五木ひろし「遠き昭和の…」 元気でいるかい?

今の時代を歌う

――カップリング曲として2曲が収録されています。一曲は「365本のひまわり」、もう一曲は「愛は永遠に」です。「365本のひまわり」は作詞家の田久保真見さんが、コロナ禍で社会が疲弊している時だからこそ、みんなを励ましたいという思いでつくられたとか。

五木 ひまわりは、夏に向けて咲いていきますが、詞を読んで、勇気と笑顔を届けてくれる歌詞だなと。そう思いながらギターを弾き始めたら、最初から最後まですっとメロディーが浮かびました。一生懸命頑張ればきっといいことがある、という思いが詞に込められていて、詞が私にメロディーをつくらせたんでしょうね。哀愁と同時に明るさを表現したアレンジの曲となりました。

――「愛は永遠に」はいかがですか?

五木 洋楽のバラードがヒントになりました。自粛生活のなか、Netflix(定額制動画配信サービス)などで映画を観たり、音楽を聴いたりする時間があり、たまたま大好きだったバーブラ・ストライサンドのライブコンサートを観ました。彼女の曲を聴いているうちに、洋楽の雰囲気のあるバラードを歌ってみたいと思って、私なりのバラードの一曲をつくりました。まさに自宅にいたからできた曲ですが、若草 恵さんによるストリングス(弦楽器を使った演奏)のアレンジがまた素晴らしいので、そこも聴いてもらえれるとうれしいですね。

――詞の内容についてはいかがですか?

五木 とてもドラマチックで、映画のワンシーンが浮かぶようです。人にはつねに出会いと別れがあります。愛とはその繰り返し、積み重ねです。私自身、過去を振り返ってみると、両親や姉との別れがあり、でも、思いは変わりません。別れは悲しいけれど、愛とは永遠なんだということを伝えたいと思っています。

――新曲「遠き昭和の…」をリリースした、現在の気持ちは?

五木 前回、東京オリンピックが開催された1964年に歌手になり、本来であれば歌手人生のなかで2度目のオリンピックを東京で味わう予定でした。しかも、今年は“五木ひろし”として活動して50周年という節目の年でもありました。昨年からいろんなことを考え、おおいに私も盛り上がりたいし、日本中が盛り上がればいいなと思っていました。ですが、まさかこんなこと(新型コロナウイルスの感染拡大)になるとは、誰も予想できなかったと思います。そういう意味では、3曲それぞれに思いがありますが、今の時代にとてもぴったりな作品になったと思います。

――少しずつですが、エンタメ業界も動き出してきました。

五木 これまで何十年も突っ走ってきましたから、休むことも大事だなと思う今日この頃でした。ですが、もう十分に休みましたから、一日も早くステージで歌いたい。それだけが願いです。

「歌をお届けして、それがお客様の元気につながったらいいですね」と、ステージへの思いを語る五木は、8月20日、東京・墨田区のすみだトリフォニーホールで「五木ひろし 50周年記念シンフォニックコンサート」のステージに立つ。また9月1日~2日には、東京の浅草公会堂で、「ITSUKIモデル 弾き語りライブ」を行う予定だ。どちらも新型コロナウイルスからの感染防止策を実施してのステージとなるが、期待感は大きい。

「いろんな形で皆さんに歌を届けたいと思って、YouTubeの公式チャンネルを本格的に立ち上げました。ただ、やはりお客様の近くで歌いたい。ずっと我慢していた分の何倍ものエネルギーをお届けしたいと思っています」(五木)

 


INFORMATION

8月20日

新日本フィルハーモニー交響楽団特別演奏会
五木ひろし 50周年記念シンフォニックコンサート

時間=18:30開演(18:00開場)
会場=すみだトリフォニーホール
※3月7日に予定されていたコンサートの振替公演

■ライブ配信決定

「五木ひろし 50周年記念 シンフォニックコンサート」は、ticket board(チケットボード)によりライブ動画配信(有料)が行われる。当日は18時10分ごろから特典映像も視聴できる。8月31日まで視聴可能な見逃し配信あり。

視聴チケットは2種類

ライブ動画&見逃し配信(アーカイブ配信)視聴チケット
見逃し配信(アーカイブ配信)視聴チケット(8月21日より販売)

詳細は新日本フィルハーモニー交響楽団公式ホームページまで

▼「契り」(五木ひろしと新日本フィル弦メンバーVer.)

▼【遠き昭和の…】五木ひろし feat.新日本フィルハーモニー交響楽団

五木ひろしと新日本フィル弦メンバーによる演奏で、五木ひろしが「契り」「遠き昭和の…」を披露している。歌唱のあとはチケットの購入方法が動画で説明される。

視聴チケット購入方法

詳細は新日本フィルハーモニー交響楽団公式ホームページを参照。

9月1日~9月2日

ITSUKIモデル 弾き語りライブ
今できること―ソーシャルディスタンス コンサート
スペシャルサポート坂本冬美

9月1日
時間=14:00開演
9月2日
時間=1回目 11:00開演/2回目 15:00開演
会場=浅草公会堂

公演の詳細はこちら

■ライブ配信決定

91日に開催される  ITSUKIモデル 五木ひろし 弾き語りライブ  が有料で生配信されることになった。配信は、ZAIKO(ザイコやローチケライブストリーミングによる。

視聴チケットは2種類

★ライブ動画&見逃し配信視聴チケット
※ライブ配信後も視聴期間内であれば何度でも視聴可
★見逃し配信(アーカイブ配信)視聴チケット

視聴チケット購入方法

★ZAIKO (https://aiesu.zaiko.io/e/itsuki) (要会員登録)
★ローチケライブストリーミング(https://l-tike.com/itsukilive/)(要会員登録)

販売期間や視聴期間などの詳細は、五木ひろし公式ホームページを参照
https://www.itsuki-hiroshi.co.jp/

 


2020年7月8日発売
昭和の時代を懐かしむ
五木ひろし「遠き昭和の…」

五木ひろし「遠き昭和の…」

「遠き昭和の…」
作詞/高田ひろお 作曲/杉本眞人 編曲/義野裕明
c/w「365本のひまわり」
作詞/田久保真見 作曲/五木ひろし 編曲/猪股義周
c/w「愛は永遠に」 
作詞/田久保真見 作曲/五木ひろし 編曲/若草 恵  
ファイブズエンタテインメント FKCM-45 ¥1,364+税

「遠き昭和の…」は小林 旭が2010年に発売した同曲のカバー。五木ひろしがしみじみと心を込めて歌い上げている。令和の時代になって、よりいっそう遠くなった「昭和」の時代を懐かしく振り返る作品だ。カップリング曲の「365本のひまわり」はコロナ禍により、自粛生活を余儀なくされているすべての人に、元気と勇気を届けたいという思いが込められた曲。もう一曲のカップリング曲「愛は永遠に」は洋楽のバラードをイメージし、「愛」と「永遠」という人類恒久のテーマを壮大なアレンジで仕上げた。どちらも五木がメロディーを手がけた。

関連記事一覧