Kenjiroの切なくも美しい歌世界~新曲「霧笛のララバイ」~

男らしくも繊細な歌声で聴く者を魅了するKenjiro が、8月18日に新曲「霧笛のララバイ」を発売する。哀しい別れに傷ついた心を癒やすように聴こえてくる霧笛。美しいメロディーに乗せて切ない女心を歌い上げる。カップリングは、前作「母の詩~白いカーネーション~」をアコースティックバージョンを収録。趣の違う2曲でKenjiroの歌世界を見せつける。

心に秘めた情熱のある大人の歌

Q 新曲「霧笛のララバイ」はどのような曲でしょうか。

Kenjiro マイナー調で三連の心地良い曲です。今回初めて大谷明裕先生に作曲をしていただきました。大谷先生らしい、フォークタッチの素晴らしいメロディーで、自分で歌っていてもとても気持ちがいいですね。大谷先生のデモテープを聴かせていただいた時、先生がとてもお上手で感動しました。

Q 愛する人の去った部屋でひとり聴く霧笛は、寂しい心に寄り添って慰めてくれるララバイ(子守唄)。切なくも情景が目に浮かぶような詞の世界ですね。

Kenjiro 本当に、大人の歌だなと……。そして悲しいけれど心に秘めた情熱のある世界観だと思います。

Q 今回は女性目線の楽曲ですが、主人公の心情表現や「今回はこの部分をこう心がけて歌った」など、とくに歌唱で意識したり工夫したり、新たに挑戦したポイントはありますか。

Kenjiro サビから盛り上がり、そして最後のロングトーンがこの曲の一番の聴きどころだと思っているのですが、サビの部分にしっかりとメリハリが出るように前半は抑えめに歌いました。そして繰り返しのハーフの最後は、感情を大きく出すように心がけました。

Q レコーディングはどのような雰囲気で進められましたか?先生方から何かアドバイスなどはありましたか?

Kenjiro 今回はとても和やかなレコーディングでした。前半はどのように表現したらいいのか先生方に確認をして、後半はしっかり歌えるようにしました。初めてご一緒させていただいた大谷先生からは、自分では気づかない癖など、違った視点からアドバイスをしていただき、良い意味で灰汁が抜けたような歌い方ができたのではないかなと思います。

Q カラオケで一般の方が歌う際のアドバイス、上手に歌うコツなどがあれば教えてください!

Kenjiro 前半の部分は軽い感じでサラッと歌い、「♪今夜も~」から、しっかりと大きく歌ってください。最後のロングトーンの後、低い音をしっかり捉えて言葉を噛み締めるように歌い終えていただけたらと思います。

 

“ウタノチカラ”を信じて

Q カップリング曲は「母の詩(うた) ~白いカーネーション~アコースティックバージョン」。こちらは昨年発表された作品のアコースティックバージョンとなりますが、その経緯をお聞かせください。

Kenjiro 昨年発売させていただきましたがコロナ禍の中、なかなかキャンペーンができませんでした。とてもいい作品なのでもっとたくさんの方に聴いてほしいという思いから、アレンジを変えて収録させていただきました。長く歌っていきたい作品です。

▲「母の詩(うた)~白いカーネーション~」(full ver.)MV

Q アレンジ、そしてギター演奏は斉藤功先生ですが、レコーディングなどはいかがでしたか。

Kenjiro 今回、初めて演奏と同時に歌を録音して曲の世界観を表現しました。緊張感もあり、とてもいい経験ができました。

Q 最後に、オトカゼの読者やファンの皆さんへメッセージをいただけますでしょうか。

Kenjiro 「霧笛のララバイ」はメリハリのある三連の作品です。男女問わずたくさんの方に歌っていただきたいですね。「母の詩(うた) ~白いカーネーション~アコースティックバージョン」は、いつか誰もが経験するであろう作品。聴いて何かを感じとっていただけたら幸いです。今、このような状況の中で今まで通りとはいきませんが、ひとりでも多くの方に歌が届けられるように一歩一歩できることから広げていきたいと思っています。“ウタノチカラ”を信じて、「いいね」と言っていただけるよう頑張ってまいりますので、Kenjiroをよろしくお願いいたします!

 

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2021年8月18日発売
Kenjiro「霧笛のララバイ」

「霧笛のララバイ」
作詞/円香乃 作曲/大谷明裕 編曲/金沢重徳
c/w「母の 詩~白いカーネーション~アコースティックバージョン」
作詞/円香乃 作曲/南乃星太 編曲/斉藤功
テイチクエンタテインメント TECA-21041 ¥1,350(税込)

Profile
Kenjiro(けんじろう)
1974年11月12日、大阪府生まれ。幼い頃から歌手を夢見て数々の大会やイベントに出場。中学生の時、「スターは君だヤング歌謡大賞」で優秀歌唱賞を獲得。同チャンピオン大会にて審査員特別賞を受賞。高校卒業後も参加した多くの大会でチャンピオンに輝き、サラリーマン生活を経て、2009年「冬恋かなし」で歌手デビュー。その後、テイチクエンタテインメントより、2012年「口約束」でメジャーデビューを果たす。以来、端正なマスクと甘い歌声でカラオケファンに愛される作品を歌い続けている歌謡界注目のホープとして活躍中。

Kenjiroオフィシャルサイト

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