみ、愛澤せな

左から愛澤せな、若葉実沙、藤井香愛、白稀舞、桜くるみ。4人のダンサーが藤井と共にステージを華やかに染め上げる。

白稀舞、若葉実沙、桜くるみ、愛澤せな白稀舞、若葉実沙、桜くるみ、愛澤せな

演歌・歌謡界では女性アーティストには男性ファンが、男性アーティストには女性ファンが多くつく。しかし、この歌謡レビューショーをきっかけに、女性の藤井ファンを開拓したいという。また、実力派ダンサーを従えることで若い世代にも歌謡曲の魅力をアピールしたいと、プロデューサーとしての緻密な戦略もそこには隠されている。

そして第4部では、ファンにとってはお馴染みのオリジナル曲を中心に、人生の巡り合わせを描いた日本を代表する名曲などを織り交ぜた、従来の歌謡ショーに近い安心感のあるステージが待っている。

これだけ新しい要素が詰め込まれていると、長年のファンは「いつものように声をかけて邪魔にならないだろうか」と心配になるかもしれない。しかし、そこはご安心を。花園は「いつものように全力でペンライトを振って、“香愛コール”で(ステージを)煽ってください!」と訴えている。

藤井香愛、花園直道

未知の世界へエスコート。日本の歌謡界に新たな扉を!

日本の歌謡界に、誰も見たことのない新しい扉が開かれる。新たなエンターテインメントの形を模索する花園は、強い眼差しでこう語る。

「僕自身、歌謡曲を融合させたレビューショーの初の構成・演出であり、女性を演出するのも初めての経験です。今回は僕自身の『和』を封印して、藤井香愛さんと一緒に新たな挑戦ができたらと思っています。新しい歌謡界のステージをお届けできるように精一杯努めますので、ぜひ皆様、劇場に足をお運びください」

藤井香愛、花園直道

そして、未知の世界へのプレッシャーを跳ね除け、目を輝かせながら稽古に打ち込む藤井香愛は「皆さんを新しい世界へ連れていく」と意気込む。

「どうなるかわからない未知の世界への挑戦ですが、私自身もっとステップアップしたいですし、普段から応援してくださるファンの皆さんをグッと引き込めるステージにしたいです。私が頑張って、皆さんを新しい世界へ連れていきます!

今回のショーは、私自身がお客さんとして見たいなと思えるような内容になっています。デビューして8年が経ち、また新たな挑戦として色々なことにチャレンジしていきますので、ぜひ多くの方に見届けていただけたらうれしいです。絶対に満足していただけるように頑張りますので、ぜひ会場に遊びに来てください!」

歌謡曲とレビューショーの華麗なる融合。才能あふれる二人が仕掛ける『藤井香愛 THE 歌謡 REVUE SHOW!!』は、日本の音楽シーンに新たな金字塔を打ち立てることだろう。11月21日、新宿・歌舞伎町劇場。未知の扉を開け、さらに美しく逞(たくま)しく進化を遂げた藤井香愛の姿が、そこにあるはずだ。

 

藤井香愛

藤井香愛 THE 歌謡 REVUE SHOW!!
【日時】2026年11月21日(土)2公演
昼の部/12:30開演 12:00開場
夜の部/16:00 開演 15:30開場

【会場】歌舞伎町劇場(ハナミチ東京歌舞伎町)
東京都新宿区歌舞伎町1丁目6-12

【出演】藤井香愛、白稀舞、若葉実沙、桜くるみ、愛澤せな
【構成・演出】花園直道
【振付】白稀舞

【チケット】
ローチケおよびオフィス舞LIFEにて好評販売中

SPECIAL SEAT《前方・特典付》12,000円(税込) ※完売
S席7,000円(税込)

【ローチケ】
Lコード 72708
藤井香愛|演劇のチケット ローチケ[ローソンチケット]

【オフィス舞LIFE】
①公演名 ②お名前 ③席種 ④昼の部・夜の部を明記 ⑤ご人数 ⑥郵便番号 ⑦ご住所 ⑧携帯番号 を記載のうえ下記のいずれかの方法でお申し込みください。

◎ショートメール予約 080(7706)2867
◎FAX予約03(3499)4110
◎JPN dance協会(申し込みフォーム)https://www.jpn-dance2021.com/

※ローチケ以外の方法でお申し込みいただいた方にはEメールまたはショートメールにてお振り込みのご案内をメールでお知らせしております。
ご好評につき、たくさんのお申し込みをいただき返信までにお時間を頂いております。数日経っても返信がない場合は、お手数ですがショートメールにてご連絡ください。
080(7706)2867 (オフィス舞LIFE)
※ショートメール専用のためお電話での通話はできません。お名前の記載をお忘れのないよう、よろしくお願いします。
※迷惑メールとして振り分けられている可能性もございますので、迷惑メールフォルダも今一度ご確認ください。

その他詳細は、JPN dance協会公式サイトへ

 


2026年5月13日発売
藤井香愛「重たい愛でごめん」
【Aタイプ】
藤井香愛

「重たい愛でごめん」
作詞/及川眠子 作曲/幸耕平 編曲/坂本昌之
c/w「泣かない夜をください」
作詞/及川眠子 作曲/幸耕平 編曲/坂本昌之
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91696 ¥1,550(税込)

【Amazon】重たい愛でごめん (TYPE-A) – 藤井香愛

【Bタイプ】
藤井香愛

「重たい愛でごめん」
作詞/及川眠子 作曲/幸耕平 編曲/坂本昌之
c/w「ぜんぶ嘘ぜんぶ夢」
作詞/及川眠子 作曲/久保田衛 編曲/坂本昌之
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91697 ¥1,550(税込)

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