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風輪が放つ究極のユニゾン「イル・テンポ・パッサ~時は過ぎゆく~」。金と銀、二つの魂が溶け合う新章の坂道へ

二人組歌謡グループ「風輪」が待望の4thシングル「イル・テンポ・パッサ~時は過ぎゆく~」をリリースする。作曲家・杉本眞人氏が二人に課したのは「究極のユニゾン(一唱)」という高いハードル。翔司の地元・蒲田での単独コンサートで鳴り響いたその産声は、客席を驚喜の渦に巻き込んだ。メジャーデビュー3年目。自分たちの歩みを信じる拓也と、さらなる高みへ飢える翔司。対照的な二人の魂が「金と銀」のように深く溶け合い、放たれた唯一無二の輝き。その新章の幕開けを紐解く。

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翔司の地元・蒲田で鳴らした、新章への号砲


その瞬間、大田区民ホール アプリコ(東京・大田区蒲田)の空気は、心地よい緊張感に包まれていた。

2026年4月25日、拓也と翔司による二人組歌謡グループ 風輪の単独コンサート。曲紹介もなく、突如として流れ始めた重厚なイントロ。客席のファンが「何の曲だろう?」と息を呑んで見守っていると、情熱的な旋律と共に二人の歌声が重なった――「イル・テンポ・パッサ」。

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拓也はあの瞬間の衝撃をこう振り返る。

「あの日はあえて『新曲です』と言わずに歌い出したんです。イントロが鳴った瞬間、客席から『何? 何?』という空気が伝わってきて。それがサビの“イル・テンポ・パッサ〜”に入った瞬間、会場中がブワーッと盛り上がった! 『あ、これが新曲なんだ!』という驚きと喜びが一つになったあの光景は、今でも鮮明に覚えています」

この日、ファンの目を釘付けにしたのは歌声だけではない。楽曲の世界観を象徴する、情熱的な赤のマタドール(闘牛士)風の衣装だ。マントを翻し、力強く舞う二人の姿は、まさにドラマチックな新曲そのものだった。

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「今回はラテン調の情熱的な楽曲なので、視覚的にも『赤』で攻めようと僕から提案しました。マタドールのマントのような動きが、この曲の切なさや激しさをより引き立ててくれると思ったんです。実はマントの裏地も、僕がシルバー、翔司がゴールドと、お互いの好きな色にこだわっているんですよ」(拓也)

衣装制作の中心は、ファッションセンス抜群の拓也だ。翔司が「衣装は20着ぐらいあるんですが、基本は拓也が考えて、そこに僕が少しだけ意見を挟む感じです」と笑う通り、首元の飾りや細かなコサージュに至るまで、拓也の美学が詰め込まれている。

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新曲が初披露された記念のコンサートだったが、福岡生まれ、蒲田育ちの翔司にとって、この日のステージはより特別だった。

「僕は蒲田が地元なので、本当に感無量でした。アプリコのステージにいつか立ちたいと思って歌手活動を始めて、あの日、その夢が叶いました」

しかし、感動の裏側には、かつてないプレッシャーもあった。

「新曲を初披露する時は毎回そうなんですが、あの日はとにかく緊張しました。今回の楽曲は、これまでのどの曲よりも練習を重ねて臨んだんです。それだけに早く聴いてほしいという自信もあったのですが、2階席に作曲の杉本眞人先生がいらっしゃっていて……。先生の前で、しかも初披露で、さらに今回こだわったダンスも先生に見てもらうのは初めてだったので、今までにないプレッシャーがありました。でも、ファンの人がすごく盛り上がってくれたのでよかったなと思います。最高のスタートが切れたと思います」

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作曲家・杉本眞人氏が求めた究極のユニゾン

6月3日リリースの4thシングル「イル・テンポ・パッサ~時は過ぎゆく~」は、前作「天使と悪魔の愛し方」に続き、作曲家・杉本眞人氏が手掛けた勝負作だ。哀愁漂うラテンの調べに重厚なブラスセクションが絡み合うドラマチックな構成。セクシーで力強い振り付けと相まって、視覚的にも魅せる歌謡曲として誕生した。

「前作の打ち合わせで初めて杉本先生とお目にかかる時に、拓也とも話していたんですが、杉本先生に書いていただくなら『ベサメ・ムーチョ』みたいなラテンがいいよねって。それは先生にお伝えしていなかったんですが、4枚目のシングルにラテンの楽曲が来たので、『本当によかったね』と喜び合いました」(翔司)

驚いたのは曲調だけではない。タイトルの「イル・テンポ・パッサ」という聞き慣れない言葉にも二人はめんくらったという。「イル……!? 何ですかって。普段、こんな言葉は使わないですよね(苦笑)」(拓也)。

