
13年目を迎えた大江裕、さらなる飛躍を懸けた勝負曲「登竜門」で男の誓いを歌う
「夢は叶えるためにある」。4月21日に大江裕の新曲「登竜門」が発売となった。2009年、「のろま大将」で歌手デビューを果たし、まさに自らの夢を叶えた大江が、諦めず前向きに夢を追うすべての人々に、この曲を通してエールを送る。
Q 今回の新曲「登竜門」はどのような歌でしょうか。
大江 夢に向かって生きる男の心を歌った力強い曲です。初めて聴いた時、本当に男らしくてかっこいい演歌をいただいたなとうれしかったです。
Q 中でもとくに、大江さんが好きな箇所はありますか。
大江 イントロで響く※口琴(こうきん)の音色は好きですね。歌詞では、「他人の百倍 努力して 夢は叶える ためにある」という言葉がとても胸にグッときました。
※口琴とは、現代ではジューズハープやマウスハープと呼ばれるのが一般的な楽器で、「枠」と「弁」でできている。口にくわえるかまたは口に固定し、弁を指で弾いたりひもを引いたりして振動させ、その振動音を口腔内などで共鳴、変化させて音を出す。独特な音色は効果音のひとつとしてテレビや映画などでも多く使用されている。
Q カラオケで「登竜門」を一般の方が歌う際のアドバイス、上手に歌うコツなどがあれば教えてください。
大江 1番から3番までの最後の歌詞でタイトルでもある「登竜門」という言葉をていねいに歌っていただけたらと思います。ここはとくにこの曲の聴きどころです!
Q CDジャケットの題字は、兼ねてより親交のある六代目片岡愛之助氏より贈られたものだそうですね。
大江 そうなんです。以前より女優の藤原紀香さんと仲良くさせていただいておりまして、紀香さんの旦那様である愛之助さんが、歌舞伎の※「鯉つかみ」という演目も演じてられていたことも重なりまして、今回書いていただきました。とても光栄です。
※「鯉つかみ」とは、主人公が鯉の精と水中で格闘するさまを主題とした歌舞伎狂言の演目のひとつ。舞台一面にたたえた本水(ほんみず)を使った粋で派手な演出で人気がある。
Q タイトルにもなっている「登竜門」とは、“立身出世につながる難しい関門。また、運命を決めるような大切な試験のたとえ”のことですが、大江さんがこれまでの人生で経験した「登竜門」のエピソードがありましたら教えてください。
大江 僕は幼い頃から北島三郎先生の歌を聴いて育って、いつか先生のような“人を感動させることができるような歌手になりたい”という夢を持っていました。でも周りからは、『歌手になるのは無理だよ』と言われていました。ですが、ある番組に出ることになり北島先生と出会う夢が叶って、さらには北島先生の事務所にお世話になることができました。
Q そして、2009年に「のろま大将」で歌手デビューの夢も叶えられて、今年13年目を迎えられました。今後の歌手活動について、そしてプライベートでの抱負や目標、挑戦したいことなどありましたら教えてください。
大江 そうですね。このご時世ですので、リモートでの活動やYouTubeなど色々なことに挑戦したいと思います。そして新曲は聴いても歌ってもとてもいい曲です。この曲を今年、そしてこれからも感謝の気持ちを込めて歌ってまいります。応援のほどどうぞよろしくお願いいたします。
2021年4月21日発売
小さな鯉でもいつかは竜になる
大江裕「登竜門」

「登竜門」
作詞/伊藤美和 作曲/徳久広司 編曲/南郷達也
c/w「ありがとうの空」
作詞/もりちよこ 作曲/原譲二 編曲/遠山敦
日本クラウン CRCN-8398 ¥1,350(税込)
デビュー13年目を迎えた大江裕、昨年の「泥んこ大将」から約1年ぶりとなる新曲「登竜門」は、作詞家伊藤美和と作曲家徳久広司のコンビによる作品。夢を叶えるためには越えなければならない難しい関門をで意味する“登竜門” をテーマにした、前向きで力強い一曲だ。CDジャケットの題字は、かねてより親交のある六代目片岡愛之助氏の筆によるもの。
Profile
大江裕(おおえ・ゆたか)
1989年11月16日、大阪府生まれ。演歌好きの祖父の影響で幼い頃から北島三郎の歌を子守唄代わりに育ち、「いつか人を感動させることができる歌手になりたい」という夢を抱く。TBS『さんまのスーパーからくりTV』のかえうた甲子園で注目を浴び、北島三郎の内弟子の経験を持たない初めての北島ファミリーの一員として、2009年「のろま大将」で歌手デビュー。2018年からは兄弟子でもある北山たけしとユニット”北島兄弟”としても活動中。舞踊と将棋好きとして知られているが、ストール収集も趣味のひとつでコレクションしている。