心に言葉を届けたいーー入山アキ子が目指す”私の道”

奇跡は起こる。きっと、いいことがある

 

その情緒に富んだ詞に負けない、コルネットバイオリンの音色がミステリアスな雰囲気を醸す雅なメロディーは、悪女シリーズ三部作でも入山の魅力を引き出した作曲家・大谷明裕氏によるもの。キーもこれまでに比べるとかなり低めになった。

「最初いただいた時は今よりも高めのキーをいただいていたんです。キーを決める時に、大谷先生がだんだんと下げて、私の声のいちばんいいところを探ってくださいました。ただ、低いキーって抑揚をつけるのが難しい! 苦手意識があったんですけれど、この曲に関しては絶対それが良さに変わって行くぞって思いました。これは、自分への挑戦。この歌がまた私を違う世界へ連れて行ってくれるような、そんな気がしてならないんです」

そして、緊急事態宣言の解除を待って行われたレコーディングで、入山はずっと信じてきた“歌や音楽に心を救われる”という奇跡を身を持って感じたという。

「イントロもアレンジもとっても素敵でした。演者の方も自粛の期間でしばらく仕事が中断した後の再開の日で、密を避けながら集中して短時間でやろうという、すごくそれぞれの方の思いが詰まったレコーディングでした。私も本当にすっと入れたというか、いい経験をさせてもらえたと思っています。しかも、自分の誕生日に発売できるかもという希望もあって、仕事が今は一個もなくてもきっといいことがある!って、これまでに何度も自分の目で見てきた“奇跡”を信じることができました」

 

“よりそいホットライン”と同じく、入山は自粛期間中から毎日必ずブログで「入山アキ子のつれづれ日記」という声のメッセージを発信している。
インターネットの勉強や慣れない編集作業に奮闘する日々だが、歌手としてより成長し、舞い上がる日を信じて、挑戦を続けている。

「自粛期間は悪いことばかりではなくて、ずっと仕事最優先で音楽に向き合う時間がなかなかなかった私にとってのプレゼントでもあったかなと思います。感性を磨く時間になりました。これからも一つひとつ、一歩一歩、できることを笑顔を忘れずにやっていきたいなと思います。皆様に何かをお伝えできる、そんな歌い手になるために、“歌と看護と入山アキ子”。自分の持っているものをフル活用して“私の道”を模索していきたいですね」

 


2020年9月9日発売
入山アキ子「月に笑う蝶」

「月に笑う蝶」 
作詞/緑子 作曲/大谷明裕 編曲/伊戸のりお  
c/w「笑顔の花が咲くように」  
作詞/入山アキ子 作曲/大谷明裕 編曲/伊戸のりお  
テイチクエンタテインメント TECA-20047 ¥1,227+税

「月に笑う蝶(DVD付)」  
テイチクエンタテインメント TECA-20048 ¥1,409+税

話題となった悪女シリーズ三部作を経て、新たな世界観に挑戦した入山アキ子の新曲「月に笑う蝶」は「どん底」や「「刃月(やいばづき)」など鮮烈で鋭い言葉が印象的だが、「でも絶望ではなく、最後の『舞い上がれ』という言葉が希望を感じさせます。”がんばれ、がんばれ”というのだけが励ましじゃない。どん底の時だってあるけれど、ひとすじの光を探して生きていきましょう。私も一緒だから、という思いを込めました」(入山)。カップリング曲「笑顔の花が咲くように」は、入山自身が作詞を手がけた温かいメッセージソング。「今まで一緒に歩んできた皆様と笑顔になりたいという気持ちを素直に綴りました」(入山)。入山の心がじんわりと伝わってくる2曲だ。


Profile
入山アキ子(いりやま・あきこ)
9月9日、山口県生まれ。防衛医大病院の看護婦(胸部外科主任)として働く傍ら、数々のカラオケ大会に出場し好成績を収める。同郷の作曲家・鈴木 淳氏に師事しレッスンを重ね、2004年、憧れの歌手である故・村上幸子の代表曲「不如帰」のカバーで歌手デビュー。2008年、テイチクエンタテインメントに移籍し「ザンザ岬」でメジャーデビューを果たす。モットーは、「歌も看護も心から」。看護師の経験を生かし、健康講座や“元気・笑顔・つなごう99”として、を掲げ、病院や施設など99カ所を目標に慰問活動を起こっている。2018年5月より、月刊「あいらいふ」で、日用品を使った認知症予防エクササイズを連載中。また、高齢者の健康づくりを目的として、自身の代表曲のひとつ「悪女の季節」体操(監修・体操考案:女子栄養大学・金子嘉徳 先生)をテイチクチャンネルにて公開中。

「歌と笑顔を施設・病院の皆様にお届けしたい」 入山のモットー「歌も看護も心から」を実践するべく、99カ所を目標に、”元気・笑顔・つなごう99”と名付けた施設訪問を行なっている。

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