Il tempo passa. イタリア語のIl tempoは「時」、passaは「過ぎる」という意味。作詞の朝比奈京仔氏が描いた「イル・テンポ・パッサ~時は過ぎゆく~」は、大人の情熱と背徳の世界だ。一度は別れ、他人となった男女が運命に手繰り寄せられて再会する物語。「ソファーに溶ける」「心(むね)に口づけをして」といった艶っぽい言葉が並ぶ。

「お洒落な歌詞ですが、レコーディング当日のスタジオで2番の歌詞が急に変わったり……。先生方が最後まで悩んでくださった結果、より大人でエロい歌詞(!?)に決まりました!」(拓也)

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そんな情熱的な世界観の中で、二人に課された最大のハードルが究極を目指すユニゾンだった。

「これまでの僕たちの曲は、Aメロをソロで歌い継いで、サビでハモるという形が多かったんです。ユニゾンで歌うところはほとんどなかった。でも、杉本先生がイメージしていたのは、全編ユニゾンで歌うことでした」

二人の個性を活かしたデュエット(二重奏)ではなく、最初から最後まで二人の声を重ねる。そう明かす拓也に、翔司もレコーディングでのこだわりを語る。

「先生からはユニゾンだからこそ、特にサビ頭の『パッサ』の『ッ』を強く歌うようにと指導されました。使い慣れない言葉でしたが、そこを強調することで曲に鋭いエッジが立った気がします」

レコーディング後、それぞれの個性を表現するソロパートも設けられたが、究極のユニゾンこそが楽曲の鍵となった。

拓也の真っ直ぐで鋭い高音。そして、翔司の深い地響きのような低音。全く違う二つの声が重なった時、単なる足し算ではない、まるで光彩文字のように豊かな厚みやグラデーションを持った第三の声が生まれた。それこそが、杉本氏が引き出したかった「風輪」という一つの生命体の産声だった。

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拓也の「確信」と、翔司の「渇望」。風輪は二人でひとつ

結成5年目、メジャーデビュー3年目。二人のユニゾンがこれほど安定して響くのは、重ねてきた歳月の重みがあるからだろう。しかし、今二人の見ている景色は対照的だ。

拓也は、丸2年という月日を経て、一つの「答え」を見つけていた。

「自分たちの色は何色だろうと迷った時期もありましたが、今は、自分たちが全力で走ってきた足跡こそが『風輪の色』なんだと確信しています。全曲色が違うのが風輪の魅力。これからもジャンルにこだわらず、『風輪が歌えば、それが風輪の音楽になる』と言える活動をしていきたい」

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迷いを抜けた拓也の「静かなる確信」。一方で、翔司の胸には、まだ静まらぬ炎が燃えている。

「歌もダンスもトークも、今はもっともっと自分たちのスキルを上げなきゃいけないという思いが強い。ライブを重ねるほど、自分たちの技術がまだ追い付いていないんじゃないかという葛藤があります。まだまだ、もっと高い山へ登らなければならないんです」

現状に甘んじることなく、高みを見据える翔司の「渇望」。この「確信」と「渇望」のバランスこそが、風輪を前へ、前へと突き動かす原動力。風輪は“二人でひとつ”の証明だった。

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「あなたは僕で 僕はあなたで」

そんな二人の絆を象徴する歌が、カップリング曲「あなたは僕で」だ。新曲はジャケット写真とカップリング曲が異なる5タイプが同時リリースされるが、【タイプD盤】に収録される「あなたは僕で」は当初、誰かを失った悲しみのバラードとして作られた。

しかし、二人の強い希望で内容が書き換えられた。

「失った悲しみではなく、『あなたがいてくれたから、今の僕たちがいる』という、出逢いへの感謝を伝える歌にしたかったんです」(拓也)

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冒頭の歌詞は “もしもあの時選んでなければ 歩かないはずの道”。

林業から歌手を志した拓也と、野球の夢破れマイクを握った翔司。もしあの時、違う道を選んでいたら、二人は出会うことも、風輪になることも、そしてファンと巡り合うこともなかった。

二人の絆は、衣装の細部にも宿っている。

「僕はシルバーが好きで、翔司の好きな色がゴールド。だったら同じ衣装でも装飾は金銀で分けようと。首飾りやコサージュなど意外と細かいところも、金銀で分かれているんですよ」(拓也)

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シルバーをまとう拓也と、ゴールドをまとう翔司。光を鋭く跳ね返す銀のきらめきと、熱を深く湛える金の深み。性質の異なる二つの貴金属は、対極にあるからこそ惹かれ合い、一つの炎で熱せられて融合する。そうして生まれた合金は、単体にはない、唯一無二の輝きを放つ存在となる。

「あなたは僕で 僕はあなたで」と歌われる歌詞は鏡合わせの自分たちを肯定し、支えてくれるファンへの風輪からの感謝のメッセージだった。同時に「拓也は翔司で 翔司は拓也で」と置き換えると、“風輪は二人でひとつ”という決意の表明でもあった。

「イル・テンポ・パッサ」――。

流れ去る時間の中で、二人は立ち止まらない。銀の光が道を照らし、金の熱が歩みを加速させる。二つの風が重なり、今、誰も見たことのない大きな「風輪」を描きながら。彼らは新章の坂道を一歩ずつ、しかし確かな足取りで登り始めた。その先にある、まだ見ぬ絶景を目指して。

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拓也

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翔司

【風輪】拓也と翔司からなる平均身長185センチの二人組歌謡グループ。林業経験11年の拓也(群馬県出身)とプロ野球選手を目指していた翔司(福岡県出身、東京育ち)。2021年11月、風輪結成。異色の経歴を持つ2人の思いと歌声が風に乗り、一体感という大きな輪を作ることをモットーに“風輪” と命名。2024年3月、「女神-MEGAMI-」でメジャーデビュー。2025年「第39回 ゴールドディスク大賞 ベスト・演歌/歌謡曲・ニュー・アーティスト賞」受賞。

 


2026年6月3日発売
風輪「イル・テンポ・パッサ~時は過ぎゆく~」

(タイプA盤)
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「イル・テンポ・パッサ~時は過ぎゆく~」
作詞/朝比奈京仔 作曲/杉本眞人 編曲/矢野立美
c/w「十五夜の月」
作詞・作曲/所ジョージ 編曲/沼井雅之
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91701 ¥1,550(税込)

【Amazon.co.jp限定】イル・テンポ・パッサ~時は過ぎゆく【タイプA盤】 – 風輪 (特典:直筆サイン入りメガジャケ付)

(タイプB盤)
風輪

「イル・テンポ・パッサ~時は過ぎゆく~」
作詞/朝比奈京仔 作曲/杉本眞人 編曲/矢野立美
c/w「ムーンダンス」
作詞/Litsuko 作曲/成瀬英樹 編曲/石崎光
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91702 ¥1,550(税込)

【Amazon.co.jp限定】イル・テンポ・パッサ~時は過ぎゆく【タイプB盤】 – 風輪 (特典:直筆サイン入りメガジャケ付)

(タイプC盤)
風輪

「イル・テンポ・パッサ~時は過ぎゆく~」
作詞/朝比奈京仔 作曲/杉本眞人 編曲/矢野立美
c/w「恋の罠」
作詞/白井大輔・成瀬英樹 作曲/成瀬英樹・石崎光 編曲/石崎光
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91703 ¥1,550(税込)

【Amazon.co.jp限定】イル・テンポ・パッサ~時は過ぎゆく【タイプC盤】 – 風輪 (特典:直筆サイン入りメガジャケ付)

(タイプD盤)
風輪

「イル・テンポ・パッサ~時は過ぎゆく~」
作詞/朝比奈京仔 作曲/杉本眞人 編曲/矢野立美
c/w「あなたは僕で」
作詞/酒井千尋・成瀬英樹 作曲/成瀬英樹・mee 編曲/杉山ユカリ
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91704  ¥1,550(税込)

【Amazon.co.jp限定】イル・テンポ・パッサ~時は過ぎゆく【タイプD盤】 – 風輪 (特典:直筆サイン入りメガジャケ付)

(タイプE盤)
風輪

「イル・テンポ・パッサ~時は過ぎゆく~」
作詞/朝比奈京仔 作曲/杉本眞人 編曲/矢野立美
c/w「あなたに恋してる」
作詞・作曲・編曲/田村信二
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-91705  ¥1,550(税込)

【Amazon.co.jp限定】イル・テンポ・パッサ~時は過ぎゆく【タイプE盤】 – 風輪 (特典:直筆サイン入りメガジャケ付)

「イル・テンポ・パッサ~時は過ぎゆく~」は5形態同時発売
新曲「イル・テンポ・パッサ~時は過ぎゆく~」はジャケット写真とカップリングが異なる5形態が同時リリースされる。

【タイプA】には木梨憲武プロデュース、所ジョージ作詞・作曲の「十五夜の月」が、【タイプB】には“人生たった一人のあなたに会えたから”という歌詞で始まる多幸感溢れるミディアムバラードの「ムーンダンス」が、【タイプC】には都会的な夜の匂いをまとった中毒性の高いダンサブル・ナンバー「恋の罠」が、【タイプD】には二人の歩みを映画(フィルム)に例えた、エモーショナルなメッセージ・バラード「あなたは僕で」が、そして【タイプE】には風輪初のテレビドラマ主題歌「あなたに恋してる」が収められている。

「ムーンダンス」「恋の罠」「あなたは僕で」の3曲は新曲リリースに併せて作られた。中でも「あなたは僕で」は、支えてくれるファンへの想いを象徴する楽曲ともなっている。

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